表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

3

思えば短い春でした…。


私はいわゆる〈ツイてない〉女である。

物凄く不運な訳ではなかったが、何故か少し運が悪い。

目当ての店に行くと年中無休の店が臨時休業なんてことは高確率で起きるし、良く晴れていたはずの天気は私が外に出ると雨が降り出す…といった具合にビミョーについてないのだ。

そんな私も29歳になり、永久就職の予定もない為考えに考え思い切って転職することにした。

一般事務の仕事を辞め、努力の末取得した宅建資格を活かすべく不動産業界へとダイブした。

入社して半年。

何とか慣れてきた頃社員全員で社員旅行に行くことになったのだ。


美味しいご飯に楽しい観光地。

温泉サイコ~!!

この会社に転職してからツイてるかも… って思ってたけど、自称ツイてない女である私が急にツキ始める訳がない。

目の前の状況から現実逃避を図っていた私だが、いつまでも目をそらしてはいられない。


「あんたは何でまた寝てるんですかー!

起きろー!」


そう、気絶から目覚めたら両手を胸の上で組み熟睡している上司から、目をそらしてはいられない…現実を見なくては…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