#27 うちの家族は忙しいらしい。
※ちょっと時間過ぎました。セーフだよ、ね?
今日は久しぶりに何も予定が無い。
いや、正確には"遊ぶ予定"が無いんだけど。
んで、何しようかなと思っていると……
窓から手紙をくわえた小鳥が入ってきた。
そしてそれを部屋に落として、またどっか行った。
……うん?え?なにあの鳥。
だっておかしいでしょ!え?手紙届けにきたって事?
うーん?……まいっか。この世界ではあり得る事なのかもしれないし。
小鳥が手紙を……うん。すごいね。
てかこれ、私に手紙ってこと?
とりあえず手紙を手に取ってみるが、特に何も書いてない。
開けてみると、1枚の紙が入っていて、一言書いてあった。
" 体力つけろって言ったじゃん。"
え?あー確かにまるっきり忘れてたわ。
でもなんでこいつが知ってるの?
言ったじゃんって意味わかんないんだけど。
会ったことあるのか?いやでも体力つけろって言われたことない。
……夢?
そうだ。あのオリエンテーリングで崖から落ちた時、
よくわからない変な夢でそんな事言われた。
あの声の人物は実在した的な?
まじ?
……いやー意味不だわー。
考えてもわかんないか。
にしても体力作りねー。
あ。
海にぃいるやん。確か色々やってたはず。
早速きいてみよー。
「海にぃー。」
あ、ノック忘れた。まいっか。
あれ?いない。
うーん。どっか行ってるのかな。
早川さんに聞いてみるか。
「海に、お兄様がどこにいらっしゃるのかわかりますかしら。」
あれ?愛梨様口調ってこんなだっけ。
最近素でいる事が多くてなー。わかんなくなる。
「海様でしたら、確か今の時間ですと、剣道のお稽古ではないでしょうか。」
「剣道?」
海にぃは剣道もやってたの?
家庭教師もついてるみたいだし、習い事も多い。
一体いつ遊んでるんだろう……。
はっ。まさか金持ちのお坊ちゃんやお嬢様だとこれが普通なのか?
いやいや、私結構自由だし、そんな訳……ない、よね?
まあいいや。
「何時頃帰ってくるかわかりますか?」
「恐らくお昼には一度帰ってきて、昼食を取ってから午後はピアノのお稽古です。」
うーわ、忙しいな海にぃ。でもお昼に帰ってくるならそん時聞きゃいいか。
んじゃそれまでは……宿題してるか。
内容は簡単なんだけど量が多いからめんどいんだよなー。
まあどうせやんなきゃなんないんだし、やるか。
「じゃあお兄様が帰ってきたら教えてください。それまで勉強でもしてますわ。」
「かしこまりました。」
「あー疲れた。」
大きく伸びをし、ついでに首も回したらコキコキっといい音がした。
時計を見ると、まだ10時前くらいだ。
ーーまあ始めたのが8時半くらいだったしね。
「はぁ。漫画ないと1日が長いな。あっ!」
そうだ!今更だけどスマホは?まだ小1だからかもしれないけど
金持ちなんだし言ったら買ってくれるんじゃない⁉︎
こうしちゃいられないぜぃ!
「えっ。いないんですか?」
なんてこった。お父様もいないらしい。
意外とうちの家族は忙しいんだなぁ。
だてに財閥って言われてる訳じゃないってことか。
ちなみに教えてくれたこの人は遠藤さんというメイドさんだ。
普段はお父様の身の回りの世話をしてるらしい。
「はい。旦那様は今日、お仕事で取引先の会社主催の展示会に行っております。
なにか急ぎの用でしたら私がお伝えしますよ。」
「いえ、大丈夫ですわ。」
そんなに重要でもないし、わざわざ伝えてもらうのは申し訳ない。
てかスマホ欲しいのその一言をメイドさんに伝えてもらうなんて恥ずかしいわ!
帰ってきたらでいいや。
※PV40000越え!ありがとうございます!
※体力作りの話忘れてた……やっべ。
てことでちょっと今更な感じもしますが海にぃに聞くことにした愛梨です……汗
※そしてオタクなのにゲーム類なしで平気というのがそれこそ今更だけど、おかしいと思いました。
もともと"九条 愛梨"というお嬢様だった身体だから忘れていられた
ということにしておいてください。はい……。




