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わたし、メリッサ。いまどこにいるとおもう?

作者: 猫の集会
掲載日:2026/06/23

 幼馴染のアンは、基本ヒマ人だ。

 

 今日は、テスト前だから部活がない。

 

 アンも同じだから、とにかくヒマなのだろう。

 

 

 だから、下校していたらアンから電話がかかってきた。

 

「もしもし、どうした?」

「わたしは、メリッサ。あなたは、いまどこにいるの?」

「だれだよ…メリッサって。オレは、下校中だよ。てか、もうすぐ家」

「わかった。すぐいく」

 

 電話が切れた。

 

 そして、すぐさま勉強グッズを持ってやってきたアン。

 

 しばらく、おとなしく勉強してると思っていた目の前にいるアンが、オレに電話してきた。

 

「もしもし、いまどこ…?」

「目の前にいるじゃん」

 

 ガチャ

 

 電話が切れた。

 

「暇かよ?」

「あー、あきたー…勉強、きらいー…」

 

 しょうがないなぁ。

 

「なら、おやつ休憩しようぜ」

「うん‼︎」

 

 こんな感じで、勉強したり休憩したりしている。

 

 そして、また勉強再開。

 

 おやつ休憩で、少しやる気になったアン。

 

 でも…

 

 しばらくすると、またアンから電話がかかってきた。

 

「もしもし…カメさんですか?」

「いえ、ちがいます。」

 

 ガチャ

 

 すぐさま切られた。

 

 …

 

 メリッサは、飽きたんか?

 

 アンをみると、手でうさ耳をつくっていた。

 

 なにげにかわいい。

 

 そして、また勉強を進める。

 

 と、思いきや…

 

 またアンから電話だ。

 

「もしもしー」

「わたしは、メリッサ。あなたは、いまどこ?わたしは、どこ?まいごよ…」

 

 …

 

「いるよ、オレの心の中に。ずっと」

 

 ガチャ

 

 電話が切れた。

 

 かと思ったら、アンが顔を真っ赤にしてこちらをみていた。

 

「捕まえた」

 

 オレは、迷子のアンを抱きしめた。

 

「テスト終わったら、初デートしような?」

 

 アンは、真っ赤な顔のままうなずいた。

 

 

 そして、電話がかかってきた。

 

「わたしは、アン。いまあなたの心の中にいます」

 と。

 

「うん。知ってるよ」

「バレちゃった」

 

 ふふっと、顔を見合わせて笑い合った♡

 

 

 おしまい♡

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