慈眼是親についての報告書
慈眼 是親
出生地:地球(日本国) 出生年:20××年
性別:男 身長:181cm 能力:賢者 ✔発動済
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11歳の時に地球(日本国)からオリジン星(ガラン村)へ転移 *ジャンパー/クレオ・ネイビエス
【経緯】
本児童は両親共に芸術家の家庭に生まれ、幼い頃から必要な養育を受けずに育った。両親は共に海外での個展や演奏旅行に出掛ける事が多く、その間母方の祖母に児童の世話を任せていたが、祖母の死後はシッターを雇うことなく1人で生活させていた。児童は5歳の頃から食料品とお金を与えられ、半月から2か月にも及ぶ両親の留守を自力で生き抜かねばならなかった。
◇1人での生活内容
児童は保育園などには通っておらず家で過ごしていた。両親が不在時は一日の行動をカメラで監視され、スケジュール通りに生活するように強要されていた。用意された服を着て、戸棚や冷蔵庫に入れてある保存食や調理済みの食品を食べ、決められた時間にピアノの練習をし幼児用のドリルをこなす。テレビやゲームはなく、読む本が指定されていた。食事の片付けや入浴などの準備もすべて自分で行った。
◇高熱で彷徨い倒れる
6歳の時に高熱によるせん妄で家を出て、辺りを彷徨い歩き倒れているところを保護された。両親は病院に児童を引き取りに行ったが、子供支援・救済センターからの呼び出しには応じず。
×月×日 児童は能力鑑定によりオキザリスが見守りを行うことになった。
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◇病院で聞き取りをしたセンター係員の話
「児童が無表情なのが気になった」
「長く留守にしていた両親と児童が直接話せたのは、両親のどちらかが帰宅した日のみだったようだ。ピアノの進捗とドリルをチェックして読んだ本の話を少しする。注文していた大量の食品と洗わずに捨てる服を補充して、また翌日から出かけたらしい。理解できない人たち。愛情があるとは思えない」
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【状況】
両親が揃って帰国した折、児童は以前から思っていた「5歳から現在まで続いている自分に対する虐待について」訴えた。何度目かの訴えだったようだ。児童はリビングのドアの前に立って両親が出られないようにすると、持っていたナイフを取り出し自分に向けた。訴えを聞いてもらうための脅しのつもりだったらしい。
ところが父親が口にしたのは「死ぬなら死ね」という言葉だった。母親も「そうしたら、もう色々と用意する必要はなくなって楽」「期待に答えない子供はいらない」と言い放った。(児童より聞き取り)
児童の脈や発汗などから危機を判断したアラーム魔法が作動、オキザリスに注意が届いた。モニター画面には、児童が父親に馬乗りになって頭を押さえ、もう一方の手でナイフを握って振り下ろす直前の状況が映っていた。
現場に跳んだジャンパーが児童を後ろから羽交い締めにし、そのまま一緒にガランにジャンプした。
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【転移直後】
◇ガランからの報告
「転移ショックなし。睡眠魔法はあまり効かなかったようだ」
◇精神魔法
「日本での記憶は消去し、ガラン生まれであると記憶の保管をした。有効期間長期」*魔法/ネオ・ローズハルト
◇児童の委託先
11歳という年齢で未発現のため相応しいグループが見当たらなかった。自分が以前託した獅崎十色と化身美空斗のいるグループにまた託すことにした。*協力者:オリベ白河
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【その後】
12歳 賢者として発現&発動 状況:森でグヮリロに対峙した際に
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15歳 入隊式 洗礼の儀と加護の授けを受ける
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17歳 ガラン危機によりオリジン星から地球へ転移 *ジャンパー/レイナ・セルヴィエス
【経緯】獅崎 十色の報告書に同じ(内容写し)
獅崎十色が属するパーティは当時若手で一番の実力と言われたが、魔王と同等に戦うレベルには届かず。大敗の兆しが見えたところでパーティ全員を再び日本に戻すべくジャンプした。
【状況】各人、体力・魔法力の消費が著しく、次の一撃が致命傷になりかねない状態に陥っていた。
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【転移直後】
転移ショックなし。討伐の疲労が見られる。魔法で治療。
◇精神魔法
「ガランでの記憶を日本での記憶に変化・捏造して補完した。本魔法は本人と本人を知るすべての人間に対して作用。有効期間長期」*魔法/六波羅雲水
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【その後】
◇養父母 協力者 No.5596、6023 *貿易会社を経営
◇璞高校卒業、璞大学に入学
<記録者:ロバートO 秘密結社オキザリス 主宰/六波羅雲水>




