ep41冬キャン
日曜日なので、2話投稿
……二月。
世間が豆まきや甘い贈答品に現を抜かしている隙に、私は1DK型宇宙船アカネハイツ203号のハッチを固く閉ざした。
「……これより、恒星間ジャンプを敢行する。目的地は、氷の停泊地(冬のキャンプ場)だ」
このミッションのために、私は冬の賞与という名の「特別軍事予算」を全弾発射した。
• スタッドレスタイヤ: 氷の路面を確実に捉える、アルカディア号の新たなる脚部ユニット。
• 大容量アウトドアバッテリー: 氷点下において、文明の火を灯し続ける外部ジェネレーター。
• 電気毛布: 生命維持装置の核心。これがあれば、私は極寒の夜という名の「コールドスリープ」から確実に生還できる。
「……フフ。……私に、死角はない」
アルカディア号のエンジンが、冬の冷気を切り裂いて咆哮を上げる。
重装甲のタイヤが雪を噛み、艦体は静かに、しかし力強く母港を離脱した。
目的地は、いつものあの場所。
だが、白銀に閉ざされたそこは、夏とは全く別の、沈黙が支配する異界であるはずだ。
私は、新調した電気毛布のぬくもりを想像しながら、アクセルを一定の座標に固定した。
「……アルカディア号、発進。……ヨーソロー!!」
▼今回の特別装備・投資報告(Investment Report)
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【導入装備】 【性能】 【備考】
・スタッドレスタイヤ: 氷上制動力 S (ボーナスの主砲)
・ポータブル電源 : 電力容量 A (冬の生命維持の要)
・電気毛布 : 熱量供給 S (破壊神を甘やかす装備)
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【作戦目標】
・氷点下での野営完遂。
・新装備のフィールドテスト。
・「質量増大」という概念の完全な払拭。
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