13 ちょっと冒険の世界へ
せっかく招待してもらったんで入ってみることにした。
クリスにレクチャーしてもらったところ、
1、MMOならば何でもいい。
2、ネットが充実していないと回線切れしたときに2回目潜れない。
3、最初は普通にアカウント登録しないといけない、2回目からはクリスを通じて直接入れる。
もちろん、普通にプレイしてもデータは同期出来る
4、チャット機能は言葉を発するだけでOK
5、アイテム・装備系を使う場合は手動かイメージでウィンドウ開いて選ぶ、技・スキル等は覚えれば自然に繰り出せる→要は慣れろってこと。
6、マナーを守って楽しくプレイすること(笑)
らしい。
なんだよ最後のは、まあいいけど。
とりあえず、ネットゲーの中から選んでみるか。
では、アイランド・オンラインってゲームを。
ネットゲーはほとんどやったこと無いんで、良くわかってないんだけど。
大きな島の中で、冒険者が良くわからない宝を探す?っての。
もちろん、内容はこれだけじゃないと思うけど。
バーアップ等でイベント増中で、しばらくサービス終了とはならないと思う。
魔法・剣ありの世界でよくある中世のファンタジー世界観といえばいいのだろうか。
スキルとかアイテム使用とかいろいろ覚えることがあったり、キーボードでの操作が面倒くさいんで敬遠してたんだけど、これを早速インストールしてみてプレイしてみよう。
アカウント作って、チュートリアルやっていろんなことを試しにやらされてやっとセーブ出来るまでの所へこぎ着けて一旦落ちる。
再度立ち上げてここから入り込んでスタート画面からプレイをするところまで来て・・・
「クリスにここからお願いするのかな?」
「はい、ここから任せて下さい。
体を楽な姿勢で置いといてください、準備出来たら行きますよ?」
言われるがままに椅子に腰かけて左右に倒れないように楽な姿勢にして・・・よし。
「OKよろしく」
「それではスタート」
・・・目を開いたら現実の世界みたいに視界が広がっている。
始まりの都市には大勢のプレイヤーがいた。
会話は吹き出し風に空中に表示されている。
私も試しに声を出してみた。
「ソロモンよ、私は帰ってきた!」
・・・痛いセリフが空中にそのまま吹き出しとして出た・・・うかつに声に出せないな、これ。
自分の容姿確認は後回しにして、そこら辺中を歩いて廻ってみる。
違和感無い、体も本物のようでこれはいい、本当にゲームの世界なんだろうかと思えるくらい自然だ。
次に自分の姿に注目した。
職業は侍にした、だって剣士とかなんか違うと思ったから。
街中では抜刀出来ない仕様だったが、アイテムの使用はOKなんでBOX欄を表示して使用する素振りをしてみた。
アイテムBOKの表示は意思表示で現れ、手でタッチして出したり収納したり出来るようだ。
慣れれば意識を集中すればやれそうだけど。
初っ端だから初期装備なのが悲しい。
レベル制ではなく、装備等で個人の強さが変わるようだから素材集め&武具制作も必須か。
どっかのデスゲームみたいなのは嫌だからログアウト仕様の確認をしてみた。
街中・フィールドで任意にセーブ・ログイン・アウト出来るみたいだ、ちょと安心した。
あの後確認した所、大まかなストーリーは以下のようだ。
島(といっても九州くらいの広さあり)に獣・危険生物がはびこり、それをギルドを通して討伐したり直接依頼で仕事して報酬をもらうというのが大まかな話。
島の中に大きな城塞都市が5つ、大小の街・村が多数あるとの事。
いろんなイベント追加等ありそうだな、これ。
とりあえず、街でギルドに入らないと何も進まないようなので登録するか。
チュートリアルでは入り方までしかプレイしてなかったからな。
暫くは採取とかのクエストで慣らしていくとして、やっぱソロかな~~。
なんて独り言してたら、不意に後ろから声掛けられた。
「どうです?慣れそうですか?」
くノ一みたいな恰好したのが声掛けてきた・・・
「おたく誰?」
思わず反応してしまった。