表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/71

夢の中


「 っな、 」

 あわててみるが、右側には誰もいない。

 

 いや、右どころか、あたりは白く靄がたちこめ、だれもいない。




 こりゃあ、カスミってやつか・・・


 あたりにただよう白いモヤをみておもう。


 冷たく湿った山に溜まるものでもなく、あたたかい朝にまだ弱い陽をぼんやりと通すものでもなく、その白い雲のようなものは、そこにあって、匂いもなく、肌にもあたらない。


 そこでヒコイチは気づいた。



「 ああ  こりゃあ  夢の中か  」






 おのれの声がどこか遠くから響くようにきこえ、目がさめた。







「 ―― ああ  こりゃあ  夢の中か 」

 そう口が動いている最中に、目がさめたようにさっきまでみていたものがもどってきた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