この雲の向こうで
夜、ペルセウスから星が降る
この雲の向こう
雨をくぐり抜けたその先で
人を遠ざけ
数多の目を逃れるように
きらきらと
次々と
降り続ける星ぼし
さながら終末を飾る祈りのよう
夜から明け方にかけて
それはペルセウスの彼方からやってくる
絶え間なく
次から次へと
輝きながら
降り注いで
終わることのない祭りのように
やってくるもの
それは
アルゴルからか
二重星団の星ぼしからか
厚い雲が遮るものは
雨のカーテンが覆い隠すものは
その向こうに広がる美しい天体ショー
神話の彼方で
英雄の詩とともに