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月の声が聴きたくて ~恋心下暗し~  作者: 沢鴨弓摩
第二章

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第十三話 扉の開く音

 日中は、多駆郎の助手が無ければ研究所にて業務をしている浜砂。

 技術員であるため、必然的に所内では白衣を着ていることが多い。


「なかなか慣れないな」


 浜砂が多駆郎の助手をするスケジュールは二パターン。

 どちらも朝から夕方までなのだが、時間がずらされている。

 そのスケジュールは多駆郎には知らされない。

 研究所側が決めて、指示された浜砂が連絡をせず多駆郎宅へ訪れる。

 しかし、多駆郎はアポ無し訪問に慣れている。

 なぜかと言えば、早貴が連絡無しで十年程通っているからだ。

 そのため、浜砂が急に訪れることには初めから平気なのだが……。


「何のことですか?」


 家事をしていないことが多い多駆郎の生活行動後を修正しながら浜砂が尋ねた。


「片づけてはいけないものとかありましたか?」


「いや、そういうのはないんだけど」


 後頭部を掻きながら多駆郎が答えた。

 柔らかい表情でありながらも失敗をしたのではと少々心配そうな面持ちで見られてしまう。


「大丈夫ですよ。寧ろ家の事やってもらうなんて感謝しかないです」


 そう言って、多駆郎は目線を下げる。

 それに気づいた浜砂はなんとなく察したように言う。


「もしかして服装、ですか?」


 言いたかったことを言ってもらえたと、人差し指を立てて腕を数回前後に振る。


「女性に聞いてよいことなのか迷ってしまって。いまだに見慣れないんですよ」


「職業柄、白衣のイメージって印象が強いですよね。恰好が変でなければ良いのですが」


 多駆郎は両手のひらを見せながら左右にプルプルと振る。


「普段着に慣れていないだけです。とても素敵ですよ」


 照れているように見える多駆郎に、浜砂は表情を明るくする。

 続けて若干意地悪な笑みを浮かべながら尋ねた。


「気に入っていただけました? 本当に普段良く着ている極普通の恰好ですけど」


「そうですよね。家事もありますが場合によっては作業もありますし」


 作業と言って思い出したのか、作業台の傍に掛けてある白衣に手を伸ばす多駆郎。

 これ以上女性の服装について話すのは無理なようだ。

 これまで女性というと早貴と研究所にちらほらといる技術員ぐらい。

 大学に出向けば当然女子がいるのだが、一言も交わすことなく用事を済ますだけ。

 その中でもじっくり話しをする人はいる。

 言わずもがな、幼馴染の早貴である。

 では早貴と服装についてなど話したことがあるかといえば、無い。

 いや、無くはないと言うべきか。

 早貴は時々着ている服装について話している。

 しかし、多駆郎は興味がない。

 よって、聞いてはいるが分からないために相槌を打つだけであった。

 早貴も多駆郎がそのような事に興味がないことなど承知している。

 だが、幼少の頃から隔たりの無い二人だ。

 分かるか分からないかという次元はとうに越えているのだ。

 早貴相手なら女性界隈の話をされても聞き流していられる。

 そのため、女性の服装に関して話したことがあるが、無いとも言えてしまう。

 それが早貴ではない女性と話すことで、妙に意識をしてしまったようだ。


「何か作業をされますか? それならそちらの助手をしますけど」


 特に何をするということも考えていなかった多駆郎。

 ほぼ反射的に白衣を掴んでしまっただけ。

 理由が無いために、言葉に詰まる。


「あ、いや……」


 なんとか突っ込まれないように逃げ道を探す。

 間を空けないように動いた結果、微妙な選択をした。


「とりあえず、コーヒーでも飲みますか」


 ひねり出した答えがこれか、と言わんばかりの苦い表情をする。

 だが、どうしたらよいか困っていたところだ。

 普段は一人でいることが多い。

 当然『喋る』ということそのものが珍しい。

 そんな奴でも自然体で話せる早貴のおかげで話すことはできていた。

 その早貴とは現在進行形で起きている問題により会えていない。

 人と話すことが全くと言っていいほど無くなっていた。

 そのような状況でまだ数回しか会って話したことがない女性。

 助手に任命されてからはほぼ毎日会っている女性、浜砂。

 しかし、研究に関することを他人に話したくないという理由で極力会話をしていない。

