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入っていたのは


 左にはひきだしがよっつ。

 右の片開きのとびらは、 ―― うっすらひらいている。



 そうか、親父がまた閉まらないよう、扉のへりに紙をはりつけたのか。



 手に煤がついていないかたしかめ、すこしひらいていたそれを手前にひけば、中にあるものがすぐに目に入った。



  ―― なんだ?



 こんな大きなもの、さっきは入っていなかった。


 のぞきこまなくとも、それが何のかたちをしているかはすぐにしれた。



「 ・・・枕だ・・・」


 木の台と上にのった、くくり枕がみえた。箱枕だろうとおもいながらとりだしたその木の台は、よく知るものよりも平たく低く、上にのったくくり枕も、それほどの厚みはない。




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