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半分魔女になりました。  作者: まひろ
第二章 私の始まり
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私の初めての異世界見学

 がんばって書いてたんです……本編進めようとしたんです、でもなぜか話がおかしな方向に進み始めてる気がする今日この頃。

こんな拙いものでも楽しんでいただけたら幸いです。

 「ふぁ~~んたすてぃっく!」

 はい、のっけから意味分かりませんね、すみません。

 いやですね、精神的大ダメージから回復した後、トリックスターを手当てして変な友情が芽生えたりとかあったんですが……主にウィッチさんのスカイダイビング対応や運転の愚痴ですが、トリックスターに至っては自身の扱いが雑すぎるって嘆いてました……実際雑ですしね。

 で、周囲の状況を確認できるくらい余裕が出来たんで改めて確認したんですが……すごいですねここ。

 車っぽいものが見た目SFっぽいので街なども実はSFっぽいものを想像してたんです。

 どんなものを想像してたかって?……そうですね、バック○ューザ○ューチャーの未来みたいなですかね、古いって?一度見てみてください面白いですよ。っと話が剃れました。

 それでこの街がどうなってるのかと言うと、一言で言うなら森です。木そのものが家であり、道であり、城でもあるみたいなんです。

 でもですね、ゲームとか、物語とかで出てくる巨木に家とか建てて住んでるとかじゃなく、木……いえ、森そのものがここに住む人たちに協力して住みやすく形作ってる感じなんです。

 誰かの手の加わった人工物が無いんですよ、でも街として成立している……私のボキャブラリーが足りなく言葉では表現仕切れません。とにかく自然なのに自然じゃないと言うありえないものが広がっているんです。

 そして冒頭の台詞になるわけです。


 「すごいでしょ撫子、この街は絶対に人間には不可能な街なんだよ。そしてこの街にある木一つ一つ全てが精霊のトレントなんだ。そしてトレントと協力して【天族】【魔族】【妖精族】が作り上げていった街のひとつなんだ」

 これを作り上げた、ですか……こんなことできるのはそれこそ神か悪魔か……いえ、ここは神や悪魔が住む世界でしたね。いい加減自身の物差しだけで見ることの愚考を改めないと。ここは私の常識は通用しないのですから。

 

 「さて、ここからの移動だけど飛べない種族は基本これに乗って移動するよ」

 そう言ってウィッチさんが乗ったものは大きなヒマワリみたいな花でした。ですが私はそれに乗るのを渋ります……だって……ねぇ、分かりますよね?怖いんですよ。

 ですがトリックスターは躊躇無くそれに……乗ってませんね、浮いていやがります。裏切り者め!!

 ……また……覚悟を決めないといけないと言うのですか……私は今日ほど不幸なことは無いと思いますよ。そうして恐る恐る乗ると……不思議な感触ですね。すごく弾力があるような感じだし柔らかい、これ土足にしていいんですかね?


 「そんなに疑いながら乗らなくても……あ、そんな目で見ないで、あたしが悪かったから怒らないでよ~それにこれはそんなに危ない運転は出来ないし」

 そんなことを言ってくるウィッチさん、自分で危ない運転って分かってるならやらないで下さい……そして、事乗り物や移動に関することは今はトリックスター以上にウィッチさんは信用できないんです。この体になってから私のトラウマを一体いくつ増やすつもりですか!?このままトラウマが増え続けたら何処かに引きこもっちゃいそうですよ?

 

 そんなことをしていたらヒマワリ……名前分かんないんでとりあえずヒマワリと呼びます、はゆっくり移動し始めました。速度は自転車くらいですかね、でもやっぱり怖いんです。何でかって?だって今いる此処結構な高さですよ、高度50M位ですか?実はこの街は森の木の上部に位置するんです。そして道はそれぞれの巨木の枝が網目のようにそれぞれの木と繋がって出来ている空中庭園みたいな状態なんです。

 で、ヒマワリは道に沿って進むのではなく目的地にゆっくり飛んでいくタイプみたいで……落ちたら50M下に真っ逆さまって状態で怖いんです。私に高所恐怖症まで付加するつもりですかウィッチさん?

 今の私はウィッチさんの足にしゃがみながら掴まってる状態でガタガタ震えているんです。え?それはもう高所恐怖症で手遅れだって?大丈夫ですもう目を瞑ってる状態なので何も見えなくて怖くないんです……怖くないんですったら!

 

 そしてしばらく移動して今私達は一つのお店の前にいます。


 ― 食事所 クトゥルフ ―


 ……ええ、看板はあるんです、『食事所 クトゥルフ』ってなってるんです。でもね、外観がちょっと……これ絶対外観お城ですよね?この街のど真ん中で一番大きいんですが?ついでにクトゥルフってどうなの!!?

 

 「ウィッチさん……ここは一体何なんですか?」


 「ん?ここは定食屋で、この街の中心で、あたし達の目的地だよ?」


 「いえ、そうではなく……もういいです」

 慣れろ!慣れるんだ私!!恐らくウィッチさんと関わると言うことは今後もこういうことはよくあると思う。実際に短時間で二度目だし……毎回気にしてたら私の精神が多分持たない!!

 そんな風にご都合主義って実際目の当りにすると疲れるなぁって思ってる横でトリックスターがさっきから大人しいので見てみると……何か俯きながらすごく深刻そうな顔して若干震えてます、どうしたんでしょう?


