第四話『布とギルドマスター』
すみません、投稿が遅れました。
やはり、他の人と比べると自分は筆が遅いようです。速くなりたいと常々思います。
今回のような話はかなり苦手で、少し変な気がしないでもないですが、そういう所があったら教えてください。お願いします。
※今後の矛盾を無くすために少し改稿しました。
「さて、それでは話を聞こうか」
白髪の混じったダークブラウンの髪をオールバックにした渋い男。ここリーズライロのギルドマスターだという人物は、つい先ほどまで凄まじい速度で走らせていたペンを止め、こちらへと向き直った。それ相応の威圧感があるが、ゲームの話になるが、レベルをカンストさせるまで、そしてさせてからも厳しい戦いを自らに課してきた俺とミーナは特に引く事も無い。
ただ、こちらをじっと見つめる、ギルドのマスターとはこうあるべき、という空想を具現化したような男に少しだけ呆れた。
「演技はもういいです。さっさと用件を進めてください」
放っていた威圧感は意図的なものだったのだろう。男は驚いた様子で「ほぅ」と呟くと、威圧感を消した。
代わりに、威圧感などより何倍も嫌な笑みを浮かべて見せる。
「過去の遺物を持ち出してくるような者と聞いていたからどのような世間知らずかと思えば、態度に見合った相応の実力者のようだな。問題は、そんな君達がどうして六千年も昔に撤廃されたギルドカードを持っているかという事だ。ギルドの歴史に精通するイミサ君が応対したから良かったが、そうでなければ単純にギルドカードの偽装として牢屋行きだったぞ?」
「だから、演技はもういいってのに。これがフラグ立てなら全力で折りたい「リン、待ってください」んだ………スイ、どうした?」
運営側がロールしているにしてもAIにしても、スペック的にこちらの言葉が理解できないはずが無いのに、イベントらしき会話を強引に進める男に眉を顰めた所でスイに遮られた。
その遮ったスイは、今まで見た事がないぐらい真剣な顔をしている。
「リン、この街のギルドマスターは設定上九十越えの老人です。それに、このようなイベントは元より存在していませんし、運営側の更新予定にもそのような事は書いてありませんでした。あと、これが最も重要ですが、メインサーバーを含め、あらゆる電子機器にアクセスができません。リンのDM・ギアにも、です」
「………は?」
「簡潔に言いますよ。私達は【外】と切り離されました。ログアウトはサーバーに一度信号を送り、それからギアにオンライン切断とゲーム終了の信号を送り返して行われます。つまり、サーバーに繋げない以上、自力でのログアウトは不可能です」
即座にはまともな反応ができなかった。切り離された。ログアウトが不可能。そういった単語がグルグルと頭の中を回る。言っている事が分からない訳じゃない。だが、理解したくない。矛盾した思考によって、まともに頭が働かない。
完全な思考停止状態に陥っていると、背後から頭を〈バゴン〉と叩かれた。
「~~~! ミーナ、何で」
「二人でいる時は面倒事はリンの仕事でしょ。だから、わざわざ再起動してあげたんじゃない」
「いや、それはミーナが押し付けてきてるだけだろ」
叩かれた箇所をさすりながら、今度は異様にデカイおたまを持ったミーナに反論する。だが、生産性の無い状態から抜け出したのは事実。俺は、あまり認めたくない事態の検証を始める。
「あー、すみません、ちょっと待っててください」
「構わんよ。雰囲気からして、その話が終わらなければ、こちらの話も進まなそうだ」
「ええ、まあ。――――――それで、いつからその状態なんだ、スイ?」
男に断り、スイに向き直る。いつからか分かれば、原因となる事象も特定できるはずだ。
だが、そんな俺の期待はすぐに打ち砕かれた。
「すみません。おそらくはリンがログインした前後とは思うのですが、データが欠損していて特定は不可能です。もう少し早くサーバーとの通信を行っていれば気付けたはずだったのですが。私の不手際です」
