#21 心配させたお詫びに。
※遅くなりました!
「本当に、本当に心配したんでずよぉ!」
「ひ、比奈ちゃん、ごめんね。
でも、とりあえず、教室行こう?ね?」
退院したその朝だが、制服などを持って
早川さんが来てくれたので登校できた。
それでなぜこんなことになっているかというとーーー
私はいつも通り車で登校していた。
ーーすぐ学校行けることになって良かった。みんな心配してるかな。
で、学校着いて玄関に向かう途中で、比奈ちゃんに会ったのだ。
ーー比奈ちゃんだ。あー、ちょっと気まずいかも。
「ご、ごきげんよう。」
「え、愛梨様?怪我は?もう大丈夫なんですか?」
「ええ、奇跡的に無傷だったんですの。」
「無傷⁉︎本当に?無理してないですか?痛い所は?」
「無理してないし、痛い所もないですわ。」
「っ……」
「え?」
「愛梨様ぁ!!」
で、ガバッと抱き付いて来たと思ったら泣き出してしまったのだ。
しばらく混乱していたが注目を浴びていることに気づいた所で冒頭に戻る。
「比奈ちゃん、落ち着いた?」
「……はい。」
「心配させてごめんね。」
「いえ、そ、そんな!こちらこそ、お恥ずかしい所を
お見せしてしまって、すみません……。」
教室に連れてきて席に座らせ、ようやく泣き止んだようだ。
良かった良かった。
でも、こんなになるほど心配してくれていたなんて、
無傷だったし、すごく申し訳ない。
はぁ。
「本当、ごめんね、比奈ちゃん。」
「謝らないでください!愛梨様は何も悪いことしてないですから!」
「でもやっぱり申し訳ないし、何かお詫びしたいよ。
うーん、あそうだ、今度一緒にお出かけしよう!」
「お出かけ!?そんな!恐れ多いです!」
「無理?」
「いいいえそんな、光栄です!行きたいです!」
「じゃあ、今週末にどこか行きましょう。行きたいところはある?」
「愛梨様の行きたい所に行きたいです。」
「え、そっか、私の行きたい所ね。
……えっと、思いつかないから時間を下さると嬉しいわ。」
「いつまでも待ちますわ!」
「いや、明日までには考えておきますわよ?」
「という訳なんだけど、どこがいいと思う?海にぃ。」
海にぃなら純セレブだし、どういうとこに行くのがいいか相談してみた。
私だと庶民じみたとこしか思いつかないからね。
愛梨としてはまだ友達とどっか行ったことないし。
「うーん、お詫びなんだよね?その子の好きな所に何か心当たりはないの?」
「それが、ないんだよね。私の行きたい所に行きたいって言うし。」
「じゃあ、好きな物は?」
「好きな物……あ、猫が好きだって聞いたことある!」
「猫か……じゃあ、猫カフェとか?
アハハ、なーんt「猫カフェ!いいねそれ!」……え?」
「そうと決まったら場所調べなきゃ!海にぃのPC借りていい?」
「え、まあ、いいけどほんとに行「ありがと!早速調べてくる!」え、うん。」
話を聞くのももどかしく、走り出した。
猫カフェ!前世で、憧れてたけど結局行けなかった場所!
ーー私も実は猫好きなんだよねー。
近くにあるかな。楽しみだなぁ。
その時の私は考えもしなかった。
あんなことになるとはーーーー
※ユニーク7000人超え!ありがとうございます!
※字下げしました。




