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綺麗なバラには棘がある  作者: 朱音小夏


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15/25

episode15

クラスメイト達の視線がシャルロッテとジークハルトへと集められる。教授する筈の教師ですら二人に注目してしまう。

広場が一瞬の静寂に包まれた後、シャルロッテとジークハルトは空いていた距離を縮め剣を交える。剣同士が"キーンッ"という音を立てる。そしてシャルロッテはジークハルトの胸目がけ剣を振りかざす。しかし、彼女の剣はジークハルトの胸に届く前に彼の剣によって阻まれてしまう。シャルロッテは思わず"チッ"と舌打ちをしながら後ろへと飛び下がる。そしてシャルロッテは再びジークハルトと距離をとろうとするが、彼はそれを許さず、シャルロッテへと詰め寄り、足元目がけて剣を操る。彼女はそれを"待ってました"と言わんばかりに空を舞いジークハルトの背後へと移動をし、彼に剣を突き立てる。そうしてジークハルトは両手を上げ、「参りました」と告げた。すると、途端に広場が"ワッ"と熱気で湧き上がった。


「シャルロッテ様、凄いですわ!男性、しかもジークハルト様お相手に!」

「流石"鮮血の舞姫"!まるで舞っている様でした!」


クラスメイトから賛美の声がシャルロッテへとかけられる。ジークハルトはシャルロッテに向き合い、「良い手合わせが出来たよ。」と手を差し出し握手を求めた。彼女はそれに応え彼の手を握ると「こちらこそ。とても楽しめましたわ。」と無邪気な笑顔を向けた。そして二人の元に拍手をしながら剣術の教師が近づいてきた。


「いやぁ、素晴らしい手合わせでしたよ。二人とも。」

「「ありがとうございます。」」

「皆が言っている様に、まるで舞踏会の会場に居るような気分になりました。」

「彼女は本当に強い女性ですよ。先生。」

「...そんな。ただ武道が好きなだけですわ。」

「"好きこそ物の上手なれ"ですよ。シャルロッテ嬢。」

「...ありがとうございます。」


シャルロッテはなんだか気恥しくなり、頬を紅潮させ下を向いた。先程までの剣士の姿とのギャップに皆が"キュン"と感じるのであった。


「さぁさぁ、皆さん。お二人の様になれるよう、邁進してください!」

「「はいっ!」」


そうしてクラスメイト達も各々手合わせを開始する。


「シャルロッテ。私達も手合わせを再開しようか。」

「そうですわね。よろしくお願い致します。」


クラスメイトに倣って、シャルロッテとジークハルトも手合わせを再開させた。時折、二人に視線が送られるが、二人はそれさえも気にならない程、手合わせに夢中になるのであった。

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