「いや、スイのせいじゃないだろ。それにしても、ログイン前後か。ミーナ、お前の方はどうなってる?」
スイは俺のCM・ギアと運営会社のサーバーと繋がっている。故に俺がログアウトできないというのは疑いようの無い事実だろう。だから、俺は唯一可能性の残っているミーナへと話を振ったのがが、ここでも返って来たのは否定だった。
「さっきからGMコールをしてるけど全く繋がらないわ。それに、一度ログアウトも試したけど無反応。私にはスイみたいなAIもいないし、お手上げね。後は、外部からの強制ログアウトくらいじゃないかしら」
「それは本当に可能でしょうか」
「スイ?」
ミーナが言った妥当な可能性に、スイが異を唱える。それに、俺とミーナは疑念の視線を投げかけた。自力でのログアウトが不可能でGMへの連絡も無理という現状、現実側から俺と彼女のギアを外される。それが現状で最も可能性の高いログアウトの方法だろう。
それに疑問を呈したスイは、俺達の視線を受けて説明する。
「先程も言いましたが、サーバーとの接続が出来ていないんですよ? その状態になれば、自動的に強制ログアウトになるのが通常です。それが起きず、あまつさえリンとミーナが共にいます。正直、これはゲームのシステムを超越した事態です。常識的な対応でどうにかなるとは考えない方がいいと思います」
「でも、さすがにギアを外されれば――――」
「いや、それを言ったらサーバーとの接続が切れた時点で強制的にログアウトさせられるはずだ。すでにこれはオカルトの領域に踏み込んでる。なら、これ以上があったところでおかしくない」
できれば、白昼夢であってほしいものだが、夢とするにはDM・ギアの機能とはいえきちんと痛みも感じている。頭ごなしの否定が出来る段階はとっくに過ぎているのだ。
「夢だったら夢だったで笑えばいい。だから、とりあえず今は他人に任せた方法じゃなくて、自分達の力でどうにかする方向で進めないか?」
だから、俺は提案する。
「これが白昼夢とかイベントとかだったら笑って済ませればそれでいい。でも、本当にオカルトな事態だったら洒落にならない。なら、始めからオカルト的に、異常を通常として受け入れて動いた方がいいだろう? 最終的にどうなるにせよ、最初から最悪を想定して動けば以外とどうにでもなるものだし」
わざわざ面倒事を解決するために動くのは趣味でもないし好きでもないが、自分の事なのだから仕方が無い。
それは、ミーナも分かっているのだろう。大きなため息の後、頷いてくれた。
「………………はぁ~。分かったわ。で、どうする訳?」
「とりあえず、そこで空気になってる人から色々と聞く。俺達の知識とどれほど差異が出ているのかきちんと知らなきゃいけないし、イベントならここから進めないとどうしようもない」
「空気とは酷いな。わざわざ、君達が話し終わるのを待っていたというのに。それで、結論は出たのかな?」
「さあ。それを判断するために、これから欲しい情報を持ってる人に聞くんですよ」
面倒だが、ここからが交渉だ。ここがきちんとゲームの中だとしても高度なAIが質問に対して簡単に答えてくれるとは限らない。それ以外――――考えたくないが、ここが現実だとする場合、目の前にいるのは生身の人間という事になる。
その場合、より現実的な意味で利害という物を考慮に入れて交渉しなければならない。
(お偉いさんと交渉とか、高校生に求める物じゃないよな)
「まあでもとりあえずは、ここに呼び出された件について聞きますか。一番の取っ掛かりですし、こちらとしては六千年前に撤廃という話は初耳です。その辺りを詳しく聞きたいのですが」
「私としては、知らない方が疑問なのだがね。まあ、言葉通りだよ。君の提示したギルドカードは五千三百年前に回収、廃棄されたはずの物だ。イミサ君の話では、何らかの事情で新しく発行する事が出来なくなり、結果、全回収という形になったらしいがね。ここのギルドでその事を知っているのは《魔人》のイミサ君とギルドマスターである私だけだ。文献にも詳しく載っておらず、良くは知らないがね」
