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~幼馴染と後輩男子との爛れた関係~ 可愛がっている後輩男子が俺の彼女の幼馴染と浮気関係になった。そして俺は別の女子後輩とそれを...。  作者: アキノリ@Pokkey11.1


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11、監視対象

瀬本を信頼するか否かは別にして。

とにかく今は明確に一宮勇人を止めなくてはならないだろう。

でないと...俺達の幸せはやって来ない。

そう思える。


「で。どうする」

「まあ...一宮が来たら。妹も来たら張り倒すだけだな」

「そうだろうな。...まあ実際...接触はしたみたいだしな。お前」

「そうだな。一宮を殴ったよ」

「殴るっちゃ凄い。俺も言いたい事が山の様にあるが」


俺と瀬本、そして智和は中庭で話していた。

瀬本は真剣に俺の話を聞く。

智和は肩を竦めながら話を聞いていた。


「とにかく俺は...一宮勇人を止める」

「だろうな。先ずはそうなるだろう」

「私はどうすれば良いのかな」

「お前は何もするな。...というかまた洗脳されても困る」

「だよね...うん」


そして俺達はチャイムが鳴りそうだったので戻る事にした。

それから授業を受けてから家に帰る為に表に出る。

すると「先輩」と声がした。

七瀬が居た。


☆


「おう。七瀬」

「はい。...大丈夫ですか」

「...瀬本か?それとも俺か?」

「瀬本も心配していますけど先輩もですよ」

「まあ大丈夫だ。...奴が過ちをしなければ」

「そうですね」


そして七瀬は「部活動行きます?今日」と聞いてくる。

俺は「...そうだな。行こうか」と言ってから「七瀬も行くんだろ?」と聞く。

七瀬は「はい。私も行きますよ」とニコッとした。


「じゃあ行くか」

「ですね」


それから俺達は部室に行く。

ドアを開けると緑先輩が居た。

掃除をしている。

俺は「手伝いますか」と聞く。


「やあ。...ああ。ありがとう。手伝ってくれるのか」

「ですね。部員ですし」

「じゃあそっちの本を持って行ってくれるかな」

「はい」


そして俺達は片付けをする。

そうしているとまたドアが開いた。

他の部員...は?

そこに何故か瀬本が居た。


「やあ。瀬本さん」

「...え、えっと」

「まあ座って」

「は、はい」


なんで瀬本が居る。

そう思いながら「緑先輩。どういう事ですか」と聞く。

すると「彼女は前の部活を辞めてこっちに来た」と説明した。

は?ますます意味が分からん。


「どういう事だ。瀬本」

「...」

「私が監視する為だよ」


そう答える緑先輩。

俺は「監視?」と聞いてみる。

緑先輩は頷きながら「私は彼女を見過ごせないからね」と言った。

それから「部員への裏切りは...許せないからね」とも言う。


「...それはつまり先輩を裏切った罰って事ですか」

「そういう事。彼女がまた長谷くんを裏切らない様に監視する」

「瀬本はそれでいいのか」

「良いも悪いも。私が導いた結果です」

「...まあ確かにそうなんだが」

「私は...信頼してもらえるまで積み重ねます」

「...」


俺は瀬本を見る。

七瀬も少しだけ警戒しながら瀬本を見ていた。

それから緑先輩に聞く。

「もしかして彼女も部員になるんですか」と。

すると頷いた。


「まあ彼女が望んだ点もある」

「でも先輩...私は嫌です」

「だろうな。私もそれは思っている。でもね。恨みだけが全てじゃない気がするんだ」

「...でも...」


七瀬は不安げに瀬本を見る。

俺はその姿を見つつ瀬本を見る。

瀬本は俯いたまま反応が無い。


「...分かりましたけど。何かあったら追い出せるんですよね。彼女」

「あくまで約束事を破ったら追い出す様にはする」

「...瀬本。ちゃんと理解しているか」

「分かります」


瀬本は頷きながら俺達を見る。

俺はその姿に溜息を盛大に吐いた。

すると瀬本は腕まくりをした。

それから「私も手伝います」と言う。


「...じゃあ頼めるかい?君達全員に」

「はい」


それから俺は少しだけ不安げに瀬本を見ながらやって来た残りの部員達と一緒に片づけをした。

瀬本は俺をチラチラ見ながら片づけをしていた。

様子を窺う様に。


☆


「さて。自己紹介もそこそこに」

「...はい」

「彼女は新しい部員だ」

「宜しくです。瀬本さん」

「瀬本先輩。宜しくです」


少し経って落ち着いてからその様な場を設けた。

それから瀬本は頷きながら握手をする。

七瀬はその姿を見てから緑先輩に向いた。

そして「今日は部室を片付けますか?」と聞く。


「そうだな。...まあ部室を片付けるか」

「ですね。了解です」

「...という事でまずは掃除用具を持って来てくれるか。瀬本さん。それから長谷くん」


その言葉に七瀬が凍る。

俺は驚きながら「しかし」と言う。

緑先輩は「嫌かい?」という感じで俺を見る。

嫌って訳じゃないが。


「私は反対します」

「七瀬ちゃん。この部室の目的は話したよね」

「それとこれとは別ですよ。私は反対です。断固反対します」

「まあ...掃除用具を持って来るだけだから」


そして不愉快そうな顔をする七瀬を他所に緑先輩が俺を見る。

それから「頼めるかい?」と笑みを浮かべる。

俺は横の瀬本を見る。

瀬本は何も言わず無言で俯いていた。


「...分かりました。瀬本」

「...はい」

「行くぞ」


それから俺は瀬本を引き連れて掃除用具を取りに行った。

職員室にあるそうだ。

俺は表に出る。

そして瀬本が俺の後ろを付いて来る。

俺はそんな瀬本をチラ見してから歩いていると。


「ありがとう」


そう瀬本が突然話した。

俺は前を見たまま「どういう意味だ」と聞く。

すると瀬本は「私を...迎え入れてくれて」と答えた。

俺は「...成り行きだから仕方がないだろ」と言う。


「...私は何かが出来る様になる」


瀬本はそんな感じの返事をする。

そして俺はその瀬本をチラ見してから前に視線を戻す。

やれやれだな。

そう考えながら俺は歩いた。

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