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半分魔女になりました。  作者: まひろ
第二章 私の始まり
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私の歌を聴け!!

恒例のどうしてこうなった!?

と言うか今回はマジでどうしてこうなった!!?

うん、ノリで書いてるとこんな事も起こるよね?

何はともあれ、拙い物ですが楽しんでいただければ幸いです。

「あたしの考えた最強兵器を作ろう第2回はっじっまるよ~」

 ウィッチはそう言いながら人差し指を立てて言っていた。


「お前ぇさんも時々……いや、何時もか、よくわからん行動起こすね」

 マモンが結晶を砂に変える作業をしながらそう答えてきた。


「いやぁ、こういうのはお約束と言う流れがあってね」


「お約束ねぇ、誰に向かって言ってるのやら……」


「大宇宙の神秘!!」


「…………さ~て、作業に戻るか」


「くぉらぁ!無視するなぁぁぁ!!」

 二人のこんな漫才は何時もの事である。

 そしてマモンの弟子はスルースキルを手に入れていた。

 二人の傍の近くではあるが影を薄くしてひたすら作業に没頭していた。

 今まではこのスルースキルで難を逃れていたのだ。


(師匠とウィッチ(ねぇ)さんに関わるとロクデモ無い事に巻き込まれるからなぁ、モブに徹するのが一番だ)

 しかし今回、そのスルースキルは発揮されず最もめんどくさい事に巻き込まれていくマモンの弟子『ハードウィケ・ニードル』なのであった。


「ちょっとマモン、『火』の勢いが弱くなってきてない?」


「ん~む、セフィロトの枝を乾燥させて薪にしているのだが……あまり言い結果が出ないな、このままだと消える」


「ちょっと、いくらなんでも消えるのは不味い!それ借り物なんだし返せなかったら神話が始まらなくなるんですけど?」


(セフィロト)そのものはいいんだけど燃えにくいんだよな、油でもあれば燃えやすくなると思うんだが」


「油か……よし、弟子!!ちょっと盗りに行く物できたから付き合え!!」

 

「ちょっと待ってください姐さん!いきなり何なんですか、今火の勢い強くする為に薪作ってるんですよ?」


「姐さん言うな!!で、だから()り効果的に燃えるものを盗りに行くんだ!!」


「ちょっと待った!取りに行くの字が違う気がするんですけど?師匠!!助けてください!!」


「ウィッチ、ハードウィケは好きに使え、火が消える前に盗って来いよ~」


「しぃぃぃぃしょおぉぉぉぉぉぉぉ!!?」


「許可も下りたぁぁぁゆくぞぉぉぉ弟子ぃぃぃぃ!!」

 そう言うなり弟子の首を掴んでウィッチはそのまま箒に乗り飛んでいってしまった。


「……あ、しまった。この火が燃え出したら急造のこの釜戸じゃ耐えられんな……戻ってきたら釜戸製作用の土でも取りに行ってもらうか」

 マモンの独り言は弟子である『ハードウィケ・ニードル』を再び地獄に落とす言葉であった。





◆◇◆◇◆◇





 はい、撫子です。最近この挨拶が定着しつつあるように感じます。

 誰に挨拶してるんでしょうね、私は?

 さて、今私が何をしているのか……貸してもらった自室で療養中といえる状態です。

 ええ、あの後治療したんですが骨に大きいヒビは入ってるは、欠けているわ結構酷くしかもそれが両手足な物だから重症の部類に入っちゃったんです……自業自得ですが。

 しかもあの後どんどん痛くなってのた打ち回ってしまい捻挫までするおまけ付き、現在あれから二日たってますが痛み止め飲んでます……それでも痛い事には変わりないんですが。

 ちなみに、ウィッチさんの謎技術で手足など失っている大きな欠損で無ければ瞬時に直す事も出来るようなのですが……それ使っていいのが対象年齢20以上だとか、『子供は絶対使っちゃいかーん!』とウィッチさんが譲らず、20歳以下に使おうとすると機械が止まるんだとか。

 何でかと理由を聞いたら、体を急成長させる有害物質が出るそうで成長期中の子供に使うと急成長を促してしまうからだとか……ウィッチさん、それ成長ホルモンなんじゃ?と言うかそれでどうやって瞬間治療が出来るのか不思議でしょうがないですよ!!?

 ついでに言うのならそれ使えれれば私の色々な意味での『ひんじゃくぅぅぅ』な体も成長できたんですかね?

 何にしろ普通に直すしかなく現状は2週間ほどは安静にしてなさいとか、骨のヒビもそうなんですが思いのほか手足の打撲とかも酷いようで……2週間ですか、この体の体力がまたゲッソリ減りそうで怖いですね。

 そうそう、今お店ではイホウンデーさんが宣言どおり師匠とトリックスターを馬車馬の如くこき使っているそうな。

 

 ……それにしても暇ですね、やれる事も無く手足も動かせないですし、全く動かせない訳じゃないんですが何かしようと思うとさすがに動けないのと変わりが無いというか。

 今出来るとことといえば、こうして考える事と……声を出す事は出来ますね。

 そうですね、カラオケでもあれば歌でも歌えましたね……安静中に歌うなって?分かりませんよそんなこと、あいにく前世、前々世でも超健康優良人間だったのでこんな風に安静にしてろとか言われた事無かったですから。

 そうですね、何歌いましょうか、地球の記憶もあるので色んな歌引っ張り出せるんじゃないですかね?

 地球にあった歌ですか……そう考えて一番最初に頭に浮かんできたのが『ドナドナ』って言うのは自分でもどうかと思ってしまう。

 もっと明るい歌!もっと明るい歌プリーズ!!

 ……これで思いつくのがボ○ロ曲の千○桜、地球での前世の私は一体どんな人間だったんでしょうね?

