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あなたに手紙

ブレイブ

作者: mahiro

 唇が震える 携帯のバイブみたいに

 せめて凍えないように 自分で自分を守ったんだ


 どこまで行っても 前は見えない

 視力なんていくらあっても同じらしい

 けど手探りでも進むしかないよな


 理由なんてなくても これが正しいと思えた

 凍えそうになっても 灯りだけは消さないように



 心臓が震えた 意味なんて分からなくても

 いつか忘れないように 思いを決意で固めるんだ


 今何処歩いて いるの爛れて

 溺れてって気付いたってもう遅かった

 でも腐るまでは歩くしかないよな


 理由なんてなくても これが正しいと思えた

 消えそうになったら また灯して歩けるように



 踏み込んだら後ろばっか向くようになった

 後退りはしないけど 前に進むのが辛くなった

 それでもまだ遠くを見て歩いて行こうと

 後ろなんて見る暇は ない進むしかないんだから



 理由なんてなくても これが正しいと思えた

 凍えそうになったら 灯りで身体を暖めて


 また歩いて行くんだ 僕を背負って歩くんだ

 落としたりしないで 道が違っていたとしても


 まだ歩いて行くんだ 一人でだって歩こう

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