#26 財閥の影響力。
※短いです。
「めっちゃ満腹だわー。」
「……だろうな。」
さすがにこの体でパン2個はキツイな。
かき氷はそんなでもなかったけどそれ以外がなー。
「よくパン2個も食べられましたわね……。」
「牛乳も瓶2本飲みましたですね……。」
そのガチの、え、まじで?みたいなのやめてほしい。
でも牛乳って飲みすぎるとお腹がゆるくなるって聞いたことあるような……まあいいや。
「それなりに時間もかかってるから。
ほらもうちょいで時間じゃん。」
「お、本当だ。あと10分ちょっとだな。」
「じゃあ、買ったもの見ます?」
「ええ、そうしましょう!皆さんの買ったもの見たいですわ。」
「あ、みんな同じ感じだね。」
「まあそんなもんだろ。」
「箱のは買わないの?」
「そんなの食べきれるか不安ですもの。」
あー普通そうなるのかな?
「愛梨サマは箱結構買ったんですね。」
「えっ。う、うん。あの、違うよ?自分で全部食べる訳じゃないよ?
家族とうちで働いてる人達にあげるつもりなんだよ?」
半分くらいは自分で食べるつもりだったけど……。
あ、もちろんちょっとずつね?
「ふふふ、そんなこと思ってませんわ、愛梨様。」
「あー、様付けないでいいんだよ?比奈ちゃん。」
「そういえば、様付けのままでしたわ。ずっと愛梨様呼びだったものだから癖で。」
「愛梨って呼んでくれると嬉しいな。」
「ええ、じゃあこれからは……その、愛梨と、呼ばせていただきますわ。」
「うん、よろしく。なんかごめん、今更だったね。もっと早く言えば良かった。」
そんな訳で、比奈ちゃんとの距離がまた少し縮まった気がしました。
愛梨と言った後のちょっと照れてる比奈ちゃんが可愛かったです。
でもその反応は恋人みたいだからやめてくれ。ーーーー
「あ、ここじゃない?例のお店。」
「そうかも!あ!ほら紙貼ってあるもん。ここだよ!」
「すごいねー!結構人もいるし!」
「うん!入ろ入ろ!」
今やテレビでも取り上げられるようになった駄菓子屋『春林堂』。
少し前は近所の子供達の遊び場程度だったが、
ここ最近は遠くからやってくるお客も増えている。
この盛況はひとえに、とある客達の来店のおかげだ。
店主はこう語る。
「いやー、高そうな車が店の前に止まった時はびっくりしたよ!
でもそっから降りた子供達見て、私は思ったんだよ。
この子達は只者じゃない!ってね。まあ金髪縦ロールだから驚いたのもあるけどね〜。
あっはは、まさかそんなお嬢様だったとはね〜。」
その店には張り紙がある。
「九条財閥の令嬢や桐崎財閥の御曹司も来た駄菓子屋!
昔ながらの給食メニューの販売も行なっております!」
今日もその噂の店を一目見ようと、
あわよくばその令嬢に会ってみたい、と考える客が来店する。
「いらっしゃいませー!」
※主人公達の家の影響力を表してみました。おばちゃんの商売根性逞しいですね。
※ユニーク10000人突破!ありがとうございます!