 「どうしたんですかトリックスター、顔色が悪いよ?拾い食いでもしておなか壊しました?」


 「撫子の中のトリックスターちゃんはどうなってるのか問いただしたいんだけど?拾い食いなんてしないよ!……ちょっと覚悟を決めてるだけ」

 トリックスターはトリックスターで思うところがあるようです。まぁ気にしてもしょうがないですね、それよりも自分の心配をしましょう。ウィッチさんのことです、気をしっかり持たないと精神がゴリゴリ削られていく予感がします。……これって私のメンタルが弱いのですかね。どうなんでしょう?

 さて、私も覚悟を決めたところでこの定食屋の入り口は何処でしょうか?


 「開け~……ゴマ!!」


 ウィッチさんがそう叫ぶと何も無かった木の壁が突如左右に開いていく……突っ込んだら負け!突っ込んだら負け!!何かこう色々ゴチャ混ぜ感があるが突っ込んだら負けなのです!!!

 ……おかしいですね、私胃がキリキリしてきましたよ、こんな状態で食事できるんですかね?胃薬ほしいです。

 さて、ウィッチさんが入っていってしまったのでとりあえずついていきます。トリックスターは私の影に隠れるようについてきます。ホントに、妙に大人しいです、どうしたんでしょう?

 そうして定食屋の中に入って行きその内装を見て私はまた言ってしまうのです。


 「ふぁ~んたすてぃっく……」


 外観のお城とは違い内装は定食屋っぽいんです。何でぽいのかって?それは間取りが定食屋っぽいからですよ、カウンター席があってお座敷があって、奥には若干厨房も見えますね。ただこの内装に使われてるのが全部木なんですよ、それも加工されたんじゃなく木が自身でそういう形になったとしか思えないような造りなんです。カウンター席に備えられてる椅子までそういうつくりなんですよ。これを見て思ったのは超自然!でも不自然すぎる!!ですかね?

 そんな風に店を見ていたら奥の厨房から人……じゃないですね、鹿耳の綺麗なお姉さんが和服の着物にエプロンで出てきました……突っ込みませんよ私?


 「いらっしゃいませ~何名様で……ウィッチさんじゃないですか。お久しぶりです。今日はどんな御用事ですか?」


 「今日は普通に客として食事に来たのさ。連れもいる、紹介するよ、この()は『撫子』と言うんだ。まぁあたしの家族だよ」

 そう言いながらウィッチさんは私の背中を押して前に出した。え?ちょっと待って、そういう流れなんですか?そういう流れなんですか!?これ私しゃべらないといけないの?どう言えばいいのさ?

 突然話を振られた私は相当あたふたしていたのかそれを見ていた鹿耳のお姉さんは自分から自己紹介してくれた。

 「初めまして、うちはイホウンデーって言います」


 「う…あぅ……撫子……です」


 「はい、これからよろしくお願いしますね。撫子ちゃん」


 「は…い、お願い…します」(ぺこり)

 ……隅で体育座りしてていいですか?この受け答えじゃ本当に子供みたいじゃないですか……自身の行動に泣きたくなってきます。

 そんな風に心の中で盛大に落ち込んでいたらウィッチさんとイホウンデーさんはまた話し始めました。


 「それはそうとウィッチさん、うちの旦那様は何処にいるか知りません?」


 「ん?いや、あれ?……何処に……おい、何でお前はあたしの後ろにいるんだ?」

 ウィッチさんは周りを見だして後ろに振り向きました。

 

 (い……いや~トリックスターちゃんお腹減ってないから外で待ってようかなぁっと……ア、アハハ)

 すごい小声ですねトリックスター、そしていつの間にか私の後ろからウィッチさんの後ろに移動してますね。


 「ウィッチさん後ろどうかしたんですか?」

 そう言いながらイホウンデーさんはウィッチさんの後ろを覗きました。そしてトリックスタートの対面です。イホウンデーさんに見つかってトリックスターの顔があきらかに引きつりました……この流れからするとトリックスターは何かいたずらでもしようとしてたんですかね?などと思ってた時でした。


 「旦那様!お会いしとうございました!!」

 感極まってかイホウンデーさんは目に涙を貯めてトリックスターに抱きついたのでした……って今トリックスターを旦那様って言ったの!!?


 「離せ!離せイホウンデー!!ボクは君の旦那になったつもりは無い!!」

 そう言いながらトリックスターはイホウンデーさんの腕の中で必死にもがいています……というかトリックスター、一人称が『ボク』になってますよ。もしかして今までのはキャラ作りですか?

 …………違う!そうじゃない!トリックスターあなた、『妻』持ちだったんですカーーー、カーー、カー、(エコー)

 ……何か負けた気がしますね、自身なくします。それはそうとウィッチさん、過去にボッチ宣言したことありましたけど……もしかしてトリックスターに強く当たってたりとかしたのは(ひが)みも入ってたりしたんですかね?

作者) はい、と言うわけで……どうしてこうなったんでしょうか?

撫子) それは君があほの子だからだよ。

作者) 否定はしない!それよりもそんな胃の状態で大丈夫か?

撫子) 大丈夫だ、問題ない。……きっと誰か胃薬を送ってくれるはず。

作者) 子供の頃から薬を飲むのはお勧めしないぞ。

撫子) 誰のせいだ!!


とまぁ、あとがきで一寸遊んでみたくなった作者です。

矛盾点や分かりにくいところ、こうしたほうがいいと言う意見がありましたら教えてくれれば幸いです。最大限努力します……努力が実るかは別ですが……


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