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適正を認められました。

俺はふと気付くと、暗闇の中に居た。


10mほど先だろうか、小さなり灯が壁面についており、周囲を照らしている。

しかし、照らし出されているのは半径3mほどであり、俺の周りは暗闇に包まれていた。

そして俺は、その明るみをボーっと眺めている状態だった。


未だに意識がはっきりせず脳が重いが、なんとか状況を思い出そうと試みる。


「えっとここは・・・」

「あぁそうだ、俺が整備役として転写されたダンジョンだっけ・・・」

「うわーまだだるいなぁ・・・とりあえず横になりたい・・・」


「・・・?」

「ダンジョン?え?」


俺が生活していた20世紀日本は、こんなダンジョンなんて存在しえない。

焦って脳を動かそうとしてパニックにおちいる俺。

しかし、必死に状況を思い出そうとすると、パパパッと理解する事ができた。


*** 経緯 ***

*俺はハロワで職業興味調査(無料)を受けていた。

*職業興味調査を監視していた異世界のダンジョン主に適正を認められた。

*そのダンジョンの主が俺の意識をコピって魔物に転写した。

*俺の役目はダンジョンの整備。

*最低限の必要知識は、魔物への転写時に追加された。(この記憶も含む)


なにこれ怖い。

就職活動してますよアッピルのために受けた職業興味調査でこんな事が起こるなんて・・・


疑問は解決してパニックは収まったが、これまで生きてきた世界の事が気になった。

特にPCのDドライブの中身を思い出して不安になったが、次の事が頭に浮かんで安心した。


*意識がコピられただけなので、元の世界の自分は居なくなったりしていない。


がんばれ元の世界の俺。

俺は俺でがんばるから。

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