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半分魔女になりました。  作者: まひろ
第一章 俺の最後
3/19

俺のライフは0になった

こんな作品でも読んでくれる方がいるようでありがたいことです。

で、今回もご都合主義満載なのですがそれよりも最後のほう・・・これも若干性的描写に入るのかなぁ?

何かあれば教えていただけると幸いです。

そしてストック切れた・・・あ・・・明日からもがんばろう

 「こ……こ……わ?」

 痛みという悪夢が終わり思考がクリアになっていく。

 自身の声は擦れていてそして妙に高い声だった……裏声がでた?

 意識を取り戻す前のことを思い出してみよう……確か、地雷踏んで体が爆散したのが見え……!!?

 

 「いづっ……あぅ~……」

 起き上がろうとして起き上がれず変なうめき声が出る、すごく痛かった。ただ思い出したものが夢だったのか現実だったのかはともかく、手の感覚も足の感覚もある事に安堵している自分がいた。

 そうしていると部屋に誰か入ってきた。


 「今度はちゃんと目が覚めたようだね。さて、自分のことはわかるかな?」

 そう言って入ってきた女性は黒髪のきれいな人だった多分スタイルも良いと思われる、何で思われるかというと女性の格好は真っ赤なつなぎに白衣、しかも全身汚れてる……誰?というかその格好で何をする人なの?一つわかることは服のセンスは果てしなく絶望的な人というのは分かった。


 「……一応でも初対面で何で呆れ顔なの、恩着せがましく言うつもりは無いけどそれが救ってもらった恩人に対する顔なの?」

 どうやらこのダサい格好の人は俺の恩人らしい……


 「えっと、ありがとうございます……」

 だいぶしゃべれるようになったがやっぱり声がおかしい……

 

 「・・・・・・・・・・・・何か腑に落ちないけど良いとしておくよ。とりあえず自己紹介といこうあたしはウィッチ・ウィークと呼ばれてる存在だ」


 女性はウィッチ・ウィークと名乗った、それは「僕」が殺したいほど憎んだ存在の一人と同じ名前だった。その言葉を聴いた瞬間全身の血が沸騰して逆流するような怒りを覚えたが、動こうとした時に走った全身の痛みと「俺」によってそれは押さえ込まれた。

 だが、表情には出ていたようで……


 「いきなり殺意を向けられるようなことはした覚えは無いんだけどね……」

 痛みで体が動かなくて本当に良かったと思った。

 いつの間にか俺の喉元には黒色の刃が突きつけられていた、もしあのまま動けていたのなら俺は殺されていたのだろう。

 女性の顔を見るとそれは無表情、もしこのまま殺してもなんとも思わないという感じだ、次いで出てきた感情は恐怖……


 「あっ……ごめん……なさい、ゆるし……」

 向けられた殺気に恐怖しガチガチと歯がなり始め涙腺まで緩んでくる、感情がまったく制御できない、なんで?


 「あたしはあたしを殺そうとする者に基本容赦はしない、次は無いから覚えておきなさい」

 そう言って刃を収めてくれた。でも俺はその後も感情を制御できずに泣きだしてしまった。


 「うぇ……ヒック……」

 おかしい、おかしい、おかしい!!?

 なぜ俺はこの程度の感情も制御できない、思考と行動が一致しない……

 なんで?なんで?なんで?

 自分でも自分が分からず感情も行動も支離滅裂状態になっていると頭に手を置かれ撫でられた。


 「泣かしたのはあたしなんだけどさ、そのままだとあたしの良心がチクチク痛むというか何というか……出来ればお姉さん泣き止んでほしいな~……」

 そう言って女性は困り顔で、でもとてもやさしく撫で続けてくれた。

 そうしていると徐々に落ち着いてきたのか俺は泣き止んでいった……こんな子供みたいな……不覚!末代までの恥だ、とりあえずこれ以上醜態はさらせない、心の中だけで落ち込んでおこうorz


 「とりあえず落ち着いてくれたようで安心した」

 そう言うと女性は安堵した表情をした。

 つられて俺も安堵したのだが、その時一難去ってまた一難、俺は再び危機に陥ることとなる。

 安堵したとき……その~……つられてもよおしてきたのだ……端的に言うとトイレ行きたくなった。

 だが今の俺は体が動かない、つまりそれは……どうしたらいいんだ?


 「えっと……一体どうしたの?」

 どうやらまたしても表情に出ていたようで女性は心配そうに聞いてきた。一体どうしたいいんだ!!?ってそうじゃない!俺は男だし素直にトイレどこと聞けばいいんだ!!

 「えっと……そのトイレにいき……」

 その瞬間何かが決壊した!

 「えっ!?あっ嘘!!何で我慢が……」

 俺は体の制御も出来ずに失禁してしまった。そして再び俺の感情は暴走しだす。


 「うぁ……あ……あぁ……」

 後は泣きじゃくるしか出来ない小さな子供のようなことしか出来なかった。

 「あ~……ごめん。これは完全にあたしの落ち度だわ。すぐに片付けるから一寸だけ我慢してて」

 そう言って女性は後処理をしようとする……って一寸待った!!いきなりズボン下ろそうとしないで!!だが抵抗も何も体動かないしズボンを下ろされて……俺の思考は停止した。

 それは恥ずかしさからではなく……


 「え?……ない?」

 そこには本来あるべきものがあって普通ならそれを見られた恥辱なのだが、そこには本来あるべきものが無かった……何が無かったんだって?うん、何かがなくなってたんだよ……

 俺は完全に固まったまま部屋には女性が片付けをする音だけがあった。




若干変更しました。話の流れは変わっていません。

ウィッチの一人称変更私→あたし

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