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お気に入りにして頂いている方がいてビックリしております。

有り難うございます。

見たこともない派手な色した生物?Xは、まだこちらをじっと見つめている。

翔子は思った。


………可愛い。


もともと、ちょっとブサ可愛いと称される生き物が大好きなのである。

犬でればチワワやトイプードルよりも、間違いなくバグやブルテリア派だ。


……近づいて触ってみたい。


チラリと横の上司を見やると噛まれた手からは血が出ている。

結構凶暴なのか。

マヌケな顔からは窺えないが…。


「宮さん何ですかねぇコレ?

病気とか持ってたら嫌だなぁ。

結構深く噛まれたんですけど。」


再度上司を見るとまだ血は止まらない様で少し焦った。

何か止血する物はないかとパーカーのポケットを探ってみると、一応乙女?らしくハンカチがあったので生物Xを刺激しないように見つめ合ったまま、ゆっくり上司の所へ行き、傷口をみる。


…結構ガッツリ噛みつかれてるなぁ。

縫わないとダメかも。


冷静に傷口をみながら止血する。


「上手いものですねぇ。

私繊細なので傷口見てるだけで、倒れそうですよ。

いだっ!」


「やんちゃな弟が二人もいたので慣れてるんですよっと。

ああ、手は心臓より上に上げておいて下さい。」


憎まれ口を叩く元気はいっぱいありそうなので、最後にもう一度グッとキツく縛って止血完了。


…あのハンカチ、前いつ使ったか覚えてないなぁ。…汚な!

まぁ、旅行前にパーカーを洗濯したときに一緒にキレイになってるだろう。

今着てる服で傷口触るよりマシ!

ガッハッハと、乙女どころかどこの豪快なオッサンだってな具合に独りごち笑う翔子を手当てしてもらった手間、なんとも言えない表情でみる草野。

そして、あのドピンク生物Xは………

まだこちらを見ている…。

まだまだ見てます。

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