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半分魔女になりました。  作者: まひろ
第一章 俺の最後
4/19

俺は誰ですか?

思うように話が続かずグダグダしてる話に・・・とりあえず主人公が自分の体と向き合う話・・・なのかなぁ?

こんな話でも楽しんでくれる方がいるなら幸いです。

 俺は思考が停止していた。

 

 停止していた間に身なりを綺麗に整えられた。


 そして反応がまったく無い俺はそのままベットに寝かしつけられて女性は部屋を退室していった。

 

 再び思考が活動を開始したのはそれから一日ほどたっていた様だ。

 なぜ様だなのかと言うと、時計の針が二時間ほど巻き戻っている気がしたから……ついでにお日様も少し東よりのような気がする。うん、些細なことでどうでもいですね。

 体を動かそうとすると、ぎこちない感じではあるがちゃんと動く……昨日(?)までのまったく動かない体の上に激痛が走るのが嘘のようだ。

 

 「・・・・・・・・・・・・」

 俺は今、俺の体がどうなっているのか確認しないといけないのだろう、だけど正直触るの怖いです。チキンな俺はどうしようか考えていると部屋の隅に鏡があるみたいだ……埃が結構積もってるみたいだけどあの鏡使われてるのか?

 あの人鏡使うような身だしなみを気にするような人じゃないようだ?

 ん~……駄目だ、明らかに現実逃避してるね自分。

 こうしていてもしょうがない!よし、俺も男だ!腹を括れ!と、確認しようとして自身の手が先に目に入った。

・・・・・・・・・・・・ちっさ!!?なにこれ誰の手!!?

 まてまてまて!昨日(?)のが仮に現実だとしてもこの手の小ささはどうなの!?えーい!!話が進まないではないか!!とりあえずまずは確認だ!!


 「・・・・・・・・・・・・泣いていいんでしょうか?」

 これは無くなったんじゃなくて……いや無くなっているんですがその~……代わりに知らないものが色々ありました。


 「これはもうどうしようもなくほぼ確定っぽいかなぁ……認めたくないなぁ」

 マジで泣きたい……でも嫌な予感はこれで終わってくれないんだよなぁ……【毒を食らわば皿まで】か、確認したらとりあえず泣こう、恐らく予想通りだし。

 拙い足取りで鏡の前まで移動する……ベットから下りて移動距離3メートルくらいなのにすんごく疲れた。そして俺は今の自分の姿を確認する。

 身長は140ぎりぎり……無いかもしれないくらい低い、髪は・・・長髪の白髪はくはつ?、違う毛先は黒い、これ白髪しらがだ、あんな体験したからかなぁ、瞳の色は黒で眼は大きいですね。

 体は……少なくとも今着ている赤色のパジャマ越しからだと凹凸があるようには見えません。

 うん、客観的に見てもかわいらしい少女じゃないかなぁ……

 さて、確認作業は終了したでは次の行動として……とりあえず叫ぼう。

 

 「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 ついでに声までかわいらしかったです……そんなのいらないorz

 俺が崩れ落ちているとドタドタと部屋にあの女性が入ってきた、俺を脅したときの黒い刃を持って……


 「突然叫んで一体どうしたの!?」

 ここでの女性の失敗はなぜ黒い刃を持ったまま部屋に入ってきたのかと言う事と、慌ててたのかその刃が俺に向いてしまったことだろう。この黒い刃どうやら俺のトラウマになっているようで一瞬でパニックになりそして……

 生暖かい何かが再び床を汚した。


 「うっ……うぅっ……う~……」

 「…………えっと……本当にごめんなさい」

 結局俺はまた泣くはめになった。



 







 「……とりあえず落ち着いた?」

 そう女性は話しかけてくるが……

 「一……応……話が……出来るくらいには?」

 度重なる醜態と恥辱ですっかりふさぎこんでいた、何だろう体を確認した後……いや、目が覚めてからすごく精神が幼くなってる気がする。

 

 「あ~……とりあえずもう一度自己紹介しようか、あたしはウィッチ・ウィークって呼ばれてる魔女だね。ウィッチさんとでも呼んでくれればいいよ」

 女性改めウィッチさんはそう言ってきた。少なくとも今回は学習をしたのか、それとも今の精神状態のためかウィッチと言う名前を聞いても攻撃的にはならなかった。


 「分かり……ました、ウィッチさん……と……呼ばせてもらいますね。」

 「それでいいよ~……そういえば君の名前は何だっけ、そういえば聞いてなかったね。」

 「あ……すみません。俺の名前は…………あれ?」

 記憶喪失じゃない、それだけは確かだと思う「僕」だったころの記憶も「俺」の記憶も両方ある。人格的には多分両方が融合しているものと思われるのだが……自身の名前が出てこない、「僕」だった頃の名前も「俺」の名前も……名前だけが出てこない。

 

 「俺は……一体だれ?」

 そうなってくると自身が確かだと思っている記憶すら怪しくなってくる、その記憶はどちらも男なのだから、体と記憶が合っていない、一度疑いだしたらそれは止まらなかった。そもそも記憶が二つあることこそがおかしいのであって……つまり自分は誰なんだろうと


 「一体どうしたの?」

 どうやら相当ひどい顔をしてるのか心配そうにウィッチさんは話しかけてきた。だが俺の自身の疑いや混乱はひどくなる一方だった。


 「名前が……分かりません、それに記憶と違いすぎる。俺は一体誰ですか?」

 自分の信じられるものが何も無いことに俺は気がついた……俺は自身の中の何かが崩れていく喪失感にただただ恐怖するしか出来なかった。



若干の変更。話の流れそのものは変わってません。

ウィッチの一人称変更私→あたし

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