4週目
9/23
雨の音で起きた。久しく雨が降っていなかったから忘れていたが雨の街である。これからどんどん寒くなるだろう。今日はBritish Politics最後のチュートリアル、Dr ホームズと議論を交わせるのも今日で最後だ。トピックはヒース政権について。見事アトリー政権とサッチャー政権の間の期間についてである。この一ヶ月で戦後のイギリス史について深く学ぶことができた。たった二日の準備期間だったため若干の不安を覚えながら家を後にする。雨というのもあったかもしれない、45分ほどの道のりがいつもより長く感じた。日本から持ってきた壊れかけの小さな折り畳み傘では私と私のリュックを守ることはできなかった。ついた頃にはびしょ濡れである。一緒に教授の家に向かっていたマリーはレインコートを着ていたが、彼女もついた頃にはびしょ濡れである。実際にチュートリアルが始まると抱えていた不安がなんだったのかと思うほど無限に議論が深まっていく。毎回そうなのだが、ただ政策について議論するのではなく、なぜそのポリシーに行き着いたのか、当時の国際状況、インフレ、経済、マクロからマイクロまで、果てには本人の幼少期からの生い立ちから垣間見える性格等、本当に多岐にわたるところまで深く掘り下げていく。ものすごくオフトピックのものの例として、Dr ホームズが本を書くためにヒース政権時の財務大臣にインタビューをしたことがあり、そのインタビューの中でヒースが大変信頼していた彼の側近であったアームストロング首相秘書が裸で廊下の踊り場で倒れていたことがあったという話を聞いたらしい。Dr ホームズが自身の経験談を話してくれる時は決まって面白い。楽しかった1時間半はあっという間に過ぎ、気づいたら私の最初の一ヶ月は終わろうとしている。外は未だ雨が続いている。教授に別れを告げ、ブライアンとマリーと帰路に着く。ブライアンはこの後Buzzジム(Wast Gateにある大きなジム)に行くそうだ。私は午後からカテキョがあったので街に残ると二人に告げるとマリーから雨宿りがてらブランチを誘われたので、目に入ったお店に入った。パニーニやサンドイッチ、バゲット、ベーグルなどこれぞ軽食!というものたちがメニューに並ぶ中、Bapというあまりにも謎のものが目に入る。「これ何?」「まじでわからへん、けどアボカドとかベーコンとかあるからおそらくこの子達と同じ系統?」などと会話をしながら興味本位で二人ともBapを注文。やけにBapだけ値段が安かったのも怖さ半分面白さ半分。私はFried Egg Bap、彼女はAvocado Bacon Egg Bapとカフェラテを頼んだ。実際に届いたのは普通にパンに挟まれた想像どうりのもの、後から気になって調べたら、Bapというのはイギリスの伝統的なパンの種類だそうだ。美味しかった。30分ほど過ごしたのち店を後にする、雨も小雨になっている。彼女はWast Gateでお買い物をするそうだ。私はArt Cafeでカテキョをしようと思う。
9/24
洗濯をしなくては、Detergent(洗濯洗剤?ちゃんとした日本語がわからない)が切れているのでAldiに向かう。豆乳が売っていたので買ってみた。帰りしなにマヒーンとあった。15分ほど雑談をしたのちにそれぞれの目的地へ。久々に話した、金曜日にチュートリアルがあるそうだ。彼女すごく頑張ってる、私も頑張らなきゃ。家に帰り、洗濯をしようとしたが誰かが洗濯機を使っていたのでまた今度にしよう。のんびりした日。そういばまだエッセイの提出をしていない、エッセイはとっくに書き終えている。まぁ明日でいいや。明日のことは明日の私に任せよう。今日のことは私に任せなさい。
9/25
