俺の本当の敵は・・・・・・
やっちまったぁぁぁぁ!!毎日更新できませんでした……
すごく難産だったけど……多分ここまでだと思う……思いたいなぁ
相変わらずの拙い文章こんなものでも楽しんでいただければ幸いです。
「これが撫子たちの知らない話かな……そしてあたしは最初から今のような魔法を使えたわけじゃない」
そう言ってウィッチさんは話し終わった、話された内容は俺の想像の範疇外で……それでも嘘を言っている雰囲気も無く、トリックスターと言う存在もいる。俺が今まで調べ信じていたものがどれだけ小さかったのか、そして調べたものですらどれだけ嘘で固められていたのか……今俺は俺自身が分からなくなった、これならいっそ何も覚えていないほうがマシだったと思うくらいには。
「ウィッチさんは……俺をウィッチ・ウィークにするとか言って、こんな話までして……何を求めてるんですか、俺はウィッチさん達からすれば敵である【人族】ですよ?」
分からなかった、ウィッチさんにとって俺を助けることはメリットが無いと思う、先ほどの話どおりなら俺は魔力を持たない【人族】であり敵なのだ……俺だったら絶対に俺を助けたりしない。
「撫子が今何を思ってるかあたしには分からない、ただあたしからすれば【人族】は敵ではないんだよ。まぁ【人族】そのものにはあたしの知ってる世界と同じで馬鹿だなぁって思うくらいで……あたしに敵がいるとすればあたしに【人族】をけし掛けたやつだ。【人族】の【王族】含めほとんどはそいつらに踊らされてるに過ぎないんだろうね」
ウィッチさんは【人族】はただ操られているだけと言った、それは俺の中を全てぶち壊す言葉だった。
それが真実なら俺は何と戦っていたのだろうか……何のための戦いだったのだろうか
「あたしの敵は……あたしと一緒にこの世界に来た同僚、同じ日本人達なんだよ……そして撫子も日本人だよね、あたし達とは別の方法でこの世界にきたと思うんだけど……その辺どうなのかな?」
血の気が引いてく感じがした……俺を助けたんだから無いと思いたいし実際俺は前々世(?)はともかく日本人ではない、でもはっきりと日本人が敵と言い俺を日本人と断定してきた。つまりウィッチさんは俺という日本人を殺すために生かした?
「そんな怒られるの待つ子供みたいに震えなくてもいいんだけど……ただ話しておかないといけないと思って、恐らくだけどあたし達みたいに世界を越えて来た者は魔力を保持すると思われる事、そして撫子はその体になる前から魔力を保持していたのそれが一つ、後はあたしのとんでもない話について来れるのは日本人だと思われるから……確証は無いんだけどね、それで【君】は誰なのかな?」
……どうしようか迷った。答えは決まっていたがそれでも迷ってしまう。そしてなぜ迷うのか分からないままこの世界で生まれたこと、戦争に参加したこと、前々世は日本人だったことを、話した……
「……そっか、そういう事もあるのか、あたしもあいつらの事言えないなぁ……自身の知識の先入観で決めてたところあるわ、それは駄目だと何時も自分に言い聞かせてたんだけどね」
ウィッチさんは真剣に俺の話を聞いた後何とも言えない顔はしていたが話を信じてくれているみたいだった、こんな突拍子も無い話を疑うことなく。
「ウィッチさんはそういう話を……信じれるんですか?俺は自分が信じれません。自身の体験は夢みたいな事で曖昧な部分が多々あって、それを信じようとしてもその信じようとしたものは嘘がほとんど……俺って一体何なんでしょうか?」
「……この世界に来て、善い事も、悪い事も含めて絶対って言葉は無いって事は嫌というほど思い知ったからね、自分の価値観で決め付けないようにしようと思っているんだ。それでも人間ってやつは同じことを繰り返すんだ……だからあたしはありのままの言葉をまず受け入れてみようと思う、正しいことも間違っていることも、まずは受け入れてみようと……その後の判断は人それぞれ、さし当たって泣きながら話す撫子の言葉は信じてみようと思うよ」
どうやら俺は泣いてたらしい何で泣いてたのか分からない本当にこの体は俺の言うことを聞いてはくれない……でも話すことですっきりすることもあるのだろう、だからこんな風に言ってくれる人を信じてみようと思う。
さて、ここから始めてみよう、新しい俺をもう一度……
自分でも無理矢理だったかなぁ……なんて思ってたり
何かおかしくね?などと思ったら指摘していただければありがたいです出来るだけよくしていきます。
ウィッチの一人称変更私→あたし




