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斧男  作者: 神通百力


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2/3

斧男の場合

 俺は今、巷で騒がれている無差別殺人事件の犯人だ。

 名は斧男おのおとこ。ふざけてるのかと思われるかもしれないが本名である。

 さて、今日は誰を殺そう。

 いい感じの獲物がいないか物色する。

 お! やわらかそうな髪をしている女がいるな。あいつにしよう。

 後をつけると、女は路地に入った。

 俺も路地に入ると、すぐに斧を振り下ろし――え? 避けられただと? 腹に衝撃が走り、尻もちをついた。

 顔を上げると女は右足をあげていた。蹴られたということが分かった。

 ふと光る物が見えた。

 なんだ、と思って見ると刃渡り三十センチはあろうかというナイフを右手に持っていた。

 凄まじい殺気を俺に向けて放っている。

 や、やばい。や、殺られる。

 俺は立ち上がると、全速力で走った。走った。走った。走った。走った。走った。走った。

 後ろを振り向くと、凄まじい形相で女が追いかけてくる。

 あ、あ、あ、来るなああぁぁぁぁアアアあああああぁぁぁァァァアアアぁぁぁああああああぁぁァァアアアアアあああああぁぁぁ~!

 俺はとうとう力尽き倒れてしまった。女は追いつくと、首を掴んできた。

 女は辺りを見回すと、近くにある家に行った。ナイフを鍵穴に挿入し、数秒ほどガチャッガチャッとさせると、扉を開けて家の中に入っていった。

 こいつ、何をするつもりだ。

 女はベッドの近くに行くと、俺をナイフで滅多刺しにした。意識が薄れゆく俺を女はベッドの下に放り込んだ。

 女は持っていたハンカチで床を拭き、家を出て先ほどと同様にナイフを鍵穴に挿入し、ガチャッガチャッとさせて鍵を閉めると、どこかへ消えた。

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