水曜日、アテンダンスの日である。街に行くついでに先週に借りた本たちを返そうと思い、リュックの中に詰め込む。本の重さを通して感じる読んできた活字の量、入りきらなかった2冊はまた明日にでも持っていこう。昨日Mr. ディーパクからメールが届いていたのだが、いかんせん読みにくい。全てのジーザスカレッジの生徒が12時に集合なのか、すべての生徒がジーザスカレッジに12時に集合なのか。二通りの解釈ができてしまう。これまでに送られてきたメールも全て読みにくく情報を得るのが難しかった。どちらでも対応できるように11時半に家を出た。ディーパクに対する愚痴をノルと言いながら、歩くこと25分ほど、オフィスに到着。どうやら全てのジーザスカレッジの生徒が正解だったようだ。私はニューカレッジなので、彼らのミィーティングが終わるまで20分ほどキャロル(Mrs. Carol、OPUS Officeで事務をしているおばあちゃん。優しく、とても丁寧で上品な英語を話しはる)と会話をしていた。アテンダンスを済まし、ピアノを弾こうと思い、Wastgate Libralyに向かう。かなり古いヤマハの電子ピアノで、お世辞にも良いピアノだとは言えないが、鍵盤が84鍵あり音が鳴るだけで十分だ。しばらく弾いてある程度満足したのち帰ろうと席を立つと、お爺さんがチェスをしている。本を片手に駒を動かしている、問題でも解いているのだろうか。個人的にチェスに興味があるので話しかけてみようと近寄ると、おじいさんから話しかけてきてくれた。聞くと、昨年脳卒中で入院し、リハビリの一環として人と会話をし、チェスをしているそうだ。時間もあったのでそれならばぜひと指された椅子に座った。思いがけず初めて本物の駒を動かす機会に恵まれた。盤は実際の8×8ではなく、5×5の小さいサイズであった。どこから来たのか、なんのためにオックスフォードまで、何を学んでいるのか。なんのお仕事をされてたか、ご家族のお話、大学時代のことなど。会話を交わしながらゆっくりと考えて駒を動かす。普段はオンラインでやっているので、会話など一切なくただ黙々と駒をマウスで動かすだけだったのが、実際に手で指しながら相手とコミュニケーションを取ることはとても楽しかった。毎週水曜日と木曜日の13時ごろから16時ごろにこの図書館にいるそうだ。これからもたまに顔を出そうと思う。図書館を後にしおやつの時間、すぐ目の前にあるArt Cafeへ。中に入りいつものように三階の定位置に行こうと階段を上がると二階の窓辺にアイザイアを発見、今週末が提出期限のエッセイを書いているそうだ。彼はシェイクスピアの授業をとっており、いつも本を読んでいるイメージがある。対面に座り、スコーンと紅茶のセットを注文。彼がエッセイに取り組んでいる中、私はおやつを食べながら、チェスをし、日記を書いている。めちゃ贅沢やなどとぼんやり思っていたが、私もまだエッセイの提出をしていないことを思い出した。教授に送るメールの作成に取り掛からなくては。
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図書館でのチェス
9/26
毎日8時前後に起きてしまう。習慣的なものなのだろうか、別に日当たりが良いわけでもない。ここはイギリス、そもそも日光はない。早起きは三文の徳とはいうが、時と場合によると思う。ちなみに今日は早起きをして正解な日でまちがいない、今日はロンドンへ日帰り旅行をしにいく。昨日の夜にオンラインで電車の往復切符を買った、往復で£35、乗り換えなし。午前11時にOxford発の電車に乗らなくてはならない、駅までは徒歩15分。8時に起きるとかなり早いようにも見えるが、実際にベットから起き上がるのに30分、シャワーを浴びて30分、そして私は出かける前の準備にかなり時間がかかるという自負がある。諸々を加算すると8時に目が覚めることはこのような日では抜群、自身の体内時計に感謝。もそもそとベットから起き上がり、シャワーを浴び、髭を剃ったり服を見繕ったり髪の毛のセットをしたりなんやかんやして準備をして家を出た。