第3話 知り合い、そして戦闘
変更点▶︎門番との会話に街の名前入れました。
「グギャッ!」
ゴブリンの顔が爆ぜる
2の経験値を獲得しました
レベルがUPしました
1→2
ステータスポイントが【1】配布されます
好きなステータスに振ることができます
残り所持ステータスポイント【1】
どうやらレベルが上がるとステータスポイントがもらえ、好きなステータスにその数値分振ることができるらしい
「武器が木の枝だしSTRに振ろうかなぁ…」
「うん、ルーラーは剣士でしょ?STRでいいと思うよ!」
ミーナもそう言うのでSTRに1振る
そして
ルーラー
Lv2 称号【クラフィの主】
HP25 MP8
STR17 DEX9 VIT12 AGI11 INT9 MND6 LUK7 CRI12 CHA6
というのが称号のクラフィの主込みの今の俺のステータスだ
「なぁんかマトモな武器欲しいなぁ」
「ルーラーはいいじゃん!クラフィちゃんいるんだしー!」
「いつまでもクラフィに頼ってれないよ、俺も戦えるようにしとかないと!クラフィはサポートヒーラーキャラだよ!?」
「えっ、クラフィってサポーターなの…?あれで…??」
ずっとゴブリンやスモールウルフの頭を爆散させているからアタッカーだと思われていたようだ
「はい、私は後衛がメインです」
「えぇ…?それであんなことできるの?強すぎるでしょ…」
「マスターのお力になれるのであれば前衛でもこなしてみせます」
「今はありがたいけどやめてくれクラフィ、俺の存在意義が無くなる……」
「マスターの指示があるからこそ私は動けるのです」
「いい子すぎるね、しかも強いし可愛いし何でもこなせるし、ホントに非の打ち所ないね…」
と、そんな感じで雑談をしながら歩いていると街の入口まで来た
街はかなり大きく壁で囲ってあり
中は見えない
まるで有名アニメの快進撃の巨兵みたいな街である
街の入口のところに列があり
(多分)ユーザーたちが並んでいる
順に街に入れるシステムらしい
「ミーナ、クラフィ、俺達も並ぼうか」
「うん」「はい」
並んでクラフィのことで話をしていると
後ろから
「おいおい、もしかして…?」
「ん?」
「その隙のない立ち姿、その声、てめぇ…
隆良…か?」
「…お前は?誰だ?」
「俺を忘れたとは言わせねぇぞコラ、何度も3年間お前と斬りあったyugo様だコラ!」
「お前…ゆーごか!」
まさかの声掛けてきたのは
中学の時剣道の個人戦決勝で戦い
団体戦の決勝でも戦った大崎雄悟だった
別の中学どころか県も違うが必ず決勝で戦っており3年間で戦った回数は20近くになる
11勝9敗でもう会うことはないと思っていたが…
「ルーラーって名前…さっき全体通知にも出てたな…!こんな所でまで俺の上を行くのか!」
「…?何?知り合いなの?」
「あぁ…部活の大会で何度も会ったやつだよ」
「あはは…!日本って狭いね〜?」
「ほんとだよ…全く」
「…なぁルーラー、折角だし待ちの間に1回どうよ、なんなら武器も合わせてやろう、俺はたまたまガチャでAランクの刀引いたからな、お前の武器見る感じ俺に分がありすぎる」
「yugo、いやいいよ、お前はその刀使いな
俺はクラフィを使わせてもらう」
「はっ!SS精霊だっけか?そいつが俺に勝てると思ってんのか?俺の強さを知らんわけじゃねぇだろ」
「知ってるからこそ言わせてもらうぞ、お前じゃクラフィに勝てねぇよ」
「……ほー?言うじゃねぇか、ならやろうか?」
そう言うとyugoは10歩離れ、こっちを向く
俺とクラフィも10歩離れyugoの方を向く
「ミーナ、開始の合図をしてくれ」
「わ、わかった、…行くよ?それじゃ、スタート!」
「ふっ…!」
yugoが思いっきり踏み込み横なぎの一線を払おうとしてくる
「クラフィ、距離を置いて打て、俺の心配はいらない!こいつの癖はよく知ってる、俺は負けないから!」
「わかりましたマスター」
クラフィが下がり弓を引く
「来い、yugo」
「うらぁっ!」
yugoはクラフィが離れた瞬間刀の持ち手を浅く持ちこちらに剣先を突いてくる
「ふっ…!」
頬が掠れ、少しダメージを受ける
受けたダメージは4
思ったより食らった
「大分いい武器だな…?」
「あたりめぇよ!」
今度は下から切り上げをしてくる
が
「けど俺に集中しすぎだな?yugo
俺は1人じゃないぞ」
弓が6発yugoに向かって飛んでいく
「ぐぉっ…っつぁ!!」
うち3発が被弾
無理くり体を捻って3発回避したのは流石すぎる
がこれは勝負あった
「勝ちだな?」
「くそ…!あぁ…俺の負けだよ!」
「お疲れ様クラフィ」
「マスターこそお疲れ様です」
「はっ、ルーラー、俺はまだまだ強くなる、お前のライバルはこの俺以外有り得ない、いいな?」
「言っとけ、俺は何回もお前とやりたくないからな」
そうやって話ししているうちに俺たちの番になった
CPUが門番なようで
「ルーラー様、ミーナ様、yugo様、クラフィ様ですね、ようこそローグの街へ。どうぞお通りください、街の中で問題を起こすと憲兵に捕まります捕まると今後街に出入りする時に料金が発生するようになりさらに街内部での取引の値段が購入時は20%増加し売却時は20%減量します、お気をつけください。
また、街の中入って大通りを真っ直ぐ行き左手側にこの街のギルド管理所がございます、是非お立ち寄りください」
これはまあまあペナルティ重いのでは…?
それはそうとギルドか
作ってみてもよさそうだなぁ
と考えながら街の中に入る
「おうルーラー、てめぇとは一旦ここで別れだ、だが俺たちは絶対にまたどっかで会うことになる!じゃあな!」
yugoはそう言い去っていった
「ルーラー!ありがとう!私もここで別行動にするよ!さっきの人じゃないけどまた縁があったら会うかもね!その時は一緒に冒険しよーね!じゃあね!」
ミーナもまた去っていった
一時的とはいえ騒がしかったから若干寂しく思いつつもさっきの門番の話を思い出しギルドに向かって歩き出すのだった
雄悟とは剣道個人戦決勝で勝ち
団体戦の大将戦で当たって負け
先鋒、副将、大将の3負けで隆良の学校が負けてます
なので因縁はお互いかなりありますがそれ以上に戦いすぎて昨日の敵は今日の友状態なので仲はいいほうです




