表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/53

ウイルス

美香ちゃん視点の、ヨミヤちゃん観察日記のような、感想文のような、そんなお話です。


一週間……何をしていたかというと……な回です。


※順不同なので今回から読み始めていただいても大丈夫です。


挿絵(By みてみん)

 キーン コーン カーン コーン……


「おはよう、美香ちゃん!」


「うん! おはよう、さゆりちゃん!」


 今日も一日がはじまるよ。


 すっかり寒くなって、お布団から出るのが少しおっくうだったけど、とってもお天気が良くて素敵な一日になる予感がするなぁ。


 それに、最近は学校がすごく平和なの! それはなぜかと言うと……


「美香ちゃん、ヨミヤちゃんってまだお休みなのかな?」


「うん、インフルエンザらしいから、もうしばらくお休みかもね」


 そう、ヨミヤちゃんがインフルエンザにかかってしまったの!


 先週様子がおかしくって、ずっとボーっとしてたんだ。


 話を聞いてもぽやぽやしてて、体が痛いとか、熱っぽいって言ってたんだけど、まさかインフルエンザだなんて。


 すっごく心配だよ、ヨミヤちゃん。


 でも、ヨミヤちゃんには申し訳ないけれど、ヨミヤちゃんのいない学校はとっても平和だったよ。


 だって授業をかき乱す人もいないし、ヘンテコなことで騒ぐ人もいないし、とにかく平和な毎日だったよ。


 もちろん早く治ってほしいけど……でもでも、もう少しだけ休んでてもらっても良いような……そんな複雑な気持ちだよ。


「うむ! 久しぶりだのう、皆の衆!!」


 おやや? この声はもしや!


「あ、ヨミヤちゃん、おはよう!」


「うむ、元気にしておったかの? さゆりよ」


 やっぱりヨミヤちゃんだったよ。インフルエンザ、治ったんだね。


 うん……嬉しいよ……本当に……


「おや? 美香よ、せっかく私が復活したというのに、あまり嬉しそうではないのう?」


 ギクリッ!


「そ、そんなことないよヨミヤちゃん。元気になってよかったよ!」


「そうであろうな、盟友の復活なのだからのう」


 危ない危ない。ヨミヤちゃん、時々変に勘が鋭いから困るよ。


「インフルエンザはもう良いんだ?」


「もちろんなのだよ! あの程度のウイルス連中、私にかかれば瞬殺だったのだよ」


 そっか、瞬殺だったんだね。


 一週間近く休んでたけどね……


「昨日などはすっかり元気だったからのう、あてどもなく商店街をブラブラとしておったのだよ」


 それはダメだよヨミヤちゃん。学校を休んでるんだから、お家でゆっくりしないとだよ!


 まあでもとにかく。


「元気になって良かったね、ヨミヤちゃん」


「うむ……うむ?」


 あれれ? 何だか突然歯切れが悪いよ。


 それにお顔がぽやぽやして少し赤いような?


「ヨミヤちゃん、どうしたの?」


「うむ……何やら体の節々が痛くてのう……インフルエンザの後遺症かの?」


 はて? そんな後遺症は聞いたことがないけど。


「それに、なにやら熱っぽい気がするのう。インフルエンザを思い出すのう……」


 熱っぽいって、何だか嫌な予感がするよ。


 ちょっとおでこを失礼して、どれどれ……って、熱!


「ヨミヤちゃん、凄く熱いよ!」


「はっはっはっ、何を言っておるのか美香よ。そんなはずはないのだよ?」


 ヨミヤちゃん、本当はインフルエンザが治ってないんじゃ?


 あ! もしかして……


「ヨミヤちゃん、またインフルエンザにかかったんじゃない?」


「いやいや、治ったばかりなのだよ? それはないのだよ」


 うん、それは知ってるよヨミヤちゃん。でもね……


「ヨミヤちゃん、インフルエンザってA型とB型があってね、どっちもにかかる人もいるんだって」


「なん……だと……げほっ……!?」


 咳までしてるよ! 


 体が痛くて、熱があって、咳までしてて、もう確定だよこれは。


 弱ってるのに、外に出たりするからそうなるんだよ。


 もう! お騒がせなんだから。


 インフルエンザには気をつけようね、ヨミヤちゃん。

ここまで読んで下さりありがとうございました。次話もよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