11.5「その頃あの人はどうしているんだろうか」
────その頃、地球の亜蓮家にて。
「⋯⋯あの男、まさか仕組んだわけ!?」
地球の亜蓮の家に滞在してから約一日ちょっと。都市伝説を試したためにルーシアはただ一人残されてしまったのだ。
まさか都市伝説が本当に現実となるなんてありえない。しかもヒロイン(自称)が主人公(仮)よりセリフが多いなんて事があるだろうか? あったとしても知りません。
「それよりどうしよう⋯⋯。置いていかれちゃったぁ⋯⋯」
その時、ルーシアの頭にいい案が浮かび上がった。
「帰るか」
早速ルーシアは自分の世界へ帰る準備を始めた。もう亜蓮はいーや。だるいわ。疲れたわ。
こうしてルーシアは亜蓮を見捨て、自分の世界へ帰ることにした。
「⋯⋯まてよ。このまま会社に戻ったら⋯⋯」
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『ただいま戻りました。社長』
『あれ? 随分と短いお旅でしたな。もう案内は済んだのか?』
『いえ、色々とありまして。それで案内を放棄して⋯⋯』
(ここで社長の顔が険しくなる)
『何故案内を放棄したのだ!? 君はそんな事をする人じゃなかったはずだ!! く、クビだ! クビだ! この女をつまみ出せ!!』
(ここで社長のボディーガードが登場し、私を拘束する)
『社長! ち、違うんです!! これには深い理由がありまして⋯⋯』
『君にはがっかりしたよ⋯⋯。一番優秀な社員だと思っていたのに⋯⋯』
(ここでボディーガードが私を拘束したままドアの方へ向かう)
『待ってください! まだ私働けます!! ⋯⋯もう一度あの依頼人の元へ戻って案内してきますから!! ⋯⋯だから』
(ここで社長は無言で私の方を見つめる)
『離してよっ!! 離して!! 私は優秀でエリートよ!? 一回のミスぐらいでクビになんてならないわ!!』
(ここでほかの社員たちがヒソヒソ話をしているのを目撃する)
『⋯⋯ルーシア先輩ってあんな素顔あったんだ』
『がっかりするぜ⋯⋯』
『やっぱエリートでも裏はあるんだな』
『トイレ行きたい』
(ここで社長が私に最後に言葉を残す)
『ルーシアくん。この会社では今まで案内を放棄した者は一人もいないんだよ』
(ここでボディーガードに部屋から連れ出される)
『社長ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
──この妄想はルーシアの勝手に考えたフィクションです。また、本編とは一切関係ありませんのでご了承ください──
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「いやぁぁぁぁ!!!! そんなの無理!!」
自分の被害妄想でさらに自分を苦しめるルーシア。
「どうしよう⋯⋯。帰るわけには行かないわね」
悩みに悩んだ結果、ルーシアはもう一度あの都市伝説を試すことに。
だが、都市伝説を試すに当たってこの家にまた居ないといけない。
「まぁ、仕方ないか⋯⋯。仕事辞めたくないし」
こうしてルーシアの第二回都市伝説大会が開幕する事になった。
ルーシアは果たして亜蓮と合流できるのか!?
「てことで、とりま寝ます」
──就寝。
11.5話という事で、異世界から話を逸らして地球のルーシアちゃんに戻ってきました!!
ここから1話飛ばしでルーシアちゃんの奮闘を書きたいと思いますのでよろしくお願いします。
(なるべく早く合流させます笑笑)