「魔人。魔力に秀でた人の上位種ですか。確か、魔力が多いために肉体の成長、老いが限りなく遅いって設定だったはず。寿命は平均で千歳だったよな?」
「はい。公式設定では魔力が肉体の時間を狂わせるため、一般の十倍程度の寿命を持つ結果になります。この設定からすると、魔力を空にし続ければ一般人と同じように育つと思われがちですが、魔力が発現した際に肉体の時間が狂うので、魔人となった時点で回避不可能な事象ですね」
「おいおい。若いのにどれだけ知識を溜め込んでるんだ。というか、学院の爺どもだって知らないような事をつらつらと。魔人の長寿の秘密とか、未だに研究されてる部門だぞ」
俺の問いに答えたスイを、男が驚いた様子で見つめる。その様子を見ると、頭の隅にあった、でもありえないと否定していた事が現実味を帯びてくるから止めて欲しい。
「そんな事より、発行ができなくなったというのは記録に残っているのですか? 普通、そのような事があれば原因を調べた結果の書類ぐらい残っていると思いますけど」
「少し調べたが、大陸中央の塔から持ち出した遺物だったらしい。それが同じ日、同じ時間に作動しなくなったようだな。元々遺物だったせいで原因を調べたり修理したりする技術も無く、結局、今の技術で作製可能な代物に変更する事で混乱を防ぐ以外何もできなかったらしいな」
「中央の塔というと、バベルか」
バベルの中身はオーバーテクノロジーと魔法のハイブリットだ。地下に行くには魔方陣の転移魔法だし、上層階へと行くには上位種族になってレベルを千五百に上げると発生する特殊イベントで手に入るカードキーが必要だ。そして、エンドレスも塔内部も科学と魔法、どちらの仕掛けも関係なく配置されているという意味不明な場所である。
確か、塔内部には何かの工場と思しき区画(どっかの馬鹿が使ってる道路標識はここで作ってた)があったし、アイテムにも明らかに科学の産物なんだけど使えずインテリアにするしかない物が多々あったが、まさか、ギルドカードを発行する機械が塔から持ち出した物だったとは。
思えば、塔のある《メソポタミア》では現代の匂いがする代物がいくつも転がっていた気がする。
「とりあえず、今はどうして使えなくなったかはおいておこうか。こんな事があった、程度に留めておけばいいだろう」
「そうですね。問題は、その時に“全て”回収されたはずの物を、俺が出してしまった、という事ですか」
おそらくは、今のギルドカードよりも出来の良い遺物による産物。当時の冒険者達なら、何かあった事を察して文句を言う事も無かっただろう。下位の連中は力で黙らせれば良い訳だし。
だが、今の時代だとそういった事情は知られていないという事だ。つまり、グレードを下げたという理由で文句を言う連中が出かねず、もし上位の冒険者からそんな輩が出ようものなら、ギルドの戦力では対応しきれなくなるという事だ。
イベントにしても、ちょっと設定に凝り過ぎているような気もするが、まあ、やり過ぎはアルタベガルの代名詞みたいな物だし、あって欲しくない可能性もあるので、突っ込む気は無い。
そんな俺の言葉を、男は頷いて肯定した。
「その通りだ。良く出来た偽物、という可能性もあるが、イミサ君が直接私に案件を持ってきたのだからそれは無いだろう。だとすれば、どこで手に入れたのか、という問題がこちらとしては残ってしまう訳だな。それ以外なら、私の権限で罰金を課せば終わりになるような話だ」
「どこでって言われても、普通にギルドで発行してもらったとか言えませんけどね。あと、権限使って罰金で済ませるとか、職権乱用じゃないですか?」
