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PANCHIRA

美香ちゃん視点の、ヨミヤちゃん観察日記のような、感想文のような、そんなお話です。


今回はヨミヤちゃんの素敵なものが見えている回です。


※順不同なので今回から読み始めていただいても大丈夫です。


挿絵(By みてみん)

「おはよう!」


「おはようわぁ!?」


 朝からビックリ!


 ヨミヤちゃん、今日はいつもと様子が違いすぎるね。


 なんてったって、ヨミヤちゃんの後ろに男子がたくさんついてきてるんだもの。


「お、おはようヨミヤちゃん、今日はたくさん人を引きつれて、一体どうしたの?」


「うむ、それが私にも良くわからぬのだよ。こやつら勝手に私の後をついてくるのだよ」


 勝手に? それは本当に不思議な話だね。


 何だか皆、目がぽやっとしている気がするし、様子がおかしいにもほどがあるよ。


「皆、どうしてヨミヤちゃんの後ろをついて回るの?」


「あぁ、いや、別に……」


「何でもないよな……」


「うん、何でもねえ……」


 そっか、何でもないなら良かった……って、そんなわけにはいかないでしょ!


 皆モゴモゴしゃべっちゃって、明らかに様子がおかしいんだもの。何だかこっちまでモヤモヤするよ。


「ヨミヤちゃん、皆の様子がおかしいんだけど、本当に何もしてないの?」


「うむ、特に変わったことは……いや、待てよ?」


 おやや? ヨミヤちゃん、何か心当たりがありそうだよ。


「もしかすると、私が新たな力に目覚めてしまった、という可能性があるのう」


「新たな力?」


「美香よ、この者たちを見よ。皆男子であろう? これは恐らく、私の"魅了"の力が目覚めた結果なのかもしれぬ」


 魅了かー……なるほど、全くわからない。


 ヨミヤちゃんにはそんな力があるの? 確かにヨミヤちゃんはとっても可愛いけど、魅了っていうと大げさだと思うんだけどな。


「それにしても困ったのう、こんなにも沢山のしもべは必要ないのだかのう。魅了しすぎるのも問題だのう」


 しもべ……


 ヨミヤちゃん、別に男子たちはしもべになったわけじゃないと思うよ。それからそのドヤ顔はちょっとだけイラっとくるよ。


「まあとりあえず、トイレに行ってこようかの」


「ヨミヤちゃん。男子の前では、あまりそういうことを大きな声で言わないようにしようね」


 堂々とトイレに行くって、ヨミヤちゃんは恥ずかしくないのかな?


 うーん、ヨミヤちゃんと一緒に、男子たちもゾロゾロと教室を出ていくよ。


 皆ヨミヤちゃんの後ろにピッタリついて回って、そんなにヨミヤちゃんのことが好きなのかな?


 可愛いのはわかるんだけどね。綺麗な髪の毛に、フリフリのお洋服でしょ。それから可愛い白のパンツと……


「パンツ!?」


 何てことなの! ヨミヤちゃん、スカートがめくれあがってパンツが丸見えじゃない。


 それは男子もついて回るよ! だって可愛いヨミヤちゃんのパンツがずっと見えてるんだもの。


「ヨミヤちゃん! 後ろ、パンツが見えてるよ!!」


「うむっ、何だと!?」


 良かった、ヨミヤちゃんも気付いてくれたよ。


「本当ではないか、これはいかんの!」


 うんうん、ちゃんとスカートも綺麗になったし、これでパンツが見える心配もなくなったね。


「「「「「「「「「「チィッ」」」」」」」」」」


 えぇー!? 男子からいっせいに舌打ちされたよ。


 何だかすっごく睨まれてるし、良いことをしたはずなのに、何でこんなことになるの!


 もう! そもそも黙ってる男子も悪いんだからね!!


「皆、サイテー!!」


 男子ってこんなのばっかり!


 女の子の敵は許さないんだもんね!!

ここまで読んで下さりありがとうございました。次話もよろしくお願いします。

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