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ついにアレが…
ホントなんなんだろう…。
生物Xは見ているというかメンチ切ってる?てなぐらいの熱すぎる視線を送ってき続けている。
「ねぇ宮さん、もうアレ放っておいて行きましょう。
僕早く病院行きたいですし、ここいてもしょうがないでしょ?」
そう…ですよねぇ。ちょーっと触ったり撫でたり触ったり触ったりしたいけど…。
「宮さん?み~や~さ~ん?お~い!そこのオバサン~」
「だれがババアだ?あ?まだ29歳ですけど!」
この腐れ色ボケオヤジがぁぁ!
「おぉ!ヤンキー復活ですね。人がずっと呼びかけてるのに返事しないからですよ。そんなにアレ気になるんですか?」
コイツ…また人をヤンキー呼ばわり…。上司じゃなかったら3倍返しなのにぃ~。
噛みつきたいのを我慢してこたえる。
「気になるっちゃあ気になります。
見たことない生き物ですし、さっき草野さんに噛みついたのだって、いきなり掴まれてビックリしたんじゃないですかね?若しくは若作りのオッサンに驚いてつい…かもしれないですしね。」
「本当に失礼なヤンキーですね。でも僕今若返ってるんでしょう?若作りじゃないじゃないですか。」
「アレ?図星でしたね?ウフフフフ」
二人でギャアギャア罵りあっているのをアレは…………見て…………見て…見て…食い入るように見て…
「いや~ん!お嬢ちゃん可愛いじゃな~い。ちょ~タ・イ・プよぉ~」
!!!!
しゃべった!!
………明らかに男の裏声で…。