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第11話 ともに、そして港

かなり間が会いちゃいました

ゴメンなさい…

武器を購入し外に改めて東口へ向かう途中

「お、さっきぶりだなぁ!」

「ゴジル!」

「はっはっは!さっき獣帝とやらが出たらしいから急いで向かってみたんだが人っ子一人いやしなくて萎えて帰ってきたところだ!」

「戦わなくて正解だよ、あれはまだ戦うには早い」

「ん?その口ぶりだと戦ったのか?」

「あぁ、ちゃんとボコボコにされたぞ」

「ほぅ…詳しく聞かせてくれ」


獣帝とのあれこれを話すと


「ほー、いい経験したな、ユニークモンスター、つまりは名前持ったモンスターだな、そいつはなかなかお目にかかれないからな、自慢していいぞ、それより今ここにいるってことはまた東から外出てモルドバに向かうんだろ?」

「あぁ、そのつもり」

「なら俺もついてかせてもらおうかね」

「それは心強いな」


ゴジルを連れ改めて東口から外に出るのだった

街から出ると外は夕暮れになっていた


「へぇ、ゲームでも夕暮れとかあるんだ」

「そりゃそうだ、夕暮れはまだしも夜になるとちょびっと敵が強くなるぞ」

「その分経験値とかも?」

「ああ、増える」

「ならいいか」

「(ニヤリ)」

「?どうしたんだ」

「マスター、お言葉ですが…」

「おいおい、精霊ちゃんは知ってるかぁ…」

「なんだってんだよ」

「ゴジル様…あまり嘘はつかれないで頂くと…」

「そりゃわりぃな精霊ちゃん」

「夜はちょびっと強くなるの部分ですね、これが嘘です、かなり強くなります」

「勝てないほどまで?」

「いえ、そこまでではないですし、この辺りなら精々が1~2レベル上がるくらいなのと夜限定モンスターが出るくらいだと思います」

「他のところだと?」

「危険度がCを超えてくるとレベルが1.5~2倍ほどになります」

「は?2倍?」

「お、かなりアッパーが入ってるな、ベータ版の時は1.5がせいぜいだったぞ」

「むずくなってるわけだ」

「そうなるな」

「危険度がAを超えますとレベルは2倍以上が当たり前になります、夜は強者の時間です。が先程も申しました通りここはあまり気にすることでも無いかと」

「なるほどね、ありがとうクラフィ」

「と、またゴブリンか、しかも一体」

「グギャアアアア!」


頭の中でクラフィに撃てと命じる

クラフィが立ってる右後ろの方からヒュッと音がして


「ゴギャアアア……」


ゴブリンは散っていった


「精霊ちゃんやっぱつえーな」

「ありがとうございますゴジル様」

「よし、改めて行こうか、夜でもいいよね?ゴジル、クラフィ」

「俺は構わないぜ」

「私はマスターに着いていくのみです」


というわけで夕暮れでも関わらず出発した


ーーーーーーーーーーーーーーーー


夜になり


「ここの平原いつも敵がいねぇな」

「…さっき負けたとこだ」

「ほう、じゃああの見慣れないクレーターとかは」

「あぁ、獣帝のつけたやつだ」

「クレーター作るような攻撃してくんのか、やべぇな」

「あれ前足振り下ろしただけだぞ」

「は?そりゃ強すぎるだろう、何ダメージくらい出されたよ」

「どれぐらいだと思う?」

「そうだなぁ、地面が凹んでるからな、500くらいあれば凹むか?」

「7500ダメだよ」

「は?」

「7500」

「いやいやいやまてまて!!ベータ版で最強って言われて、当時のベータ版参加者ほとんどで行った極ドラゴンのブレスですら7000くらいなんだぞ!」

「そう言われてもな、まあ装備が初期装備だし、痛恨の一撃だったし、それくらい出るんじゃないか?てかベータ版の時は居なかったの?獣帝」

「いや、まぁ装備…けど7500…すごい数値だ…あとベータ版の時は十大厄災?とかは無かったぞ」

「ほぇー、じゃあ本当にまだ俺だけが出会ったやつなんだ」

「そうなるな、尚更誇っていいぞ」

「誇れるかよあの負け方で、ダメージ与えれてないぞ」

「すっげぇ化け物生み出したな運営、はぁー…それやべぇなぁ…と、あれは夜限定モンスターのポピュラーだな、狩るか」


玉ねぎに手足が生えて目と耳がついたみたいなモンスターだった


「俺がやっていいか?新しい武器貰ったし夜のモンスターとやらを見てみたい」

「おぉいいぞそいつは別に強くないから拍子抜けするかもな」

「ふっ…!」

走って回り込み、グラディアンを思いっきり振り抜く

「ビュアアアア…!」

15ダメージ


ポピュラーはそのまま炭になった


「お、属性付きか、ガチャでも引いたのか?」

「いや、買った」

「そんなもの?凄いな」

「ギルド長の知りあい?の鍛冶師の人からね」

「となるとなかなか出会える人じゃねぇな」

「そうなのか?」

「あぁ、そもそもギルド長が会えねぇからな、やっぱ獣帝が近くに出てイレギュラー過ぎたか」

「なるほどなぁ、まぁ確かにイレギュラーだったと思う」


そんなこんな話したり狩ったりしてるうちに

【危険度G モルドバの街】

目的地に到着した


「呆気なかったな、全然早くついた」

「本来ならもっと早くついてたんだろう?獣帝のせいで遅くなってるだろうよ」


ゴジル笑いながら言う

全くその通りすぎる、本当だったらもう余裕でついてるはずだ

「よし、まぁ着いてきな、知りあいのとこまで案内するぜ」


そう言われついて行った先は酒場?みたいな所だった

「おーい、アルマー?いるか?俺様が来たぞー!ついでにくだんのルーラーもつれてきたぞ〜!」


ただでさえ結構な人数がこっちを見たのにルーラーという単語に中に居たさらに数人がこっちを見る、そしてヒソヒソ話し始める


本当に噂になってんのか俺…


「ゴジルさん!お久しぶりです!」

離れた席で立ち上がった女の子


(あれ、どこかで見た気が、けどわからんな)

