メニュー
カクカクシカジカで投稿を数ヶ月の間あけてしまいました。
一応この話から再開のつもりです。
母と明里が去った後、誰もやって来ないのを確認した後に《メニュー》を起動しようとしてみた。
ただ単純にメニューと唱えたら良いのかな?
…よし、言ってみよう。
「メニュー!」
《メニューを起動するためには『メニューオープン』と唱えるか、そう意識して下さい。》
わざわざ唱えなくても使用可能になってるならかなり便利だね。
メニューオープン、と。
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・アイテム
・ステータス
・装備
・ショップ
・カスタマイズ
・特殊技能
・便利機能
・設定
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まるでゲームみたいな画面が空中に浮いてきたから取り敢えず『ステータス』をタッチしてみる。
すると画面が消えて、別の画面が出てきた。
これ、どうなってるんだろう……。
『雪野水月
レベル1
HP:50/41
MP:30/30
物攻:12
物防:11
魔力:14
《所持スキル》』
スキルはタッチしないと確認出来ないみたい。
それにこんなゲームみたいな機能、あのゾンビみたいな奴を倒した人じゃないと絶対信じてもらえないと思う。
私だって以前まではこんな事出来なかったし、多分ほとんどの人が気付かないと思う。
そう言えばあの声って誰にでも聞こえる物なのかな?もし母さんとか父さんが偶然にもゾンビを倒したりしたらメニューの存在に気付く訳で……
「水月、入っていいか?」
今すぐはちょっと困るけど……部屋に入れずに怪しまれるよりかは良いかな。
「良いよ。」
「入るぞー……今は身体は大丈夫なのか?問題なく動けるならもうここから出ようと思うのだが…」
窓から見える外の景色には特に異常はないからかな。
あいつらがそこらへんを徘徊してるようなら銃一つじゃ心もと無いしね。
それにしてもゾンビは何時現れるか分からない訳だし……あのメニューの事を話すのもその内考えていかなきゃなのかな。
「……うん、大丈夫だよ。」
「回復したなら良いけど…絶対に無理だけはしないようにな。」
HPの数値だけに注目するならもう既にほとんど全快してるように見えるんだけどな……