 ま……まぁ今は誰もいないしやる事ないですし口ずさんで見ますか。

 うん、前世の頃の歌だったんで歌詞を覚えているか存外不安だったんですが、意外と覚えてます……もしかして前世では歌い込んでたりしたんでしょうか?ますます私の前世は謎になってきます。

 やる事も無く、歌詞も覚えてたとかで調子に乗って歌っていたんですが……今思えば一人でノリノリで歌っていたんです、赤面物ですが問題はテンションが無駄にあがっていた事なんですよね、歌詞のあの部分でやばい事が起こったんです。


「ねらいうて~~~♪」

 あの歌詞を歌った直後あのポーズも決めてたり……それが良かったのか悪かったのかは分かりませんがその直後指先を向けた方向に指の先から何か光ったと思ったら……


 ― スドオォォォォォン ―


 そして目の前の壁には直径150cm位の穴が全ての壁を貫通して一直線にあいていたんですよね……光線銃じゃなくこれはビームなんじゃないですかね?と現実逃避してみたりします。

 そうしているとイホウンデーさんが慌てて部屋に来ました。


「無事ですか撫子ちゃん!?先程極端に魔力濃度が上がったと思ったらすごい揺れが来た……ん……ですけ……ど?」

 そう言いながら私と穴を交互に見て段々と顔が青くなっていきました。


「何者かの攻撃!?まさか人間が隔離世界に来る術を手に入れたとでも言うの!?撫子ちゃん怪我は無い!?」

 イホウンデーさんは慌ててます、そりゃ壁にでっかい穴が開いてたら慌てますよね……

 多分ごめんなさい。恐らく大きな穴(それ)私が犯人だと思います……どうやったのかは私自身分からないんですけど、それが出来る前後の話を……話をしなきゃ駄目ですよね?しかも下手したらもう一回やって見てとかありますよね……一人アカペラカラオケ(見せたくない秘密)を師匠やイホウンデーさんの前でやらなきゃいけなくなるんじゃ?

 数分前の私ーーー!!なぜ大人しくしてなかった!!?全力で後悔している数分後の私がいるんですけどぉぉぉ!!?





◇◆◇◆◇◆





 現在、目的地に向かい上空900M地点を飛んでいるウィッチとハードウィケ、ウィッチは自称箒にハードウィケは途中着けたでウィッチの箒にワイヤーで繋がって牽引されてるようになっているグライダーっぽいものに乗っている。

 そして先程、何者かによる魔力砲による襲撃を受けた直後であった。


「危なかったですね姐さん、さっき飛んできた魔力砲ってなんだったんですかね?当たってたらと思うとゾッっとしますよ」


「あたしはともかく、ハードウィケは当たり所悪いと死んでる威力だったねあれ」


「ちょ!?洒落にならないですって姐さん!!所でさっきの魔力砲、おかしくないですか、今この世界であんな威力の魔力砲撃てるのなんて姐さん位しかいないじゃないですか……何がなにやら」


「あー……あの出力の魔力を出すだけなら一人心当たりがあるわ」


「あの威力を放てる者に心当たりねぇ……狙撃されるような恨みでも買ったんですか?」


「……恨みって、そんな事は「姐さん!!もう一発来てます!!」っ!!緊急回避ぃぃぃぃ!!」


 油断していたところに二発目の魔力砲が来ていた。

 直撃コースをハードウィケの叫びで危うく直撃を回避……出来なかった!!

 魔力砲自体ははウィッチとハードウィケには当たらなかった……がハードウィケのグライダーを牽引しているワイヤーを焼ききっていった。

 ハードウィケの乗っているグライダーは牽引している位なので自力飛行タイプではない……つまりワイヤーが切れたという事は……()()()しかないのである。

 しかも緊急回避により飛空体制のバランスが崩れており、滑空も出来ずに錐揉み回転しながら墜ちているのである。


「うっっっっっそぉぉぉぉぉぉぉ!!?ああぁぁぁぁぁねぇぇぇさぁぁぁぁぁん!!おおおぉぉぉたあぁぁぁすぅぅぅぅけえぇぇぇぇぇ!!」


「体制を立て直せ!!そのままだと此方から助け出せない!!まず錐揉み状態を何とかしろ!!」


「グライダーの羽に張ってあるワイヤーまで切れちまってて制御不能何ですよ、姐さん!!」


「根性で何とかしろ!!」


「無理です!!ここに来て精神論とか状況を打開できないですよ!!脱出します!!」


「駄目だ!!そのグライダー高かったんだからこのまま墜落でスクラップは許さん!!」


「ちょ!!?俺の命とグライダーどっちが大切なんですか!!?」


「当然グライダーだ!!当たり前だろう!!」


「あああぉぉぉねさあぁぁぁんんんん!!?」


 数秒後何かが地面に激突した。

 幸いこの事故による死者はいないようである。

 






 

撫子) ちょっ!!?これ不味いじゃないですか!洒落じゃすみませんよ?

作者) そうだよねぇ、歌詞も変えてあるし一応伏せてあるけど、これって大丈夫なん?

撫子) そっちもですけどそうじゃなく、何で私ですか!私がウィッチさんを打ち落としてるんですか!!?しかも二発目って作中じゃ撃ってないですよね?ついでに言うなら一人アカペラカラオケって私すごくイタイ子になっちゃうじゃないですか!!

作者) まぁその辺は次回でされるんじゃない?後イタイ子って今更じゃ?

撫子) 何であなたが疑問系なんですか!!

作者) そのときになって見ないとわかんないから。


はい、という訳で一応伏せはしましたがどうなんでしょう……これはもしかしてアウトですかね?

誤字脱字や、ここはこうしたほうがいいと言うのがあれば教えていただければ幸いです。

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