表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

追放

俺は、生まれた時から運命が決まっていた。

そう。

国からの追放だ。

この世界には【ジョブ】というものがある。

貴族では、一般的に上級商人や騎士などの金になるジョブを選ぶことができる。

しかし、俺は貴族にも関わらず“テイマー”だった。

それからというもの、貴族内では雑用係。外に出れば、いじめられた。

今年で、18歳。

遂に、この国から追放される。

なんで、追放で嬉しいのか?

この窮屈な国から出られるからだ。


「おい、水蓮。お前は自由だ。だが、この国に入ることを禁ずるからな!」

「はいはい。じゃぁな。糞親父」

「...」

「...」


うん。我ながら良い別れだと思う。

こんな国、二度と来てやるかっつの!

こっちから、お断りじゃい。

う~ん、でもどうしようか。

ここから近くとも、3日はかかるしなぁ。

う~ん、どうしたものか。

“テイマー”だしな。

テイマーって、魔物を味方にするジョブー


「グガァァァァ」

「おいおい、初日から熱熊は、だめだろッ!」


うぉ、危ね。

熱熊、名前の通りだな。

ここは、逃げないとな。


◇◇◇


はぁっ、ふーっ、はぁっ、ふーっ、、、

ここまで、来たら、大丈夫、だー


「グガァァァァァァァ」

「噓だろ、、、、、俺こんなところで死ぬのか?」

「グガァァァァッ!!!」

「終わっー『ザクッ』」

ドサッ

「...死んだ...」

「あ、あの、大丈夫ですか?」

「あ、あぁ、お陰で助かったよ」

「貴方の名前聞いても?」

「あぁ、俺は、水蓮。こう見えてもガナイル国の貴族だ。今日、追放されちまったが...」

「え、えぇ!?き、貴族なのですかー!?」

「しーっ!でかい、声が...」

「あ、すみません。因みにジョブ聞いても?」

「“テイマー”だ」

「...」

「まぁ、そうなるわな」

「...はい」

「君の名前は?」

「言っていませんでしたね。私は、麻優。ジョブは剣士」

「へぇ~」

「水蓮は、これからどうするの?」

「う~ん、もう、移動するのめんどくさいし、国作ろうかな?」

「...は!?く、国!?」

「一応、貴族だし、金もあるし。麻優も来る?」

「................................................うん」


沈黙長ぇ。

お金は、爺がくれたお金だ。

爺だけは、分かってくれた。

爺だけは、死なないでほしかった...。

まぁ、こんな愚直言ってたら進まないし、いいや。

因みに手持ちのお金は金貨50枚程度。

貯めていた甲斐があったわ。


コメントお願いしますッ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