人外転生狼として生きる道
だんだんと周りが明るくなってきな、そう思って目を開けてみるととそこは森だった。 周りをいくら見渡しても木 木 木 と木しかない森に俺は居た。ここはどこだ?
「グルルゥ」
グルルゥ? なんか今変な声が出なかったか?俺は今「ここは何処だ?」と声を出そうと思ったのに、犬みたいな声が出たぞ? まぁ気のせいかな... さてここはほんとに何処なんだ?ちょっと歩いてみるか。..............アレ?なんだか目線が低いな、それに手がない。手というか前足みたいのが生えてるぞ?それに綺麗な銀色をした毛並みが見えるぞ、あとこの前足の先に立派な爪が3本あるし....うぇ?ほんとに分からなくなってきたぞ。ちょっと自分をしっかり観察してみよう
〜〜〜1時間後〜〜〜
あぁアレだ俺は狼に転生してらぁ........じゃねぇだろ!!ふざけんなよ!なんで狼なんだよあの女神様人間に転生させてくれるんじゃねぇのかよ?! これはマジ女神様フ〇ックですわ〜、てかそう言えばなんか女神さま最後の方に【ステータスオープン】とか言えとか言ってたな、まぁ物は試しだ言ってみるかな。
「【ステータスオープン】」
ステータス
名前 ギン
性別 メス♀
種族 フェンリル
年齢 10歳
レベル 1
HP 950/950
MP 900/900
攻撃力 890
守備力 1000
魔攻 1500
魔防 1000
スキル
【創造魔法】Lv.1【鑑定】Lv.1【完全理解】【風属性魔法】Lv.1【言語理解】【狼王の威圧】
称号
【転生者】【狼王】
ちょっとまて色々ツッコミたいとこがある、いやねぇまさか狼とか言ってたけどフェンリル?!俺フェンリルに転生してるの?!!アレだよね、フェンリルって狼の王様だよね?まぁ称号に狼王ってあるしそうだよね。 だとしてもフェンリルの件は1000歩譲ったとして、ステータスの2行目 性別 メス♀ってなんだよ! まさか女なの俺?! 女の子に転生しちゃったの?
さわさわ ない男の称号のイチモツがない....
そんなことをやっていると奥の茂みの方からガサガサという音が聞こえた
「ガウガウア?」
「誰かいるのか?」と言おうとしたらフェンリル何だから当然日本語を喋れるわけもなく落ち込んでいると、茂みから出てきたのは体長5メートルはあるであろう、フェンリルだった。ワンチャン親じゃね? などと思っていると
「ガウガウァ」
いや喋りかけられても分からないっす...
俺はそんなんとを心に中でツッコミながら思っていると、頭の中に機械音の声が聞きえた
(スキル【言語理解】を発動しますか? Yes/NO)
あっはい勿論Yesで
(常時発動もしくは任意発動しますか? Yes/NO)
それもYesで、そしたらおそらく親フェンリルの言葉が分かるようになった。
「やっと起きたかい。いつまでお前は寝てるつもりだい?」
やっぱり親だったか、てか名前も何もわからないからとりあえず【鑑定】するかな。声に出すと怪しまれそうだから心の中でっと。(【鑑定】)
ステータス
名前クロード
性別 オス♂
種族 フェンリル
年齢 100歳
レベル 500
HP 25430/30000
MP 2051/3000
攻撃力 89200
守備力 55200
魔攻 80520
魔防 78900
スキル
【風属性魔法】Lv.5【土属性魔法】Lv.3【飛爪】Lv.6【威圧】Lv.4【身体強化】Lv.8【風耐性】【土耐性】【精神耐性】【毒耐性】【麻痺耐性】【石化耐性】【威圧耐性】【狼王の威圧】
称号
【狼王】【魔物の殺戮者】
つ...TUEEEE、何だこのステータス俺の親強すぎるだろっLv.500って....途方もないな。称号にもなんか物騒なものもついてるしなんだよ【魔物の殺戮者】ってどんな称号だよ、まぁなんとなく予想はつくけどね 俺の父親の名前はクロードっていうんだな覚えておかないと。
するとまた奥の方から音が聞こえた
「ギンやっと起きたのかい? 早く狩りに行くわよ」
そう言って出てきたのは父親と比べると少し小さい...と言っても全長4メートルは有るだろうフェンリルだった。
多分俺の母親だろう まぁ取り敢えず【鑑定】っと
ステータス
名前 リサ
性別 メス♀
種族 フェンリル
年齢 95歳
Lv. 457
HP 23500/25000
MP 1940/2000
攻撃力 53700
守備力 50120
魔攻 95480
魔防 84500
スキル
【風属性魔法】Lv.7【土属性魔法】Lv.5【飛爪】Lv.4【威圧】Lv.3【身体強化】Lv.5【風耐性】【土耐性】【精神耐性】【毒耐性】【麻痺耐性】【石化耐性】【威圧耐性】【狼王の威圧】
称号
【狼王】【魔物の殺戮者】
おっふ...またバケモノが出てきたなやっぱりこのフェンリルは母親で間違ってなかったな。ほうほう父親は肉弾戦の方が得意で、母親は魔法の方が得意そうだな。まぁおそらくどっちもスゲー強いんだと思うけどね、てかさっき狩りに行くとか言ってたな狩りに行くのかな?もしかしてステータスのHPとMPが減っているのはさっき少し狩りをしてきたのかな?
「父さんと母さんは狩りをしてきたの?俺も行きたいんだけどっ」
「勿論お前も行かせるよ、お前は今日から狩りを出来る年齢になったんだからやるんだぞ」
と父親のクロードがいい、母親のリサは
「今日が初めてなんだからあまり長くはやらないわよ。だけど獲物の狩り方ぐらいは今日覚えてもらわないと頑張ってねギン。」
フェンリルの中にはある程度の年齢にならないと狩りに出してもらえないキマリが有るのだろう。そしてそのキマリが今日俺が誕生日を迎えたことによって解放されたらしい。両親がこんなに強いんだから相当のことが無い限り大丈夫だろう
このような心の中での おごり があったからあんなことになってしまうなんて今の俺は知る由もなかった。