「イミサ君がレベルを見られない相手だ。そういう有益な相手をこのような些事で失うのは惜しい。というより、イミサ君が勝てないような相手だと、実力行使で捕らえられないのでね。ま、そうじゃなくてもあのダンフォール公爵家にケンカを売ったんだ。水を差すような事をすれば目を付けられかねん」
まあ、公爵なら政府機関にも深く食い込んでいるだろうし、腐っていれば自身の利益と自己保身のために権力を振るうという姿勢は想像に難くない。というか、現代の人間で腐敗していない尊敬できる貴族を想像する方が難しい気がする。学校で出てくるのは大抵革命時に処刑された腐れ貴族だし。
というか、レベル見られてたらしい。気付かなかった。レベル差があるせいでどうせ見れない訳だけど。
「なるほど。ところで、あの気障男のレベルは高いんですか? それと、トップはどれくらいなんですかね」
「ダンフォールの次男は千丁度だ。メソポタミアにいる《狂剣王》が、力人の千百四十三で人族のトップだな。あと言っちゃあ何だが、お前がケンカを吹っかけたダンフォールの次男は人族の冒険者では最強クラスだ。短命の人族で千に届くのは、今カフェにいる連中ぐらいだろう。だからこそ、ああして驕り高ぶっている訳だしな」
「え? 普通にカンストレベルなんてゴロゴロ――――」
「――――してないからこう言ってるんだろ。ミーナ、後で分かった事全部説明してやるから黙っててくれ」
ミーナの言葉を遮りつつも、俺は当たって欲しくなかった“最悪の予想”が当たってしまった事を確信した。ここまで来ると、本格的に“その”可能性を一番に考えなくてはならないだろう。
それはつまり、“アバターの体で異世界へと来た”可能性だ。
スイにサーバーと繋がっていないと言われた時から考慮していたが、あまりにもぶっ飛び過ぎてて可能性としては最下位にあったのだが、それが一気に逆転した。
だがまあ、最も可能性の高い仮説が分かっただけ良かったとするべきだし、今の状況では絶望して投げ出したり、喚いて当り散らすことはできない。それよりも、今後どのような選択も取れるように、情報を引き出しておくべきだ。
そう考えていると、スイが口火を切った。
「ギルドマスター、でしたか。一つ聞きますが、表のカフェにいる彼らは強いのですか?」
「………彼らはここのギルドでも上位ランクの奴らだよ。ここのギルドだと千ちょっとがおおよそ上位の平均だ。まあ、力人などの上性種と平性種の依頼は別々だがな」
千前後で最上位。ここが異世界ならば、死ねば終わりなのだからそれも仕方が無いかもしれない。だが、俺はあの場にいた者達を思い出して、違和感に顔を顰めた。
「ちょっと疑問なのですが、彼らからは死線のギリギリで戦っている人間特有の“匂い”が感じられませんでしたが、どうやってあのレベルまで上がったんですか? こういっては失礼ですが、ギルドの上位に位置する人間にしては気迫が軽いように思えます」
「痛い所を突くな。実際、本当の意味での上位冒険者はあのように溜まってなどいない。彼らは部下や他の冒険者に依頼して捕らえたモンスターを安全に殺害し、その経験値であのレベルまで上げたのだ。上位のギルドにいるのは、レベルが高いのだから上位だろうという貴族の我がままに過ぎん」
「………その内、ドラゴン狩りとか言いそうだな」
「もう何度も言ってるよ」
なんだか、目の前の男にすごい同情の心が沸いてきた。
「やっぱり、そういう時はトップの桁が違う連中とやらを付けるのか? それでも、足手まといがいたら厳しいと思うんだが」
「まあ、最高で千四百三十三だからな。それにそんな事で貴重な人材を失うのも馬鹿らしい。貴族が馬鹿を言った場合は、ギルドの専門部隊から人員を出して、秘密裏に依頼を出して事前にドラゴンを瀕死まで追い込んでおくんだ。《狐狩り《フォックスハント》》と一緒だ。裏で狩りやすいように手を回して機嫌を取るんだ」
「苦労してますね」
