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僕と茶道と異世界と  作者: 茶柱 タツロウ
時の神 クロノス編
11/27

君の名前は

眠いので書くこともありません

みんなたくさん寝ようね。




11話です

「へぇ、やっぱりあんたも私と同じなんだ」


今俺たちは彼女の隠れ家に来ている。


「そうだね、えっと……」


「あ、私としたことが自分の名前を名乗るのを忘れてた!てかあんたの名前から教えなさいよ!」


なんで俺こんなに怒られてるんだろう。

まぁここは俺が大人になろう。


「まだ言ってなかったね。俺の名前は釜田 祐介

茶道部だよ」


「冴えない名前してんのね〜。まぁいいわ私の名前も教えてあげる。私の名前は朝霧あさぎり)沙月さつき)、家庭科部よ!覚えときなさい」


「予想以上に面倒くさそうな子だな、祐介」


「うん、グリンが寝てるのが唯一の救いだよ」


「ほらそこボソボソ喋らない!話を戻すわよ!」


「さっきの話だと僕に起きた事はほぼ君と同じなんだ。唯一違うのは部活ぐらいかな。」


「でもそんなおかしなことある?村の人から5000年前のことを教えられて、この世界を救ってくれって言われることなんてそうそうないわよ。」


「それに三種の神器についてのメモを僕と君がもらったことも気になる。とにかく今はわからないことばかりだ。そういえば君のフライパンはどんな力があるの?」


「ふふん、よくぞ聞いてくれたわ!このフライパンこそ、世界、いや宇宙最強の盾なのよ!」


「でもそれじゃあ一人だと何もできなくない?」


「むぐっ!うっるさいわねぇ。その為にあんたを助けたの!わざわざ!私が!」


「あの時は本当に助かったよ、ありがとう」


「感謝することね、それに!私がクロノスの攻撃を防げた!つまり矛と盾の戦いは私の勝利なの!だから攻撃面であなた達がなんとかしなさい!」


「そうは言っても時を止められちゃあな……」


「そうね、それがあったらどうにもならないか」


「話し込んでいる所悪いんだがお嬢様方?」

おっいいねぇマーティ。やっぱりお前に来てもらってよかったよ。


「ふふん、何かしらそこのスライム」


「先ほどの戦いで足に絡みついただろう?その時にこんなものを……」

マーティが差し出したのは丸い時計だった。


「あんたなんでこんな大事そうなものを早く出さないの!全く!」


馬鹿野郎マーティ!何故そんなことをするんだ!沙月の機嫌が危うくなるようなことをするな!ちくしょう!


「この時計を押したら時が止まったりするのかしら」


「やってみたら?」


「まっかせなさい!」


沙月は威勢良く時計を押した、が、何も起こらない。


「どうやらその時計はクロノスが押してはじめて効果があるようだ」


「まぁいいわ!これでクロノスも何もできなくなるわ!何が時の神よ!いい気味だわ!」


ん?何か引っかかるけどまあいいか。


「よし!そうと決まったら明日クロノスと戦うわよ」


「えぇ!?幾ら何でも早すぎない?」


「善は急げよ!ほらそうと決まったら今日は寝た寝た!あ、覗いたら殺すからね」


「はいはい、お休みなさい」


「祐介、本当に勝てるのか?」

マーティがそう言うってことはやはりクロノスは相当強いのだろう


「まぁ大丈夫だろ。こっちには三種の神器を持ってる奴が二人もいるし、まして相手は時が止められないってハンデ持ちだ、なんとかなるさ」


「だといいんだが……」




「すーっ……すーっ……」


「ボエェ....ボエッ……ボエェ……」


「アン、ア……ンアンアン」



いびきうるせえええええええええ


ーーーーーーーーーーーーーーーー

「そういえばクロノスってどうやって呼ぶのよ!」



「俺に任せろ!1分でケリつけてやる。ヒャッハッハッハッハ!」


そういってグリンは歩いて行った。


「本当に大丈夫なの?」


「大丈夫だと思うよ……」


「なぁ祐介あのやり方は私でも心が痛む」


「ヒャッハッハッハッハ!やっぱ泣き声は最高だぜえぇぇ!」


「ひどい」


「邪気払ったのに」


「あれはひどいな」


「んー?僕は面白いと思うけど?」





「で、出やがったな!クロノス!」


「今日であんたもお終いよ!」


「えー?なんでさ?」


「これを見なさい!」


沙月はそうやって得意げに時計を取り出す。


「これがなけりゃあんたも時が止められないでしょ!」


「ありゃあ、そこにあったかぁ、んー……いいよそれは君たちにプレゼントしてあげる」


「なに言ってんだ!これがなけりゃ時が止められないのになんでそんな冷静でいられる!」


「だってぇ、まず第一にぃ僕時計使わなくても勝てますし。」


確かにそうかもしれない。だけど沙月ともしっかり話し合って今日の戦い方も決めたんだ。昨日の土壇場みたいなことにはならないはず。


「それにぃ、その時計足にあったでしょ。普通足につけなくない?時計」


やな予感がよぎった

多分みんなも同じことを考えているだろう


「本物の時計はこ・れ。」

クロノスの胸ポケットから取り出された時計、一見沙月が持ってるのとなんら変わりはない、がしかし


「むぉっ!祐介この魔力はとんでもないぞ!これほどまでのを何故私は気づけなかった⁉︎」


「だってぇ、秘密兵器の場所をみすみす相手にわかるようにするわけないじゃん」


そりゃそうだよ。なんでそんな簡単なことに気づけなかったんだ。だが、もう遅い。戦うしかない


「みんな、いくぞ!」


「ヒャッハッハッハッハ!その言葉を待っていたぞ、祐介!俺がクロノスの相手をしてやる!」


「馬鹿野郎!死ぬぞ!」


「君たち、面白くもないし、美しくもない、生きてる価値無し」


威圧感が膨れ上がる、正直立っているのがやっとだった。


「んなこたぁ関係ねえんだよ。要は首をとったもん勝ちだ!」


「来なよ、君たちの時間を止めてあげる」



抹茶アイス美味しいですよね





12話で会いましょう

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