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半分魔女になりました。  作者: まひろ
第一章 俺の最後
6/19

俺の名前は消失しました。

説明が分かりにくい上にテンポも悪い・・・どうしたものか

そして今回かなり短いです。

こんな話でも楽しんでいただけたらうれしい限りです。

  前回のあらすじ!

 俺は精神が不安定な状態で刺激を受けたため精神が崩壊しかかる状態だったらしい。

 ウィッチさんは精神崩壊を止めるために話したくないことを話してくれた。

 結果として俺はウィッチさんを慰める言葉をかけている……なぜだ!!?

 それでは本編どうぞ



 「あたしは何で慰められているんだろうか……」

 「えっ?……えっと……ごめんなさい?」

 「あやまらないで!なんか反応しにくいから、そして何で疑問系なの!?」

 なぜかコントみたいになった。

 おかげで疑問や不安はまだあるが随分気持ち的に楽になった。

 もしこれが計算でやってたとしたら……ウィッチさん結構体張ってやるタイプなんですね。


 「何か……もういいや、つまりあたしは男を知らないから男に出来なかったの!分かった!?」

 ウィッチさん、その言い方だと別の意味に聞こえます。

 そしてちょっと怒ってる……というよりちょっと拗ねてる感じかな。何にしろ本人的には恥ずかしい話だったみたいなのでやっぱりごめんなさい。

 それはそうと今までの話からすると俺の記憶はどうやら正しいらしい、だけどそれだと疑問が一つ残る。


 「はい、この体のことはともかく助けて頂いてありがとうございます。でもそれだと俺の名前が出てこなかったのはどうしてなんでしょう?」

 ウィッチさんはすぐに普段通り(?)に戻ってくれた。切り替えが早いのかな?


 「あーごめん、そうだった、ある事を確認したかったから話そうと思ったらこうなったんだった。で、結論から言えば今のあなた立場は男性が変態して性転換した女性ではなく、新しい生を得た転生者という扱いになります。というかあたしのしたことは神様への冒涜ということが決定しました。」

 神への冒涜とか……というかここにきて余計に意味が分からなくなりましたけど!!?


 「それ、俺の名前が出てこないのと関係あるんですか?」

 「むしろそれが原因、転生者ってたとえ前世の記憶が蘇っても名前だけは出てこないって特徴があるんです。」

 そう言われて思ったことは「俺」の名前が出てこなかったのもその理由なのかと思ったこと。


 「魂って言うのは結構名前に縛られてたりするのよ。だからこそ他人の体に入れないし、入ったとしても拒絶反応がある、今のあなたからは拒絶反応は無いみたいだから考えられるのは二つ、魂が己の肉体であると理解したか、魂が別物に変質したかの二択。

 あなたの場合は後者、普通なら記憶も人格もなくなってるんだけど今のあなたは前世持ちって状態ね」

 ……よく分からない、よく分からないが俺にとって怖いことをサラッと言われた気がする。


 「まぁ今までの話をまとめて簡単に言うなら、あなたは記憶どおり爆死してあたしがあなたの亡骸使って今の体に転生させちゃって、転生したがために生まれたばかりなので名前なし……こんな所かな」

 えええぇぇぇぇぇ!!? 

 今までの話は何だったのくらいにえらく簡単にまとめられたぁぁぁ!!?


 「いや……そんな顔されても困るんだけど、そもそもまとめた説明だけで納得できた?」

 「それはそうなんですけど……何かモヤッとすると言うか……いえ、もういいです。」

 話を聞いて、それを全て信じれるわけではないが俺にそれを確かめるすべはないかと思い。現状俺の体は変わってしまっていてこの体で生きていくほか現状で取れる手段は無いし。どうにも出来ないなら一先ず体の事は置いておこう。考えても俺にはどうすることも出来ない、それよりも今までの話は俺の体に起こったことであって……


 「ウィッチさんはどうして俺を助けたんですか?」

 彼女の目的は何一つはっきりしていない。

 俺を助けることの意味が彼女には一つもないのだ、そう問いかけたら彼女の口角が上がった。


 「あなたをウィッチ・ウィークにしてみたくなったの」

 そう言った彼女の顔はすごく不敵で……俺には不安の二文字しかない顔だった。

 俺は、本当に彼女に助けてもらったのだろうか?

 少なくともその顔を見ると善意だけで助けたとは思えませんよね……俺どうなっちゃうんだろう?







若干変更、話の流れそのものは変わってません。

ウィッチの一人称変更私→あたし

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