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僕は頭の中の僕といつも会話をしていたのだけど? ある日、僕の頭の中の声がなくなった!?

作者: 七瀬





僕は頭の中の僕といつも会話をしていたのだけど、、、? 

ある日、僕の頭の中の声がなくなった!?



きっと誰でも頭の中の自分と会話をする人が多いと思う!

僕はいつも頭の中の僕がネガティブ過ぎて、僕のやる気を

完全にアイツは失おうとしてるに違いない!



・・・例えば?

「今日の空は快晴だから気分がいいな~」

【はぁ!? 昼頃から雨が降るっ天気予報で言ってただろう! 

まさかお前! 折り畳み傘忘れてない? ホント馬鹿だな~

それに気分がいいって言ってたけど? 今日の朝、作ってた卵焼き

焦がしてただろう! あれは絶対に不味いと思うぞ!】

「黙れ! 僕が気分がいいって言ったら、気分がいいんだよ!

少しは前向きに考えられないのか?」

【はぁ!? ボクはお前だぞ! お前はボクよりネガティブな

人間なくせに! いつからポジティブになったんだ?】

「うるせーよ! 少しだ黙ってろ!」

【それは無理だな~ボクはお前よりお喋りだし! いやいや元々、

お前自身がお喋りなくせに、緊張して大人しい人間を演じてるだけだろう?

それって、本当にお前なのか!】

「仕方ないだろう! 僕は緊張シーだし! 話が上手い訳じゃないん

だから! 僕だってもっと人を笑わせるぐらいの話術があれば、、、? 

こんな人間になってないよ!」

【おいおい! またお前、ボクのせいにしようとしてんじゃないの?

お前はボクだよ、いい加減分かれよ!】

「取り合えず、今だけでも黙ってくれないか?」

【・・・今日の昼ごはん、何食べようかな?】

「だから、黙れって! うるさいんだよ!」

【そう言えば? お前の好きな女の子、今頃何してんのかな?】

「やめろって!」

【同僚の坂下、アイツ! ボクの手柄を自分のモノにしようと

してたよなぁ~】

「・・・だ、黙れって、」

【あぁ! あの子、可愛いな~】

「・・・・・・」

【何も話さない気か?】

「そうだよ、」

【もう、話すのかよ! 我慢が出来ない奴だな~】

「・・・オマエさ、僕なんだろう? それなら少しお喋りを

するなって言ったら、黙れよ!」

【男子トイレって? どこだっけ???】

「そ、そう言えば、お、お腹が、痛いかも? 急にト、トイレに

行きたくなってきたぞ!」

【あの男性ひとに男子トイレ何処にあるのか聞けば?】

「・・・そ、そうだな、」

【じゃあー爽快にぶちまけますか?】

「お腹痛いからって、そういう言い方はヤメロ!」

【お腹の門を豪快に開いて~ドドッと全部出してやれ~】

「汚いんだよ!」

【あぁ、2個目が空いてるぞ!】

「・・・わ、わかってるよ、」

【ギリギリセーフ! 肛門パンチ!】

「うっせーって! 黙れ!」

【これで気分爽快~!】

「はぁ~」





・・・みたいな会話。

誰でも頭の中のもう一人の自分と会話するよね。

そんな自分とある日、僕は全く会話が出来なくなった!

僕が朝、目を覚ますと? 凄く静かで周りの音は聞こえるのだけど?

僕の頭の中でもう一人の僕の声が聞こえない。

最初はそれが何なのか分からなかった。

寝ぼけてるのもあるし、頭の声って! みんな気にしてないじゃん!

だけど? 次第にそれが何なのか分かってきて、僕は怖くなった。

いつも僕は頭の中の僕と喧嘩ばかりするけど?

“一切! 声が聞こえなくなると寂しいというか?”

一人暮らしの僕には丁度いい話し相手だったというか?

ただただ寂しいよ。

もう戻ってこないのかな?

そもそもなんで聞こえなくなったのか分からない。






 *






・・・でも頭の中の声が聞こえなくなって半年!

僕の頭の中の声は完全に消えてしまった!

頼むから! 戻って来てくれないか?

どうしようもなく孤独で寒しいよ。

喧嘩するほど仲が良いって言うけど? あれって、本当の話なんだな。

いつでもいい! 僕の頭の中のもう一人の僕!

僕のところに返ってきてくれないかな?

もうワガママも喧嘩もしないようにするから、

僕はいつでもアイツが戻って来るのを待っている!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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