お互いにとってかけがえのない存在となり、依存していく物語
初投稿です。
初心者なのでアドバイス・感想・誤字など教えていただけると幸いです。
作品(?)についての苦情なども参考にするのでなんでもどうぞ。
気楽に気長に投稿していこうと思います。
連載予定ですが、見ていただける方々の感想数や、感想内容によっては
短くしていく可能性もあります。
…俺は暗殺者《影》…
…家族はいない…仲間もいない…
…名前もない…好き嫌いもない…
…かつて信じていたものにも裏切られた…
…感情すらない…
…守るべきものもない…
…生きる意味もない…
…なぜ生きようとするのか…自分でもわからない…
…死のうとしても死ねないクズだ…
これは…そんな俺が唯一生きる意味、少女を見つけ共に生きていく物語。
俺は暗殺者だ、歳は15、名前はない。
そんな俺だが、今人生で初めて戸惑っている・・・
少女「・・・」
俺「・・・・・・」
少女「…眠い」
俺 「…」(なんでこんなことになってるんだ?…)
…曇天の中…
ナイフを持っている青年が一人物陰に潜んでいる
シュッ‼
どうやら同業者がいるようだ。
まぁ、同業者と言っても仕事場で会えば完全なる敵なのだが…
シュバッ
考え事などしてる場合ではないな、時間もないしすぐに終わらせるとするか
とりあえず…後処理がめんどくさいので適当に消滅させるか…
ダークインフェルノ
《《影獄炎黙》》
「っ!?」
どうやら叫びすら上げる間もなく黒い炎によって灰も残らず消え去ったようだ
「いい尻しとるなぁ桃花ちゃん」モミモミ
「ひゃぁ‼もう♡やめてくださいよぉ~♡あ・と・でいっぱ~いご・奉・仕しますからぁ♡豪鬼宰相様♡」
「ほっほっほそうかそうか、それは楽しみじゃのぉ~」
今回の標的は二人、あの桃花という者と宰相だ…仕事だから殺るか
護衛が…1,2,3…19人か…いつも通りいくか
シュパッ‼シュルル
いつも通り糸を使って処分も対象の一部も回収完了。
そのあと、依頼主に報告して…家に帰ってきた。
そうしたら、いつも通り同業者に待ち伏せされてると思ったら…
少女「…眠い…寝る。」
スタスタポフッ
何故か、見知らぬ少女がいて、眠いから寝るとベッドに倒れ込んでると…
「意味わからねぇ…」
俺も眠いな… ボフッ
…zzzZZZ
…‥‥チュンッチュンッ
…朝か……⁉
少女「んっ!」
「…」
…誰だ?…そうか、昨日の夜何故か家にいたガキか
「…名前は?」
少女「んっ」
「いや…名前は?」
少女「ん~?」
「…言いたくないのか?」
少女「ん~ん」ふりふり
「名前ないのか?」
少女「んっ‼」コクコク
「名前ないのか、一緒だな」
少女「!?」
なにこいつ…驚いてるのか?そこまで珍しくないだろうし…というか…本当にこいつはなんなんだ?
「お前、俺を殺しに来たのか?」
少女「んっ」コクコク
「そうか、、じゃぁなんで俺が寝てる間にやらなかったんだ?」
少女「殺りたくないから」
「どうしてだ?」
少女「ん」
いや…言葉にしてくれねぇとわからねぇ…
「…」
「…」
「誰に依頼された?」
少女「爺」
「お前はその爺の何だ?」
少女「奴隷」
「逃げたいと思わないのか?」
少女「思う。けど、逃げても捕まる」
「俺なら解放してやれる、どうする?」
俺は自分で言った言葉が信じられなかった。すんなり考えるより先に言葉にしていたからだ…
もしかしたら同情したのかもな…俺は元、奴隷。なにもなく結局救いもなく逃げ出すしかなかった
そんなことにはさせたくないのかもな…勝手な同情は困るだろうな…信じれるわけないし。
少女「!?」
「できるならやって。」
「!?本気か?」
少女「ん」
この子はもう自分のことはどうでもいいみたいだな…最後の光に縋ってるだけだろ…
「《水闇常闇解呪》」
「これで自由だぞ」
少女「そう。」
はぁ…何してるんだろうな…俺は
少女「私をここに置いて」
「は?」
少女「なんでもする。体を使ってもいい」
「おい!そんなこというんじゃねぇ!」
少女「⁉」ビクッ‼
あぁ、やっちまった…
「すまん…気にすんな」
少女「・・・」
「すまん、俺は買い出しに行ってくる。出てくなら今日中だ」
どうせ逃げ出すのだろう、そう思いながら出かけたが…これはなんなんだ?
ベッドの片隅で布団をかぶって震えてるんだが…
連載期間は目標3日に1回。短くなる可能性は十分あり
1ヶ月空いたら連載停止だと思ってもらえると助かります。
気軽に感想や誤字報告、アドバイスなどお願いいたします。