1/2
一人の侍
R15指定。残酷な描写あり。
人殺しなど出てきますので、そういうのが嫌いな方は、何とぞご覧なされる事の無きようお願いいたします。
このお話は、侍が闊歩していた時代のお話。
そんなご時世。戦は起きるは一揆は起きるは。
暗殺はもちろん、正義を掲げた大量虐殺。
幕府に楯突く頭の悪い徒党たち。
だがそれだけではないのがこの時代。
遊郭に賭博。
子供たちの駆け回る威勢のいい足音、声。
後に言われる井戸端会議…
殺しもあれば、笑いもある。
それが世の常…そんな時代に生きた一人の侍。
彼はかつて、暗殺者としてなを馳せていたようで。
大名に悪代官…よくあるお話。
もちろん、安定した生活など出来ず、
ただただ時代に流された生きていたそうな。
だが、彼は感じていた。
時代の流れに生きてきた、だからわかると。
なにかが変わって行くのだろうと。