初めての駅なので何があるかわからないからとかなり時間に余裕を持って行動をしたのもあり、出発時刻の20分前に着いた。駅の中に小さなアップライトピアノがあった、時間にも余裕があったから少しだけ弾いてから改札を通り抜ける。私の電車は3番プラットフォームに到着予定とのことだったのでそこに向かっていると後ろからおじさまが「ピアノじょうずやったよ」と声をかけてくださった。ハッピーな気分。電車は思っていたよりも新しく、新幹線のような雰囲気。1時間弱ほどかけてPaddington駅に到着。目的地であるSondheim Theatreは4km程距離があるが、地下鉄は治安が悪そうなのと、街を歩いてみたかったので今回は徒歩で移動することにした。駅を出ると雨が降っている、傘を持ってくるのを忘れていた。ちょうどいいタイミングだと思い、駅内で傘を探したがどれも微妙だ。ここでお金をかけるのも馬鹿らしいしとりあえず一番安いものにするかと結局£12ほどの折り畳み傘を買った。街を歩き、気づいたことがある。ストリートごとに建物の外見が違う、逆に言えば同じストリート内の建物はほとんど様式が統一されている。全体的に古い建物をそのまま、もしくはリフォームして使っているのだろう、趣があってよい。まったくちがう雰囲気だが、京都の街並みを思い出す。スマホを頼りに知らない街を散策していると緑色のベストを着ていた女性に声をかけられた。「お兄さんめちゃコーディネートいいね!!、青色で統一されててめちゃいいよ!!What do you do for living?(どんな仕事しているの?という質問、路上インタビューでの鉄板質問)」すごく親しげに話しかけてくるもので思わず返事をしてしまったが失敗だった。どうやら話を聞いているとチャリティー団体?の一員で、募金を募っているらしい。緑色のベストだと思っていたものは団体のユニフォームだった。現金を持っていないと断ろうとすると、キャッシュレス対応とのこと、こんなところまで普及しているのか。適当な会話をしながら頭の中で必死に他の言い訳を探し最終的にシアターの時間が迫っているからと無理やり会話を終わらせて逃げた。これ以外は特に際立ったイベントはなく、のんびりと街を散策しながら1時間ほどかけて目的地であるSondheim Theatreに到着。相も変わらず、開演時刻より45分ほど早く到着してしまったので休憩がてら近くにあったカフェで時間を潰した。時間が来たのでシアターに戻ると長い列、全員が今日のメインであるレ・ミゼラブルを観にきている。建物の中に入ると、古くて高級感あふれる素敵な空間。私は2階の席だったのだが、かなり舞台との距離が近く感じた。パンフレットをもらわなかったなーと思い隣のおばさまに聞いてみると有料らしい。せっかくだからとしたの受付に向かい購入。おばさまと二人でプログラムの確認をしながら軽い会話をした。ボストンから友達と旅行に来ているそうだ。劇が始まった。本当にすごかった、まじで。音響がすごい、歌の迫力が抜群に届く。そもそも演者と距離が近いのもあるだろう、本当に全ての歌詞が音楽が感情がダイレクトに届く。個人的に映画で泣いたりするようなタイプではないのだが、ストーリーの内容もあり、圧倒的な歌唱力に迫力にで泣きかけたのには驚いた。本当に素晴らしい経験だった。観に来た甲斐があったほんとうに。イギリスに来てから一番感動したし、今までにない経験だった。経験にお金を使えと大人は言うが、まさにこのようなことなことを指すのだろう。また観に行きたい。帰りにバッキンガム宮殿をチラリとみて、Harrodsに立ち寄った。さすがロイヤルファミリー御用達百貨店、もはやお買い物をするところではなく、観覧を楽しむ場所である。外から観たよりも中は本当に広く、わかりやすいマップのようなものがなかったこともありまるで迷路のようだ。3階(実際は4階、イギリスではgrounds, 1, 2…と続くみたい)にEDELWEISSという観たことのないピアノのブランドがあった。