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急いで上げたため誤字脱字が多いかもしれませんがご了承下さい。
帰宅次第、見直しの方を行います。
あの叔父の不用意な発言から4日がたった。
正直にいうと現在俺は相当暇だ。
基本的に授業が終わる→家に帰る→本を読むor寝るという学校に行ってなければ引きこもりではないかという生活を現在は送っている。
最初は久々の休みなんだからはねを伸ばそうと意気込んでいたが日がたつにつれてやることがなくなっていった。
初日はたまっていた本を読んでいたが、流石に2日もたてば大抵の本は読み終わってしまうため、3日目に突入して早くも暇を持て余してしている。
家でごろごろしていてもやることがないので暇すぎる。
今まで暇な日がほしいとか思っていたが、今はそんな昔の自分を殴ってやりたい。
ちなみに達也はというと部活やバイトで現在は非常に忙しいらしく、俺が誘ってみてもそっけない返事しか返ってこない。
こんな時に限って、忙しいとは本当に間の悪い奴である。
そして、驚くことに俺はこの3日間ダーツを全くやっていないのだ。
何度か行こうとはしたが、駅前まで行くと遠回りで家まで帰るはめになるので、積極的に行こうとはしていない。
1度ゲームセンターには行ったのだが、その日はダーツの台が全台埋まっていたため何もせず帰ってしまった。
今思うとなんであの日にやらなかったのかと後悔だけが残っている。
なのでとにかく今はダーツがやりたい。
こんなにダーツをしなかったのは久しぶりだ。
そう考えながらふらふらしていると、駅前のゲームセンターまでたどり着く。
駅前のゲームセンターには10台ほどダーツの台が用意されていて、最新のものから旧式のものまで様々な台がある。
ちょうど日が暮れるころになると、ダーツをやりにくる大学生で店内が賑わいをみせる。
ここでダーツをやっている人が少しでも俺のバイト先まで流れれば、叔父の店も儲かるのに。
ちょうどいいから久々に投げるか。
そう考え、俺はゲームセンターの中に入った。
駅前のゲームセンターは4階建てでダーツの台はその最上階に置いてある。
階段を登って行くと、俺と同じような格好の学生がわんさかいる。
中には俺と同じ制服の奴もいるため、ここはこの学区近辺の学生のたまり場と言うことが分かる。
さて、ダーツの台はどこにあるかな。
あたりを見回すと、奥の方にダーツの台が設置してあった。
やっぱり、誰もいないか。
予想通りとはいえ、少し残念な気持ちになる。
なぜ大学生は、ダーツをする人が多くて高校生は少ないのか。
それにはお金の問題があるからだ。
ダーツは1回ゲームをするのに100円かかるので、高校生のお金じゃ基本的には持たない。
例えば1日6ゲームやったとして600円ぐらいかかってしまい、週1回1ヶ月通ったとして、2400円になるのでバイトをしていない高校生にとっては結構きつい金額である。
さらにダーツは感覚が重要になるため、週1回ぐらいだと感覚が鈍り上達のスピードが遅くなる。
そのため思うように上達しなくなるため、高校生ぐらいだとダーツをやらない人が多い。
そんなことにお金を使うなら、カラオケやボーリングに行ってお金を使う方が得なわけだ。
高校生でやる人と言えばそれこそ俺のようにダーツがものすごく好きなやつぐらいだろう。
ダーツ台の方に歩いて行くと階段から視角の所に設置してあるダーツ台でダーツをやっている女の子がいた。
1人でダーツをやっている女の子は実は珍しい。
複数人でやっている女の子はよく見かけるが、1人でやっている女の子を見るのは実は非常に珍しいのだ。
今まで俺が見た中では佐伯さんぐらいしか見ていない。
面白そうだし、ちょっと様子を見るか。
そう思い俺はダーツをやらずに傍の柱の陰から少女がダーツを投げているのを眺めることにした。
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