 それでも会う回数が増えてくれば、徐々に他愛もない話をするようになる。

 とは言え、相手は早貴ではない。

 意識して言葉を選び、相手に不快感を与えずスムーズに話すことを心掛ける。

 多駆郎にとってそのような芸当はハードモードの無理ゲー。

 あまり使わない声帯を震わせているわけだから、喉も乾く。

 コーヒーでも飲んで潤せるのはありがたいのかも知れない。


「染みるな……」


「え? 何か言いました?」


 思わず出た呟きを聴き取られてカップを握る手が揺れた。

 まだ一口しか飲まれていないコーヒーは、低いハードルを越えて行く。


「あっ! つ……」


「大丈夫ですか!?」


 落下地点はそろそろ洗濯時期と思われる家着のスウェットズボン。

 避けるつもりが後ろに引き遅れた右脚に掛かってしまった。


「拭くものを――」


「大丈夫ですよ、自分でやりますから」


 辺りを見渡し、最寄りのイスに掛けてあった白衣を取る。

 拭かれる相手と同じく洗濯時期を迎えている白衣がさらに汚れていった。

 多駆郎はゴシゴシと拭いている。


「あ、ダメですよ!」


 その状況に気付いた浜砂は慌てて拭くものを探す。

 シンクの横で無造作に置かれ、出番を待っていたキッチンクロスに目が留まる。

 鷲掴みして白衣の代役に抜擢した。


「擦ると良くないので、脱いでもらえますか?」


「え」


 自分で解決しようと隠滅作業をしていたところだ。

 そこへ突然要請していない助っ人が登場した。

 コーヒーを零してしまった事、脚が熱いこと、ダメ押しが助っ人。

 学生技術員は思考が停止した。

 それでも自己修復機能が働くのか、現状を再確認しているようだ。


「火傷しているかもしれませんから、早く脱いでください」


 再確認をする猶予を与えられなかった若い研究開発者。

 外部から操作コマンドの侵入を許してしまったらしい。


「わ、わかりました」


 その場で脱ごうとする。

 多駆郎が脱ぎ掛けた時、浜砂は気づいた。


「すみません! 後ろ向いていますね」


 判断が鈍っている彼は彼女が後ろを向く理由を考えるに至らない。

 浜砂が振り向くと同時に引き続きズボンを脱いだ。


「脱ぎました」


「はい……。代わりのものを履いてきてください」


 多駆郎は下を向き、うっすらと赤みを帯びた脚を見てから二階へと上がって行った。

 階段を上がる足音がしなくなってから、浜砂は現場を向く。

 脱ぎ捨てられたズボンのシミを見つけ、キッチンクロスを当てようとする。


「濡らさないと」


 クロスを濡らしてからシミを軽く叩いて除去を試みる。


「思いっきり擦ったのね。でもこれなら洗濯機で洗った方が早いか」


 白衣も掴み、洗濯機へと向かった。


「えっと、洗剤は――」


 洗濯機の横にあるのを確認し、白衣とズボンを放り込む。


「せっかくだから、他のモノも洗濯した方がいいわよね」


 そう呟きながら洗濯したほうが良さそうなものを物色しだした。

 一方多駆郎は、アンティークとも言えそうな機器の要塞前を通過。

 ベッド周辺にあるタンス群を漁っていた。


「ちょうど暑い時期になってきたし、変えたいな」


 今まで履いていた長ズボンでは暑いと感じ始めていたのだろうか。

 梅雨も明け、夏本番が近づいている。


「あれは洗っちゃえばいいから、夏用にしよう」


 と口に出してはみたものの、その夏物をどこに片づけたかを忘れている。


「どこだ? 決まったものしか着ないからあちこち散らばらないはずだけど」


 タンスの端から全ての引き出しを開けていき、中身をベッドへと放る。

 まるで空き巣だ。

 後先考えずに次から次へと服を出してゆく。

 ベッドの上はあっという間に服の山だ。


「暑い。なんでズボン探すだけでこんなに疲れるんだよ」


 雲行きが怪しくなってきた。

 どうも探すことに飽きてきているらしい。


「だめだ、わからん!」


 開けたままの引き出しがさらに萎えさせる。

 服の山をかき分けてスペースを作り、ベッドに寝転んだ。

 同時に何着かが多駆郎に蓋をした。


「タオル類ぐらいしかないわね。あちこちに置いちゃって」


 浜砂は、一階の洗濯物捜索が終わった。

 同時に二階に上がって行った多駆郎のことが気になりだす。

 着替えに上がっただけのはずだが、戻ってこない。

 帰って来ない多駆郎もそうだが、二階に洗濯物があるのかどうかも知りたくなる。

 まだ二階には上がったことが無い。

 純粋に興味もあった。

 浜砂は自然に二階へと足を進める。

