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#25 いざ駄菓子屋へ。

※サブタイトル変更しました。


「ありがとう。では、五時頃にまたここに来てくださる?」


「承りました、お嬢様。では、いってらっしゃいませ。」


石塚さんは車に乗り込むと戻って行った。


「ふう。じゃあ行こう!」


「久しぶりに見ましたですね。愛梨サマのお嬢様モード。」


「そうですわね!夏休みに入ってからは、あまりあのお姿は見れないですから。」


「最近は俺たちとばかりいるしな。まあ、それは嬉しいんだが。」


「友達ですからネ。」


「はい!」


「えっと……。」


いやまあ私も嬉しいけどさぁ。


うう、3人にお嬢様モード見られるのなんか恥ずいな。


「ま、まあ早く行こう!」


なんだか気恥ずかしくて、顔が見えないように少し早く歩いた。






「なんかボロくないか?」


「古そうですね。」


入る前はそんな事を言っていたが、店に入ると途端に目を輝かせた。


「いらっしゃい。」


「「「「わぁー!」」」」


「なんだか不思議な雰囲気デスね!」


「小さなお菓子がたくさん売ってますわ!」


「狭いのも悪くないな!」


「懐かしいー!」


あっ。


急いで辺りを見回した。


よし、3人共興奮していて聞いていなかったようだ。


みんなばらけているけど、狭いから聞こうと思えば普通に聞こえるし


言葉に気をつけよう。


それにしても本当懐かしいなー。


実際にはここに来たことはないんだけど、雰囲気とかがね。


ちゃんと探したから、昔ながらの良いお店だ。


狭すぎてもあれだろうと思ってちゃんと選んだしね。


そういえばこういう所もちゃんとあるんだな。ゲームなのに。


まぁ、私が愛梨になってるんだから


ゲーム世界そのまんまって事はないだろうけど。


そんな事考えても仕方ないか。


今を楽しまなきゃ損だ。


お金はあるんだし好きなだけ買おっと。


あ、大人買いしてみたいな。


家族へのお土産にしても良いし、


帰ってから食べたい時に食べれる様なおやつにしても良い。


きなこ棒とフルーツ糸引き飴は当然、買いでしょー。


後は、金平糖も良いなぁ。


ココアシガレットだって好きだしー……。






「愛梨……そんなに買ってどうするんだ?」


「あ、ハハハ。やっぱ、買いすぎ、かなぁ?」


「だな。」「はい。」「ですね。」


駄菓子屋ってついついたくさん買い過ぎちゃうよねー。


特に今はお金を気にしなくて良いから余計にね。


店主さんもすごく嬉しそうにしていた。


まあお土産でもあるし大丈夫でしょ。


「この後どうしますです?」


時計を見れば、まだ3時ごろだった。


「じゃあ、奥に席あるみたいだしそこでなんか食べよう!」


そう、このお店は駄菓子屋だが、珍しいことに奥に席があり


小学校給食メニューみたいなものや瓶の飲み物なんかが売っている。


今は夏だからかき氷もある。


「なあ、きな粉揚げパンってどんなのなんだ?」


「頼んでみたら?」


「じゃあそうするか。」


「せっかくだからみんな好きなの頼もうよ。」


「僕は瓶の牛乳を飲んでみたいです。」


「私抹茶のかき氷が良いですわ。」


「私ココア揚げパンとコーヒー牛乳にしよーっと。」


それぞれ注文した。





「「「うっ。」」」


「うん?どした?」


「まずい!なんだこれは!パンは噛みにくいしきな粉変な味だ……。」


「牛乳、これ安いからか美味しくないです……。」


「変な甘さですわ……。」


あー、生まれた時から良いもんしか食ってなきゃそうなるか。


私はというと、普通に美味しかった。


懐かしの味だ。


「うーん、じゃあ私食べるよ。ちょうだい。」


「えっもう口つけたぞ?」


「大丈夫でしょそのくらい。」


私そういうの昔っから平気なんだ。


「うん、美味しい。」


きな粉揚げパンもかき氷も牛乳もやっぱり美味しかった。ーーーー







隼「お前食い過ぎじゃないか?」

愛梨「じゃあ食べる?」

隼「なんでもない……。」


※ユニーク9500人越え!ありがとうございます!

※駄菓子屋は実際に行ったお店を元にして書いています。

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