表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
123/257

123 通達と段取りと

次の日、妖精達に一斉に通達が入った。

任務中の妖精には通知はまだだ。

家の3名は直ぐにでもって思っていたようだけど、仕事しているしちゃんと話してから人間になるらしい。

ユウヤはともかく、サクラの特異能力はどうなるのかと思ってたら、元々の個人スキルなので無くなる事はないそうだ。

人間で言うところの超能力みたいなものか。


「そう言う事なんで、無くなるのは小人化・と服等の具現化能力・その他便利能力だよ。

私が人間になった瞬間に異能力返上となるからよろしくね」

そうか、今はまだ使えるのか。最後に・・・と思っても今更使いたい能力は無いけどな。

「それなら今の内に服とか買っておかないと不便じゃないか?」

「「「あ~!」」」

みんな便利能力が無くなる不便さを実感しつつある。

人間って不便な生き物なんだぞ?


「そう言えば人間になった妖精ってどのくらい居るんだ?」

「え~っとね、・・・全体の3割弱みたい。

元々このままでいいってのが全体の2割は居たはずだから、まあ多いほうではないかと」

人間になっても生活が出来ないと意味無いしな。

「希望を叶えてどんな生活してんのかな?

クリスみたいに誰かとくっ付いたりとか?」

「それは多いと思うよ、今までは好きな人がいても、なかなか告白出来なかったから」

クリスはストレートに来たような気がするけどな。


これからどうするかな、会社の3人娘には後日話すとして、妖精君達に言ってもいいのかな?

その内バレるしいいか、なるようになるさ。

あと、公安の山口氏にも話しとかないとな、それから・・・特にないか。


「考えがまとまったんで、とりあえず当面の買いものをしますか。

今日一日必要なものを買い込むよ、みんなさっさと準備する!」

みんな準備に散って行った。

1時間後みんなの準備が整い、いざ出発。

ショッピングモールへ買い物だ。

一番嵩張るであろう服を先に買うこととした。

買い過ぎても無駄にはならないからだったんだけど、女性陣の買いものは長いということを忘れていた。

ユウヤと二人でベンチで待ちぼうけを食らう事となった。


「ねえ、川田さん」

「なんだ、ユウヤ」

「あの・・・ありがとう・・・俺達を拾ってくれて」

「なんだ?急に。

それに、その言葉は最初に聴いた気がするが?」

「いや、人間になる前に行っておきたくて」

「そうか、人間になって能力とか無くすけど仕事に支障はないのか?

サクラは特殊能力が残るからどこでも引っ張りだこだと思うが」

一応、今後どうするのか本人の口から聴きたくて問いてみた。

「俺は最初から格闘系がメインだったからそんなに変わらないよ。

しいて言えば、傷等の治りが遅くなるって事かな」

「気を付けてくれよ?

いきなりサクラを未亡人にすんなよ?」

「そんなことしないよ、一緒に生きて最後は看取るか看取られるかで終わりたいから」

「そうだな、でもいきなりタイヤしても、サクラだったらいくらでも貰い手がありそうだよな?

あんなに可愛んだから」

「そんなこと言ったら、クリス姉さんだっていくらでも男が寄ってくるよ?

ちゃんと長生きしてくれよな」

「そうだな、クリスの相手出来るのは俺だけだからなぁ。

みんなクリスが切れたとこ見たことないから、あんなふうに寄ってくるんだよ。

実は切れたら制止者がいないと暴走するから・・・」

「ふふふっ・・・はははははっ」

「言い過ぎたかな?」

「いや、充分的を射ていると思うよ、やっぱり川田さんが貰ってやらないと・・・」

「そうだな~~~はははっ」


「買い物終わったよ~~」

以外に早かったな、もう少し掛かると思ってた。

「もういいのか?それが当面の服、その他かい?」

満足げに首肯している、まあ、いつでも買いに来れるからいいのか。

「ユウヤはいいのか?服とか」

「うん、俺は今ある服で十分だし、買いたきゃ仕事帰りにでも寄り道して買って来れるし」

それから今後の事を話しながら、ランチとデートを楽しみながら一日が過ぎて行った。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