 鉄丸出しの階段に違和感を覚えながら上がってゆく。


「家の中にこういう階段って、珍しいわね」


 足音が大きくなってしまうことにも驚きつつ、二階の踊り場まで上がった。

 ドアをノックしてみる。


「瀬田さん、着替え中ですか?」


 返事がない。

 物音もしていない。

 興味が背中を押し、ドアを開けてみる。


「失礼しますよ?」


 恐る恐る扉を開けると、そこには見たことがあるような無いような機材が。


「凄い……。何をする部屋なのかしら」


 一瞬入ることを躊躇した。

 しかし、今の多駆郎が何をしているかを確認せずにはいられなかった。

 他人の家に来ているのだと感じる独特な部屋の匂い。

 畳敷きであることと、ずらっと並んでいる本が作り上げているものなのか。


「本もいっぱいね。って、脚!?」


 ベッドから人の脚が出ていることに気付く。

 それが多駆郎だと気付くのは容易い。


「服に埋もれているの!? 大丈夫ですか、瀬田さん!」


 慌てて多駆郎に近づいてみるが反応が無い。


「まさか窒息しているとか……」


 そのまさかを確かめるためにベッドへと膝をつき服の山を除け始めた。

 ざっくりと服を除けていく。

 すると熟睡している多駆郎の顔が現れた。

 その様子はというと――スヤスヤと寝ている。

 寝息も聞こえてきた。

 余りにも安らいだ顔で寝ている多駆郎を見て、浜砂は思わず笑ってしまった。


「ふふふ、あはは。疲れていたのね」


 これまで会った回数はまだ少ない。

 その中でも見たことの無い表情だったのであろう。

 彼女はにこやかな顔をして、しばしの間眺めていた。

 そして、多駆郎の脚が目に入る。


「まだ履いてなかったのね。探している間に寝てしまったの……」


 両手を腰に当てて、どうしたものかと考える仕草をする。


「履いてもらうにしても、そのモノが無いとね」


 両膝立ちの体勢に戻り、状況を確認する。


「とりあえずこの山をなんとかしましょうか」


 多駆郎周辺に積まれた衣服を片づけることから始める。


「元の場所がさっぱり分からないけど、纏まっていればいいわよね」


 差し当たり同系統のものごとに畳みながら床に重ねてゆく。

 手際よく作業は進み、ベッドの上は遭難者のみとなった。


「こんなものかしら。後で説明すればいいでしょ」


 額にうっすらと滲んだ汗を手の甲で拭う。

 振り返り、窓を開けに行く。


「あら、こんな風になっていたのね。階段もある……」


 窓の外にあるキャットスロープの端から階段の上部まで、視線をパンさせる。


「これって通れるのかしら。乗ったら落ちてしまいそうだわ」


 窓からできるだけ身を乗り出して屋上方向を見上げている。


「何かあるってことよね。そういえばここに来る時屋上にアンテナが見えていたっけ」


「ん、ん……」


 振り返ると多駆郎が小さく首を動かしていた。


「起きたのかな。……寝言みたいね」


 気になる屋上を見上げ直してからベッドへ戻る。


「これだけゴソゴソと動いていても起きないなんて」


 ベッドの上に再び乗り、多駆郎の顔の傍に寄る。

 じっと顔を見つめてから、起きないように髪の毛を撫でる。

「寝ぐせも付いたままで。学生なのにどれだけの作業をしているのかしらね」


 浜砂は自身の顔を多駆郎の顔に近づける。


「普段は素っ気ないけど、結構可愛い顔しているのね」


 撫でている髪の毛から眉毛、目元、鼻や頬、口、顎……。

 職業病なのか、隙があればじっくりと観察してしまう。


「ふふ。嫌いじゃないタイプだから困っちゃうのよ」


 多駆郎の鼻を軽くつまむ。


「ごめんね。これでもやらなきゃいけないことがあるの」


 鼻をつままれた多駆郎は熟睡からの帰還を命じられる。


「ん……」


「そろそろ起きてもらわないとね」


 目を開けた多駆郎を確認すると、浜砂はベッドから降りた。


「すみません、寝ていたみたい……」


「そうですよ! 全然降りてこないので来てみたら……」


 目を擦りながら身を起こす。

 仁王立ちで見られていることが分かると、軽く会釈した。


「それより、何のためにここへ来たんですか? 用意しましたから、履いてください」


 山になっていたはずの洋服群が無くなっており、一着のズボンが横に置かれていた。


「見つけてくれたんですか? 片づけまでしてもらってありがとうございます」


 ズボンを履いて立ち上がる。


「余計な仕事を作ってしまいましたね」


「それは構わないんですけど。ついでなので、この部屋で洗濯するものってあります?」