「あと、久しぶり?初めまして?ルーラーさん」

「お?会ったことあんのか?」

「さっきショッピングモールで多分ぶつかりましたよね、あれはすみませんでした」

「えぇ!?さっきの子!?」

「はい、私はすぐ気づいちゃいました、あっ多分この人ルーラーだって」

「あの数分の話で気づいたんだ」

「洞察力とかはいい自信あるので!私!」

「リアルで会ってたんだな、それとアルマの洞察力はガチだぞ、知らんボス戦のこいつの頼り甲斐といったらもうそれはすげぇぞ」

「ちょ、そこまで盛らないでくださいゴジルさん、サーペントに負け続けてるの恥ずかしくなってきます」

「おっ、そうだその話、まだ負けてるのか?」

「はい、かなり強くなってます、適正が7~8程は上がってますね」

「ほー、まぁ俺とルーラー、それに精霊ちゃんも来たしかなり余裕のある戦いになるんじゃないか?」

「そのサーペントってのは?ボスなの?」

「あ、はい、このモルドバの街のボスで、ここには港があるんですけど、サーペントっていう青色の大きい海蛇みたいなモンスターがモルドバ港をちょっと行った先に出まして、それを倒さないと次の街、アルラカンの街に行けないようになってるんです、まぁつまり今ここがローグの街、モルドバの街、あと南にあるロメの街の3つのスポーン地点の最速攻略組が今ここで集まってる感じなんですけど、まだ倒せてない状況です」


最速攻略の街でボスつまづいてるってどんな強さよ…

それ勝てるのか?


「まぁ最速攻略って言ってもあちこちの街でそれぞれの最速攻略があるからな下手したらもうアルラカンに人が大量にいるかもしれんしな」

「まぁ危険度高いとはいえ森を抜けるだけですしね」

「そうだな」

「それはそうと今は船の直し待ちです、20分ほどと言われて今10分ほど経過してます、それまで外でレベル上げ、はちょっと時間短いし…どうしましょう?」

「なら俺ら2人にサーペントの基本情報をくれよ、特にルーラーは初めてだからな」

「そうですね、では…」


サーペント

デカい海蛇

と言っても5mほど

巨大船の甲板かんぱんで戦うことになる


水のレーザー、尻尾でのなぎ払い、噛みつきが主な行動

水レーザーがかなり厄介で

3種類あり

・頭を下げてこちらの足元を狙って頭を振りながらのなぎ払いレーザー

・頭の位置はそのままのこちらの胴体を狙うなぎ払いレーザー

・頭の位置はそのまま事前動作なしの1人のみを狙うレーザー


でこの最後のレーザーがかなり厄介で

本当にいきなり吐くから避けるのが困難らしい


「このレーザーにやられたプレイヤーがかなり多く…」

「それが追加された行動か、避けるのが難しいのか…なるほどなぁ」

「ま、そういう動きがあるってことね、おっけー、何とかなるかは分からないけどやるしかないからやろう」

「あぁそうだな、ルーラーの言う通りだ、あとプレイヤーは誰かいるのか?」

「それが…あはは、ほぼほぼ攻略組が今落ちてます」

「おいおい嘘だろぉ!?」

「負けた時に皆一旦解散するかーって言って抜けちゃいましたよ」

「逆にアルマはよく残ってたな」

「ゴジルさんが来るって言ってたので、居ようかなと」

「なるほどなぁ、俺らだけで勝てそうか?」

「いやぁ厳しいかなぁ…私のヒールで回復できるダメージ量超えてるので…」

「ん?即デスじゃないんだ、なら俺のクラフィも回復に回ることできるよ」

「え、その子もヒーラー!?なら行けるかもです!アタッカーは任せますよ!」

「見えてきたな、やるか」


ゴジル満面の笑みである

行きたいって顔に書いてあるよこの男…

そしてCPUが来て


「アルマさん!船直りました、また行けますぜ!」

「よし行きましょう!次こそ勝ちます!」

「行こうか!」

「はっはっはぁ!楽しみだなぁ!」

ボスには2種類あり

サーペントみたいに倒さないと次の街に行けない等のストーリーそのものに関わるボス

ダンジョン等の奥底にいるボス

の2種類で前者は基本的に1プレイヤーにつき1回しか戦闘しないです

後者は潜り直せばまた戦闘可能になります


プレイヤー1がストーリーボスAを倒してた場合

プレイヤー1は一人行動の時はストーリーボスをスキップしてその場を通り過ぎることが出来ます

しかしボスAを倒してないプレイヤー2が同行している場合、ボスAと戦闘になります

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