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異能力を貰って人生変えようと思ったんだが・・・  作者: 剣真
3ヶ月経過 新体制スタート
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103 すり合わせと依頼

「クリス君、どこまで話したのかな?」

家に帰った後、食事の前に風呂に浸かりながら問いかける。

「私の正体と嫁候補というところまでだけど?」

「他には?

例えば一緒に風呂入ったり、同じベッドで寝ている仲とかさ」

・・・・・

「・・・・・え〜っと、そこまでは話して無いと・・思う」

・・・曖昧だな、トークに夢中でどこまで話したか忘れてるんだろうか?

「ほう!思うね・・・」

確実に言ってるな、こいつ。

でも、彼女らも何でもありみたいな世界に首を突っ込んで、今更って思ってるかも。

「言ってしまった事は仕方ない、でも守秘事項は内緒にしとかないとお互いにマズいだろうから、そこら辺は頼むよ」

「は〜い」

判ってないと思う、こいつは。

じゃあ、上がろうかな。


これからどうしようかな。

秘密を共有する仲間が二人、それも身近に増えた。

彼女らの能力をまだ知らない。

自己中異能力なのか、他人に優しい異能力なのか?

明日にでも差し障りない程度に聴こう。

そんな事考えながら黙りこくっていると、背中に痛みが。

「いってっ!」

後ろを振り返るとちょっとムスッとしているクリスが。

「何すんだよ!?」

「今日のあれは何?」

「何って・・・何が?」

「お礼に2回ずつとか!それも避妊無しで!

冗談が通じなかったらどうするつもりだったの?」

「えっっ?・・・・いやそれは・・・」

冷や汗が出ているのが判るくらい動揺している。

「頂くつもりだったでしょ?!」

「いや、絶対に拒否されるかフリーズすると思ってたけど?」

本心を隠しながら言い訳をしてみた。

「いやいや、最初に言ったよね?

二人共に一回いいですよって、あれは好意がないと絶対に言わないよ?

お礼だったとしても、全く接点がない関係だったらまだしも、顔見知りなのに。

今時の娘なら簡単にって思うけど、あの二人はそんな事しないからね!

だから好きな方に傾いているんだよ」

もっともな力説だった。

こちらとしてはその程度で惚れられても、次にイケメンの男気溢れる奴が現れたら、そっちに尻尾振って行くでしょ?って思っているから

「そんなの一時的な感情だよ、恐怖体験を一緒に乗り越えたら惚れるって奴、もっと若いいい奴が現れたらそっちに行くよ、俺が何十年モテないと思ってるんだ?」

「でも、据え膳食わぬは男の恥だよね?」

「・・・・その通りであります」

「もしそうなったら・・・不可視化で横からずっと見てるからね!それでもいいならやってもいいよ。

公認なら悔しいけど我慢する」

「いや・・・・・・すいませんでした!

そんな事されたら萎えて無理です、調子こいてごめんなさい」

クリスは勝ち誇ったようにドヤ顔で見つめ

「で?今日は?」

「??何が?」

「綺麗な娘にあんな事言われて我慢できるの?」

ツンデレじゃなくドヤデレか!

「ああ、それじゃ有り難くご馳走になっていいかい?

いや、、、、今日は抱くから早く寝れると思うなよ?」

「うん、大好き!」

そう言いながら夜が更けて言った。

次の日、ユウヤとサクラが目をあまり合わせてくれなかった・・・・」


朝のニュースで、半年以内にまた月に着陸計画がある事を知った。

また行くのか〜、50年ぶりなのかな?

等と人ごとのように思っていると

「川さん、マスターから話があるって言ってるんだけど」

「?なんだろう?聴いてみようか」

「OK、繋げるね」

しばらくして通信が繋がった。


『久しぶりだね、挨拶はほどほどにして、月面着陸の事を知っているかな?』

『ええ、今朝のニュースでやってましたが、それが何か?』

『実は、月の裏側まで調査があるようなのだ。

そうなると我々の基地の存在が明るみに出てしまう可能性がある』

『そろそろいいのでは?』

『いや、まだ早いのだ。

せめて後30年後ならば良かったんだが』

『何故ですか?もうそろそろ認知させても良いのでは?』

『まだダメなのだ、せめてレベル10の実験体が各エリア一人づつ現れないと。

同盟の盟約として相応しく無いとして撤収となる、それだけ地球人は扱いが難しい種族なのだ』

『何故各エリア一人づつなので?

5人以上揃ったら何かあるのでしょうか』

『すまない、機密事項なのでこれ以上は言えないのだ』

『言えないなら仕方ないですね。

それで、私に話とは?』

『実はその事なのだが・・・頼みを聴いて欲しいのだよ。

君にはデメリッドな部分が多々なので言いにくいんだが』

えっ?もしかして能力返せとか?

フリーズしてしまった。



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