 普段気にしていない多駆郎が思いつくわけがない。

 しかし、聞かれると反射的に周りを見渡し、思い出すようなフリをしてみせる。


「無い、ですね」


「ほんとに? それじゃあ、座椅子に掛かっていたタオルだけ洗いますね」


 気づかなかったと一目でわかる表情をする多駆郎。

 うなずくしかなかった。

 浜砂は、妙に満足気な顔をして一階へ降りて行く。

 降りながら先ほど気になったことを聞いてみる。


「あの、換気しようと二階の窓を開けたら通路があったんですけど、あれって?」


「ああ、あれですか。屋上に上がれるようになっているんですよ」


「屋上ですか? 洗濯物そこで干そうかな」


 頬を掻きながら多駆郎は答える。


「それは無理かな」


 一階に降り、浜砂は洗濯機へと向かいながら話を続ける。


「そうなんですか? 屋上なら洗濯物を干すには絶好の場所なのですけど」


「干すスペースが無いんですよ」


「屋上なのに?」


「ええ、いろいろと趣味のモノが置いてあるので」


 洗濯機のセットをして、ようやく洗濯が始まった。


「見てみたいなぁ。だめですか?」


「あまり面白いものでもないので、上がるのも危ないですし」


 洗濯機のある洗面所から出て来た浜砂は残念そうに戻ってきた。


「残念。もしかして、アンテナですか?」


「なんだ、知っているんじゃないですか」


「来るときに目に入って来ますから。だって、目立っているでしょ?」


「そうですね」


 二人共軽く笑い合う。


「あんなのがある場所なので、洗濯物は無理なんですよ」


「そっか。所狭しと並んでいますものね」


「それじゃ、作業しようかな」


 なんとなくこれまでより打ち解けた感の出て来た二人。

 その雰囲気に影響されたのか、多駆郎は珍しく開発作業を始めようとする。

 いろいろな理由を付けては作業を見せなかった多駆郎が。

 それに浜砂が反応しないわけがない。

 だがそこは場慣れしている彼女。

 さらっと軽い反応に留め、助手に徹する。

 だがしかし――


「瀬田さん、白衣の代えってあります?」


「あ……」


 白衣。

 作業内容からすると白衣ではなく、作業服でも良い。

 しかし、多駆郎は普段着の如く白衣を着ているのが日常。

 二階で電波を拾う時は脱ぐが。


「家には無いですね。研究所に行けばあるんですけど」


 苦笑いを見せ合う二人。


「白衣じゃないと作業する気にならないんだよなあ」


「やめますか?」


「はい、今日も作業は無しにします。お詫びに屋上をお見せしましょうか?」


 いつもは作業が無ければ浜砂には帰ってもらっている。

 しかし、この日は自分の不手際をフォローされ過ぎたと感じたのか。

 屋上の紹介という提案をした。


「そんなことでは何も返せないとは思うんですけど」


「いえいえ。気になったばかりの事ですし、案内していただけます?」


 何がきっかけで心の壁が破られるかわからない。

 この日の事が、二人の距離をいくらか縮めたのは確かであろう。

 屋上を案内された後は、洗い終わった洗濯物を浜砂が干して終了。

 その後は用事が何も無くなってしまう。

 結局、浜砂が任ぜられた助手は叶わず。

 決められた時間より早く終了となった。


「いつもごめんなさい。所の方から何か言われていませんか?」


「大丈夫ですよ。元々瀬田さんに合わせて動く話ですし。お気になさらず」


「なら良いのですが」


「私としては少し良いものも見られましたし」


 首を傾げて多駆郎は問う。


「何かありましたっけ? 屋上?」


「それも含めて色々です。では、失礼しますね」


 浜砂は多駆郎宅から出て大きな門を潜り、通りへと出る。

 いつも通り駅へと向かっていた。


「あら、珍しい。瀬田さんにお客さんかな」


 早貴の母親、時子は買い物帰りだ。

 ちょうど瀬田家に通ずる道から浜砂が出てくるところを目撃した。

 宅配や郵便以外の人を見掛けることは稀。

 そのために、近所の住人にしてみれば浜砂は目立つ。

 浜砂自身はそれに気づいていないようで、駅の改札をくぐった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 多駆郎免疫ないんだぁ...何か早貴の株価高すぎて尊敬しかない...関係ないけど自分、男だけど男子より女子の方が慣れてて話しやすいからよくわからないんだよなぁ...逆に男子の下ネタやらについ…
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