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第7話 強化、そしてギルマス

「権能の解放?」

「私達精霊には一定のレベルおきに権能の解放があります。その1つめの権能が解放されました、権能はレベル5、15、30、50で追加され、転職等をしてマスターのレベルが変動した場合は『転職前のレベルを引き継いで』私達のレベルは上がります」


つまり?

「12レベルで転職した場合は」

「転職先で3レベルになったら、ですね」

「そういうことね、それじゃクラフィのステータス確認していいか?」

「はい、マスター」

「クラフィ、ステータスオープン」


精霊 クラフィ [SS]

LV5

HP 205 MP190 SPーーー

STR 11 DEX16 VIT20 AGI28 INT38 MND27 LUK12 CRI15 CHA11

スキル ヒール、エリアヒール、

【第1の権能】

念話、思考同期



念話に思考同期??

念話は何となくわかる

思考同期…?

(マスター?聞こえますか?)

(頭の中にクラフィの声が!)

(これが念話です、思考同期は私のみでマスターが考えていることが私に直接伝わるので私がそれに基づいて動けるようになります、今までの攻撃しないでとかもぼんやり考えていただけるだけで私に通じるようになります)


なんという能力だ

まさしく『俺が二人いる』みたいな状態になった

これはかなり有用スキルのようだ

思考同期だけじゃないっていうのはクラフィの考えを聞くための念話ってことだろう

(よし、確認も終わったし帰るか!)

(はい、マスター)


森を出る前に数回

ゴブリンやスモールウルフとエンカウントがあったがクラフィが思考同期している以上指示を出すことも無く戦闘は終了していた


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

街に戻り今度は何事も無く並んで街へ入る

そしてギルドについた


「あっ!お兄ちゃん!」

「お、いたいた!倒してきたよ!」

「ありがとうお兄ちゃん!先にフレンド担ってもらってもいい?」


CPUとフレになれるのか、すごいゲームだな

「うん、いいよ!」

「はい!申請したよ!」

【CPU リリアからフレンド申請が届きましたフレンドになりますか?】

【はい】

「ありがとう!お兄ちゃん!じゃあ倒してくれたお礼はこれ!大したものじゃないけど受け取ってください!」

【力の木の実 1 を受け取りました】


力の木の実

飲み込むことが出来る

飲み込んだ精霊、人間はSTRが1~3上がる


「ありがとうリリアちゃん、また困ったことあったら教えてね!」

「ありがとうお兄ちゃん!またね!」


リリアちゃんはギルドから出ていった


「じゃあ俺たちはどうしようか」

「マスターはギルドに登録はされないんですか?」

「それもいいな、しようか」


受付に行き


「すみません、ギルドの登録をしたいんですけど」

「はい、大丈夫ですよ、作成ですか加入ですか?」

「作成?加入?」

「はいギルドには大きく分けてこの2つがございます、作成はギルドの組を1つ作りそこのギルドマスターになること、加入は既に作成されてるギルドの組に加入し組の1人として活動することを指します」


ははぁ、なるほどな

知らんところにはいるのも気が引けるしな

「加入かなぁ…?」

「加入ですね、2500ベガかかりますがよろしいでしょうか?」

「はい、大丈夫です」


2500ベガを渡した


「はい、確認取れました。ではギルド名を考えて頂きます、どうなさいますか?」


ギルド名か…

うーん


「じゃあ 『Nine heavens』で」


そのまま九天

つまり苗字なわけだな

まぁ珍しい苗字だし問題ないだろう


「かしこまりました、『Nine heavens』で登録完了しました、今はギルドの機能はあまりないですが、ギルドメンバーが増え、ギルド管理用の家等を買うと色々とお得な事があります、是非ご活用ください」


という訳でギルドマスターになった

尚メンバーは俺1人である

クラフィは俺自身みたいなものなので入れないというか

そもそもCPUが入れない仕様らしい


「よし、じゃあひと段落ついたしそろそろやめ時かな、かなりやったし!」

「お疲れ様ですマスター」

「あ、うん、ありがとうクラフィ、またね」


そう言いセーブしてゲーム終了を押す


現実世界に戻ってきて軽い倦怠感を覚えながらVRセットを外す

外は少し赤みがかかっており時間は3時半をすぎていた

お腹も空いていたので階段をおりてリビングへ向かい冷蔵庫の中に入ってるプリンを食べていると


ピンポーン


家のドアチャイムが鳴る


「ん?今日なんかあったっけ、とりあえず出るか」

そうして出ると


「あっ!いた!もー!お昼どこ行ってたのさ!」

頬をふくらませた幼なじみがそこに立ってた

「ごめん美咲、ずっと居たけど気付かなかった」

「ずっと居た!?私相当押したよ!?」

「ゲームしてたんだ、ごめんよ…」


この子は日暮美咲ひぐれみさき

黒髪に若干の茶色が混じったロングヘアをツインテールにしている身長155くらいの子で

小学1年生の頃から1回も別クラスになった事がなく家は向かいで高校は別だと思ってたが同じところを志望したらしい


「ゲーム!?あのるーくんが!?と、とりあえず入っていい?」

「あぁ、いいよ、いらっしゃい」


「で、何始めたの?私もやりたい!」

「PCゲームだよ、らすまおっていうゲーム」

「あぁ!話題になってたやつ!買ったんだ?」

「そうそう、朝一で買いに行っていまさっきまでしてたんだ」

「随分やってたね〜、楽しいの?」

「大分楽しいかも」

「そうなんだ…?」

「美咲がいるともっと楽しいかも、一緒にやろうよ」

「あっ、そ、そう?ふーん…?なら買おうかなぁ…?」


ツインテの毛先を指でいじりながら

ぼそぼそ呟いている


「決めたるーくん!今から買う!教えて!どれがいいか!」


そういうと思った

もちろん答えは


「あぁ行こうか」


美咲は嬉しそうに

「じゃあすぐ出発!いこ!」


というわけで美咲と買い物に行くことになった

美咲は既に落ちてます


え、何に?

それは野暮ってもんでしょう

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