始まり
オリジナル始めました。ノリと勢いだけで書いてますのでどうぞよろしくお願いします。
ここは現代日本。子供は学校へ行き、大人は会社で仕事をし、主婦は家事をしている。
しかし、この現代では皆が「魔法」が使えた。5歳ほどから火、水、土、風の中から自分に合った魔法を使い始め、農業、工業など、生活に役立ててきた。当然のことながら魔法を犯罪に使うものもいた。しかし、その者達を取り締まる組織「自警団」がある。警察とは違い、優秀な力のある学生で構成された組織。そして、その組織に所属する青年・・・・・
俺が大学生になってから二度目の春が来た。桜が咲き、何かが始まりそうな季節だが、俺の気は重い。なぜなら
「おう!涼太!やっと来たか!」
「なんであんたがいるんだ・・・」
俺の目の前にいるのは暑苦しいオッサン・・・もとい、俺の保護者「切旅 心」は頭はいいが一般のサラリーマンで決して大学教授ではなかったはずだ。
「お前がコミュニケーションをとってくれないから、俺大学教授になっちゃったよ。涼太が友達いるのか俺心配!」
「余計なお世話だ!そしてそんな理由で会社を辞めるな!他の人に迷惑だから!」
「まぁ、真面目な話、犯罪が増加の一途を辿っててな。うちのグループのリーダーであるお前に連絡しやすいように学校側も協力してくれた。」
「あっそ。正直身内の講義なんて聞きたくないが、了解した。」
「まぁ、そんなに煙たがるな。それよりも1限目そろそろ始まるぞ?」
「あ!やべぇ、急がないと!じゃあな!」
歯車が回り始めた。俺はこの時、何も知らなかったんだ。