プロローグ
プロローグというか…前書きというか…。
曖昧になってしまいました…。
とりあえず、プロローグはあまりストーリー的な発展はないので、次話更新された時に一緒に見ていただけたら有り難いです。
私の父は掃除屋と呼ばれている。
この国の人達は皆心が、大差はあるけど綺麗で。
そんな優しくて綺麗な心に闇が灯るのを父は見逃さない。
憎しみや憎悪は消さなければならないもの。
だから、父は掃除屋になったと言う。
人の心に憎しみや憎悪といった醜い闇が灯ったら、
父は動き出す。
醜い心を持ってしまった者の前に現れて、どうするのかは知らない。
けど、その人の憎しみや憎悪といった醜いものを増幅させて―化物にする―。
化物になった者はしばらくの間苦しみに囚われる。
化物の間の苦しみから―殺シテクレ―と呟いた者もいたらしい。
それでも化物になったその者の心から憎しみや憎悪といった醜い闇を取り除けばまた綺麗な心でその者は人としてまた生まれ変わる。気付いたら寝ていて、目覚めた時は夢かと思う。
これが父なりのアフターケアらしい。
今日も父は仕事に出掛けた。 また醜い心が産まれてしまったようだ。
それでは 父の仕事を見て下さい。