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第2話 ガチャ、そして仲間

チュートリアルが終わるとメールボックスに10000ベガというゲーム通貨と聖藍石せいらんせきが5つ入っていた


[ベガ]

ユーザー、1部のCPU問わず物を売買することできる


主な入手方法

クエストクリア時の報酬

アイテムや装備品の売買

モンスター討伐時のドロップ


聖藍石

ガチャやショップ、ユーザー間の取引で使うことが出来る


・ガチャは1回引くのに聖藍石が5つ必要


主な入手方法

クエストクリア時の報酬

モンスター討伐時のレアドロップ

ユーザー間の取引

リアルマネー(課金)


成程…

ゲーム内通貨とガチャを引くための石らしい

「せっかくだし引いてみるか」

ガチャの画面を開き

2種類のガチャがある


[リリース記念ガチャ]

[恒常ガチャ]


「記念ガチャの方が良いのでそうだしこっちにするか」


聖藍石5個を消費して1回回しますか?

はいを選択して回す

「うわっ、なんだ!?」

急に画面というべきなのか視線と言うべきかガチャの画面にヒビが入り声が聞こえる


「私はこの世界を愛すもの、世界を破壊しようと目論む魔王に対抗しうる者を探しておりました、どうかお力添えを…」


空から強烈な光が差し込み目の前に1人のちょっと小柄な白髪ショートの女の子がゆっくり降ってきた

精霊 クラフィ [SS]

「えっ…SSぅ……?かなりすごいの引いたんじゃ……?」

そして画面の上の方に

【おめでとうございます、ユーザーネーム『ルーラー』が、精霊 クラフィ[SS]を召喚しました、これより精霊 クラフィ[SS]はガチャより排出されなくなります】


『称号を入手しました』

【称号 クラフィの主】

STR 5%増加 DEX 10%増加 VIT 10%増加 AGI 15%増加 INT 20%増加 MND 15%増加 LUK 5%増加 CRI 10%増加 CHA 5%増加


「とんでもねぇステの上がり方した!クラフィのステって見れるのかな?」

「確認なさいますか?」

そう言って近付いてくる

俺から5歩くらい離れたところで立ち止まると

『ステータスを確認できます』

「ステータスオープン!」


精霊 クラフィ [SS]

LV1

HP 125 MP150 SPーーー

STR 7 DEX12 VIT14 AGI21 INT30 MND20 LUK8 CRI11 CHA7

スキル ヒール、エリアヒール


いや…強すぎないか…?

てか当たり前のように俺に応答したぞ…

CPU…だよな…?

「ステータスをお確認のところごめんなさいマスター、ゴブリンが来ました」

クラフィからそう言われすぐステータスを閉じる、すると3匹のゴブリンがこちらを見ている

「丁度い、えっとクラフィ?は一緒に戦えるの?」

「ゴブリン程度マスターのお手を煩わせるまでもありません」

頼もしすぎる…そう思っていると

ゴブリンが3匹とも頭が爆ぜ

『経験値を6獲得しました』

「ほぁ…?」

隣を見ると弓を構えたクラフィが立っていた

「クラフィがやったの…?」

おそるおそる聞いてみる

「はい、弓で」

「スキルって回復しかないよね…?」

「はい、でもゴブリン程度弓で一撃ですのでただ3回矢を放ちました」

つ、強すぎる

あまりにもバランスブレイカーだ

しかもこれで回復要員なのか…

「つ、強いな」

「ありがとうございますマスター」

「まあとりあえずこんな森に居てもしょうがない、街に出たいんだけどどっちに行こう」

「街ですか?それなら北の方に街があります、そちらに寄りますか?」

しかも位置情報教えてくれる機能付きか

これは本当にいいものを当てたな

「よし、それじゃあ行こうかクラフィ」

「はい、マスター」

そして俺とクラフィは街に向けて出発した


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


道中ゴブリンやスモールウルフという読んで字のごとく小型の狼と遭遇したが

俺も普通に戦える上にクラフィが強すぎて何も苦労なく森を抜けて平原に出た


「お、遠くに見えるあれが街か!」

しかし広い平原だ

ってかクラフィの称号を手に入れて少しステータスにボーナスがついてるからか本来の目よりよく見える

ちらほらとプレイヤーが居るように見える

が、喋りかけていいものなのだろうか

と思案していると

「たすけてー!!!!」

声が聞こえたためそちらを向くと

オレンジ色の髪のプレイヤーっぽい女の子が

スモールウルフ5匹に追いかけられている

「そこの人たすけてー!!もうSPが!切れるー!!!」

咄嗟に俺は

「クラフィ!撃ち抜け!」

と指示を出した

「了解ですマスター」

先程のゴブリンと同じくスモールウルフの顔が弾け飛ぶ


「はぇ…?……?え?終わったの…?」

「ありがとうクラフィ」

「指示に従ったまでですマスター」

「とりあえずどうして5匹ものスモールウルフの群れに追いかけられてたんだ?」

「えっと…それはかくかくしかじか…まるまるうまうまってかんじなんだけど〜…あはは…」

「わからん、ちゃんと説明してくれ…」

「あはは…とりあえず助けてくれてありがとう、僕はミーナ、君は?」

「俺はルーラー、こっちは精霊のクラフィ」

「クラフィです」

「さっきの全体メッセージで出てた人達だ!?」

「え、あれ全員に見えるのかよ!」

「多分そうかな?僕は見えたよ、ガチャ引いたら出たんだよね?すごいなぁ!僕は武器だったよー。あとさっきのウルフの群れの件なんだけど、スポーンした近くにウルフのボスのナワバリがあったっぽくて追いかけられちゃってたんだ、あはは…」

あのガチャ武器なんかも出るのか…

てか運悪いなこの子…

「とりあえず僕はあの見えてる街に向かうとするよ!助けてくれてありがとう!またどっかで会おうね!」

「あ、それなら一緒に行く?俺も今からあの街に行こうとしてたんだよね」

「ええ!一緒に!?いいの?心強い!」


というわけで

ミーナと共に見えてる街に向かう事にした

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