聞いてみるとイギリス発祥の比較的新しいブランドらしい。少し弾かせてもらい、店員さんと会話をして名刺をいただいた。ウィンドウショッピングを楽しみすぎて時間を忘れていた、まずい。20時にPaddington駅初の電車に乗らなくてはならない。駅まで40分ぐらい、今は19時15分。迷宮をなんとか脱出し、駅に向かう。雨が降っている。傘を広げるとフレームが曲がっている、まさに安物買いの銭失いである。ちゃんとした傘を買おう、イギリスで生きていく上で意味のある投資だと思う。Power walk(めちゃ頑張って早く歩くこと)の甲斐もあり予定時刻の10分前に着いた。ちゃんと席も確保し、無事に帰れるであろう状況に落ち着くことができたことに安堵。しばらく電車に揺られOxoford駅に到着、時刻は21時。明日は朝からカテキョがある、早く寝なくちゃ。今週末にはポルトガルもある、その準備をしなくちゃ。
9/27
朝からカテキョをこなした、3人連続。人に物を教えることは嫌いじゃない、いや、なんなら好きなのだと思う。荷造りをしなくては。明日には出発。
9/28
8時に起きた、相変わらずの早起きである。今日はポルトガルに発つ日。昨日のうちに全て準備を終えていたので、朝ごはんを食べて着替え終えたらすぐにでも家を出ることができる。唯一の心配事といえば母から送られてくるはずの荷物たち、ハウスメイトのブライアンに「荷物が届いたら受け取っといて」と頼んでおいた。少し早めに家を出た。まずはバスで空港に向かう、そのために街の方に行かなくてはならない。バスに乗る前に一つ、やらなくてはならないことがある、そのために図書館に向かった。借りてきたのは「WITTGENSTEIN」と「1000 pattern of checkmait」、哲学者の本と、チェスの本だ。ポルトガルのビーチで過ごす時間をより素敵なものにしてくれること間違いなしである。バス停に向かう、少し早めに着いたおかげで、予定より一本早い便に乗ることができた。バスに乗ると、偶然にもシエラがすでにいた。軽く会話を交わしたのちお互いの席に移動し、バスが動き出してからは特に会話をすることもなくヒースロー空港へ。二人ともオンラインチェックインをしていたのですぐにそのまま保安検査場へ、すでにマリーとソフィアは中にいるそうだ。二人で列に並んでいると、我々の航空券を見た係員が「あなたたちのカバンを預ける必要がある」と言う。機内持ち込みの前提で航空券を買っていたため追加料金を払わなくてはならないかもしれない、と緊張しながら荷物を預けたが特に何事もなくスムーズに終えた。シエラは「液体のリミット(100ml以内にしなくてはならない)を忘れてたくさん詰め込んでいたから逆にありがたかったわ」と言っていた。私ももっと詰め込んでくればよかったなと少し後悔、けど予想のしようがないことだからしょうがない。無事保安検査場を抜けてマリー、ソフィアと合流、彼女たちは朝の9時から空港にいたそうだ。今の時間は14時、我々のフライトは16時半、かなり時間がある。15時半になるまでどこのゲートで登場するのかわからないとのことなので、適当な場所で時間を過ごしていた。「WITTGENSTEIN」の1つ目のチャプターを読み終え、水を飲もうと顔を上げるとシエラが横から話しかけてきた。「あなた哲学好きなの?」「好きだよ、特に言語と思考の関係性にすごく興味がある」「私も本当に哲学とか宗教学とかに興味があるの!ウィトゲンシュタインの本を少し読んだことがあるわ…」。どうやら彼女は本当に哲学が好きらしい、特に心理的関連に興味があり自身が心理学専攻というのもあり言葉と心理、そして心理と行動の関連性を学びたいそうだ。おもしろい、このような話題は無限に話せる。時間はあっという間に過ぎた、すでに登場時刻が近づき、どこのゲートに行かなくてはならないかも掲示板に表示されている。