どこか遠い目をしてそう言った男に、俺は心底同情した。頭にある白髪も、普段から馬鹿貴族に振り回されてそうなったのだろう。もしかしなくても、渋さはそこから来ているのかもしれない。
(この人に歳を聞くのは絶対に止そう)
見る者の涙を誘う姿にそう固く誓って、俺はこの話題から離れる事にした。さすがに、見ず知らずの相手をいじめて楽しむような趣味は無い。
「で、話を戻しますがギルドカードの件はどうします? 俺としては後々困りそうだから返して欲しいんですけど、やっぱり、ギルドとしては回収したいんですよね?」
これは割かし重要だ。ギルドカードを破棄すると、またF-から始めなければならない。帰った時にそうなったらカンストレベルなのにギルドランクF-というとても締まらない存在が出来上がる。俺としてはそんな状況に耐えられる気がしない。
だが、やはりというか、男は俺の言葉を肯定して頷く。
「そうだな。最終的にアテナイの本部に報告、指示を待つ形になるだろうが、回収という方針は変わらないだろう」
本当に予想通りの回答だ。だが、それでは俺が困る。だから、こちらにとって都合の良い展開になるように、ちょっとした提案をする。
「ギルドマスター。一つ、賭けをしませんか?」
「賭け?」
「そうです。明日、あの気障男の他に本当の意味でトップクラスの人間を用意してください。俺がそれに勝った場合、あなたには黙ってこちらにギルドカードを返していただいた上で、物と情報、それと今後一切探りを入れて来ない事を誓ってもらいます。代わりに、俺がもし負けるような事があれば、最高クラスの武具と神代の遺物をいくつか提供しましょう。いかがですか?」
アルタベガルに倉庫という概念がないせいで、アイテムボックスには今まで手にいれた物が無節操に納まっている。それらがちゃんとあるのは森で取得アイテムを得た際に確認しているし、俺の持つそれらが伝説級、神具級の代物である事は今の装備を見れば分かるだろう。
男はそんな俺の言葉に対し、今までで最も長い沈黙を経てこちらへと向き直った。
「勝った際にも遺物を一つ寄付。要求に今のギルドカードのランクを上げるのは無し。それで手を打とう」
「構いません。では、契約成立ですね。不義が無いように条件を明記した血判状を二枚作りましょう」
ホッとして体の力を抜きながら、俺は笑みを浮かべて頷いた。これで公爵家とやらは敵に回しても、ギルドは敵にならない。敵に回すのが怖い個人もいるが、大抵の場合は組織の方が敵に回せない相手だ。特に、ギルドのような世界規模の組織を敵に回さなくて良くなったのは本当に僥倖だ。
後の懸念は、まだ今日の宿を決めていないという事か。
(野宿だけは嫌だな。ミーナがキレそうだし)
血判状を用意するために部下を呼ぶ男を見ながら、俺はそんな事を考えていた。
今回はちょっと長かったですね。
読んでいただけたら分かるかと思いますが、複数人数の会話と交渉は苦手です。
とりあえず、主人公はここが異世界だと念頭に動きますが、完全には信じていないので、他の可能性も捨てきっていません。この辺りは仮想と現実の境が曖昧なVRMMOの弊害になります。
二次元ならゲーム中に吸い込まれたか類似した異世界かの可能性がほぼですが、VRMMOだとプログラムのバグや某小説のような人為的事故など、他の可能性が生まれてきますから、笑って終われる方だと思い込みたくなるんですね。
実際、主人公も言葉では異世界の可能性を受け入れてますが、端々にそうじゃない事を願っている節が出てます。ええ、出ているという事にしておいてください。そうじゃなければ単純に自分の力不足です。
次は宿かそれを飛ばして決闘か、ですね。宿の場合は新キャラが出ます。もしかしたらたくさん出ます。決闘の場合は二部に分けて、その次に例の少女視点で一話書く予定です。
リーズライロを出るまでまだまだ掛かりますが、色々と必要なのだと割り切ってお付き合いをお願いします。退屈させないように努力しますから。
では、次話でまたお会いしましょう。