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10分程度で読めるショートストーリー

卒業打ち上げ

作者: アオ

みなさんこんにち!アオです!

今回は「なろうラジオ大賞6」の応募作品として書かせていただきました!

テーマとしては卒業での打ち上げです!

こんな場面があれば青春って感じがするなと思いながら書きました!

それでは「卒業打ち上げ」をどうぞ!

「盛り上がっていますか~!?」

そう声をかけるのはクラスの中心人物の男子だ。

彼はとにかく元気で何事にもまっすぐ取り組むかっこいい子だ。

そして今、私たちが来ているのはカラオケの大きい部屋だ。

彼を中心に「卒業記念でみんなでどっか行かね?」ってなって

カラオケになったということだ。参加人数はクラスの3分の2程度。

さっそく彼が曲を選曲する。歌っている姿に私は見とれながら

曲を聴く。有名なJ-POPだ。彼が歌うだけで全てがかっこよくなる。

その後も他の男子たちが歌っているが私の視線の先にはやっぱり彼。

合いの手を入れる彼。友達とじゃれ合っている彼。一緒に歌っている彼。

私が選曲する番になっても私は彼を見つめたまま。

そしていつの間にか入れられた曲に私は友達と一緒に歌う。

曲のイントロが流れ出す。有名なラブソングだ。今の私の気持ちを代弁するかの

ように歌詞が出てくる。この曲自体何度も聞いていてかなりお気に入りだ。

歌っている途中彼の視線をちらりと見る。彼は穏やかな顔で私たちを見ていた。

いつもはしない表情を見ながら私は歌い続ける。でも彼の前でラブソングを

歌うことはかなりハードルが高く終始顔を真っ赤にしながら歌っていた。

「あれ?めちゃくちゃ顔真っ赤だね。もう照れちゃって~」

そう友達が言ってくる。私はその言葉にさらに顔を赤くするのだった。

その後も彼の歌っている姿を眺めながら過ごす。

この時間がずっと続いていればいいのに。しかしそんなことお構いなしに

時間は過ぎていく一方だった。残り一曲しか歌えないという時間になったとき

彼が「最後だとみんなで歌える曲にしよう!」と言い出す。

他の人もそれに賛成の様子だ。そして選んだ楽曲は誰もが知っている

大ヒットソングだ。男女混合で並んで歌い出す。私は彼の隣だ。

最後だからこそ楽しみたいのに彼が横にいることを意識してしまい

上手く歌えない。そんなことを悟ってくれたのか彼はそっと私にマイクを渡す。

まるで一緒に"歌おう"と言っているように。私はとびきりの笑顔で歌った。

あっという間に時間が過ぎてついにお開きとなる時刻になった。

「ありがとうございました」と彼のあいさつによって各々帰るようだ。

この機会を逃したら次会えるのは大人になってからかもしれない。

そう思ったとたん私は言葉に表せない気持ちになる。

自然と体が動いて気が付けば私は彼の名前を読んでいた。もう後戻りはできない。

私はそっと口を開いた。

読んでいただきありがとうございました!

1000文字以内に収めるってかなり大変ですね。

自分自身で書いていてそう思う作品でした。

それでもしっかりと書きたいところは書けていたと思います!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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