わたし、メリッサ。いまどこにいるとおもう?
幼馴染のアンは、基本ヒマ人だ。
今日は、テスト前だから部活がない。
アンも同じだから、とにかくヒマなのだろう。
だから、下校していたらアンから電話がかかってきた。
「もしもし、どうした?」
「わたしは、メリッサ。あなたは、いまどこにいるの?」
「だれだよ…メリッサって。オレは、下校中だよ。てか、もうすぐ家」
「わかった。すぐいく」
電話が切れた。
そして、すぐさま勉強グッズを持ってやってきたアン。
しばらく、おとなしく勉強してると思っていた目の前にいるアンが、オレに電話してきた。
「もしもし、いまどこ…?」
「目の前にいるじゃん」
ガチャ
電話が切れた。
「暇かよ?」
「あー、あきたー…勉強、きらいー…」
しょうがないなぁ。
「なら、おやつ休憩しようぜ」
「うん‼︎」
こんな感じで、勉強したり休憩したりしている。
そして、また勉強再開。
おやつ休憩で、少しやる気になったアン。
でも…
しばらくすると、またアンから電話がかかってきた。
「もしもし…カメさんですか?」
「いえ、ちがいます。」
ガチャ
すぐさま切られた。
…
メリッサは、飽きたんか?
アンをみると、手でうさ耳をつくっていた。
なにげにかわいい。
そして、また勉強を進める。
と、思いきや…
またアンから電話だ。
「もしもしー」
「わたしは、メリッサ。あなたは、いまどこ?わたしは、どこ?まいごよ…」
…
「いるよ、オレの心の中に。ずっと」
ガチャ
電話が切れた。
かと思ったら、アンが顔を真っ赤にしてこちらをみていた。
「捕まえた」
オレは、迷子のアンを抱きしめた。
「テスト終わったら、初デートしような?」
アンは、真っ赤な顔のままうなずいた。
そして、電話がかかってきた。
「わたしは、アン。いまあなたの心の中にいます」
と。
「うん。知ってるよ」
「バレちゃった」
ふふっと、顔を見合わせて笑い合った♡
おしまい♡