偶然にも彼女の席は私の席の一つ挟んで隣だったので飛行機内でもずっと会話をしていた。ポルトガルに到着、オランダ経由で来たティナと合流、これで5人全員揃った。Uberを呼び、ホテルへと向かう。翻訳ツールを駆使しながらなんとかコミュニケーションを図ろうとするも頓挫、地味に全く言語が通じない環境に行くのは初めてかもしれない。少し不安だ。なんとかホテルに到着、時刻はすでに21時、ほとんどのお店が閉まっている。荷物をコテージに置いて夜の街へ繰り出す、みんなお腹が減っている、無論私も減っている。いくつかお店を見て回ったのち、少し離れたところにあったレストランに入る。私はPiri Piri Chickenを頼んだ、ポルトガル料理の代表的な逸品らしい。とても美味しかった。移動で疲れていたのだろう、コテージに戻るとみんな各々の部屋に戻りパッパとシャワーを浴びて就寝。明日の予定は明日考えよう。おやすみなさい。
9/29
ポルトガル1日目、朝からカテキョ。すごくのんびりしてる。みんなバラバラの時間に起きてきた、しばらく各々の時間を過ごしたのちみんなでホテルの向かいにあるスーパーマーケットに向かった。四日分の食料を買った、全体的にイギリスより安い。お買い物をし、荷物を部屋に置いたのちみんなでビーチに向かった。「WITTGENSTEIN」を読む、全くもって進まない。チャプター2を無限に読み直している、本当に理解ができない。日差しが強い、久しく見ていなかった雲ひとつない青空、海に入った。日焼けなど一切気にすることなく、砂浜の上にタオルをひいて横になる。すごくのんびり、3-4時間ほど海で過ごしたのちコテージに戻った。コテージに着き、シャワーを浴びたのちジムに向かった、少し離れにあるので歩かなくてはならない。ジムに着くと部屋番号を聞かれた、どうやらその番号で入退出を管理しているらしい。おばさまやおじさまがたくさんいる、様子を伺っていると、おそらく全員がイギリス人であろうかと思われる。そういえばMr Deepakがポルトガルはイギリス人のバケーション先として有名だと言っていたのを思い出した。トレーニングというよりかは健康エクササイズ的な感じなのだろう、皆様優雅に老後を過ごしてらっしゃる。ジムから帰ってくるとみんながやけにドレスアップしている、聞くと今からビーチで日の入りを見ながらお酒を飲むとのことだ。ぱぱっとシャワーを浴びて私も着替えて準備をした。朝に向かったスーパーにみんなで向かう、ワインのボトルがたった€3である、本当に安い。正直私はワインがそこまで好きではないのだが、ポルトガルのワインは本当に美味しいと聞いていたので、安かったのもあり挑戦することにした。私が買ったのは安い赤ワイン、シエラとマリーは白、ソフィアはブランデー、ティナはビールを手に取った。そのままの足でビーチに向かう、日の入りは19時半だ。ビーチに着くと火が沈む方角が少し違うことに気づいた、残念ながら海に沈む瞬間は見え無さそうだ。それでも、みんなで砂浜に座りお酒を交わしながら日の入りを待つことにした。今更ながら、今回の旅行は女性4人に対し男性一人、私である。なかなかないオケージョンのためどうなることやらと思っていたが今のところ何ひとつ問題なく満喫することができている。日も沈み、お酒も入り、会話が弾む。お互いのバックグラウンド、学校のこと、キャリア、いろいろな回り道をしたが結局終点は恋愛の話になる。つい最近までいた彼氏の話、ずっと片思いをしている人、遠距離に人種の差、男性と女性の考え方の違い。日が沈んでからすでに2時間は経過した。あたりが真っ暗になり、肌感寒くなってきた頃に私たちはコテージに戻る選択をした。家に着き、部屋に戻ったりシャワーを浴びたり食事を作ったり、各々自分のことに取り組む。私はというと、砂浜に忘れた財布を拾いに全力できた道を戻っている。
Pine Cliff Beachでの日没