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一話
先ほど神がいたところとは違う、もう何度も見た魔法陣の上に立っていた。転生しても、見た目が変わらず、歳も変わらない転生者のみがいる世界にいるようだ。
周りを確認して、何をしようかと歩き始めたとき、後ろの魔法陣が光り、根暗っぽい見た目の少女が現れた。……ずっと見ていたら不審者だ。そう思い、歩き出したらその少女に
「あの、私、転生するの初めてなので、教えてもらっても良いですか?」
と言われた。
「……むこうで神にいろいろ教えてもらいませんでしたか?」
初めて転生する場合は神に教えてもらえるはずだ。あの神に至って説明しないなんてありえない。社畜のすべてを極めているような人(神)なのに。そう思い質問すると、
「教えては、もらいました。でも、簡単な説明だったので経験者の方に詳しく聞きたいと言いますか…なんというか…はい。」
正直に言えば面倒くさかったが、見捨てるといろいろ言われそうだったからこの世界の常識について教えることにした。ただ、ここだと場所が悪い。
「とりあえず、あそこのベンチにでも座りましょう。」