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好きな人のスマホの待ち受けに転生した俺、美少女のヤバすぎる溺愛から逃げられない――ブタ鼻に加工されてもキスってされますか?

作者: tom_eny
掲載日:2026/01/31

もしも「好きな人のスマホ」に閉じ込められたら? という妄想を全力で形にしてみました。 ちょっとシュールで、かなり重たい純愛を楽しんでいただければ幸いです!

もしも、好きな人のスマホの中に入ってしまったら? 甘酸っぱい初恋は、ある事件をきっかけにデジタルな修羅場へと変貌する——。


画面越しの初恋


Ⅰ. 衝突と光


その日、俺、山崎ハルトは人生最大の不覚を取った。 昼休み、廊下の角でクラス一番の美少女、佐藤アカリと激突したのだ。 「ご、ごめん! 大丈夫!?」 床に滑り落ちた彼女のスマホを拾い上げた瞬間、俺の心臓は停止した。 点灯した画面に映っていたのは、体育祭で泥だらけになって笑う、無防備な俺の隠し撮り写真だった。 「ひっ…!」 アカリは顔を真っ赤にして悲鳴を上げると、ひったくるようにスマホを奪い、風のように走り去った。 呆然とする俺の視界が、急に砂嵐のようなノイズで塗りつぶされる。 (彼女は俺が好きなんだ) そう確信した瞬間、俺の意識はブラックアウトし、電子の渦へと飲み込まれた。


Ⅱ. 禁断の特等席


次に目を開けたとき、俺の目の前には、空を覆うほど巨大なアカリの顔があった。 どうやら俺は、あの待ち受け写真の「俺」になってしまったらしい。 「ハルトくん。今日もお疲れ様」 夜、自室。照明を落としたアカリが、スマホを顔に近づける。 ――ちゅっ。 ガラス越しに、アカリの唇が俺の頬に触れた。 (なっ…!?) その瞬間、俺の顔面は羞恥でモザイク状に崩壊し、画面全体がオーバーヒートしたように真っ赤に点滅した。 「ハルトくんは、私のお守りなんだから。……大好きだよ」 また、そっとキス。甘い。でも、もどかしい。こんなに可愛い子が、俺をこんなに愛してくれていたなんて。


Ⅲ. 恋敵の自滅(デジタル敗北)


だが、その至福は最悪の形で破られた。 クラスの秀才・田中が、俺のデータを奪い取ったのだ。 俺の顔はAIで醜いブタ鼻に加工され、周囲には「ゴミ」と汚い文字が躍る。 「さて、ストレス発散の時間だ。愛してやるよ、ゴミクズくん」 田中がニヤリと笑い、その汚れた画面に分厚い唇を押し付けた。 (……アカリ以外の奴に、触れられてたまるかぁぁぁ!!) 俺の魂が怒りで沸騰し、超常現象的なハッキングを引き起こす。 「グェエエエエ!!」 田中のスマホから、鼓膜を突き破るような「ブタの断末魔」が鳴り響いた。 次の瞬間、スマホが爆熱を発し、田中のSNSが勝手に起動。加工された俺の顔が、田中の自撮り写真と合成され、「僕はブタです、愛してください」という文章と共に全校生徒へ一斉送信された。 「な、なんだ!? 止まれ、止まれぇぇ!」 泡を吹く田中のメガネが、画面の放電でパリンと割れた。


Ⅳ. 独占欲と、愛の浄化


「田中くん……私のハルトくんに、何してくれてんの?」 教室に、氷点下の声が響いた。アカリの瞳は真っ黒に据わっている。 彼女は煙を吹く田中のスマホを素手で奪い取ると、画面の中の無惨な俺を見つめた。 「……こんな汚い落書き、私が全部、上書きしてあげる」 アカリは火傷も厭わず、高熱の画面に何度も、何度も、深く口づけた。 「私の……私だけのハルトくんなんだからぁ!!」 愛の執念が物理法則を凌駕し、スマホが眩い光と共に完全に沈黙した。


Ⅴ. エピローグ:逃げ場なしの愛


一週間後。田中は自爆した変態画像のせいで居場所を失い、転校していった。荷物をまとめる田中に、アカリが冷徹に告げる。 「田中くんのデータ、私のスマホには1バイトも残したくないの。さよなら、ゴミ箱行きの恋」


放課後の教室。 「ハルトくん、この問題わか――ブブブブブ!」 緊張で腹部からバイブ音が鳴り響く俺に、アカリが最高の笑顔で真っ黒なスマホを突きつけた。 「ハルトくん、これからは他人の女の子と目を合わせるのも禁止。またどこかに行こうとしたら……次は私、ハルトくんを私の部屋の地下室に閉じ込めちゃうかも」 「……!」 俺の体から激しい「ピッ、ピッ!」という警告音が鳴る。アカリが見せた待ち受け画面は、真っ赤な背景に彼女のキスマークだけがびっしりと並んだ異様なものだった。 「これを見て、毎日私が誰のものか思い出してね?」 翻弄される俺だったが、ふとアカリの手首を掴み、彼女を壁際へ引き寄せた。 「……地下室なんて必要ないだろ」 俺は彼女のスマホを奪い、自分の額に押し当てた。 「俺の魂、もうアカリの指先にハッキングされてるみたいなんだ。だから、あんまり不安になるなよ」 今度はアカリの顔が、俺の後遺症並みに真っ赤に染まった。


帰り道。「愛の副作用」で撃退音声が爆音で再生される俺を、アカリは「今の着信音にするね!」と楽しそうに眺めている。 画面の中よりずっと熱くて、ちょっぴり怖い。でも、これ以上ないほど愛おしい現実の世界で、俺たちの恋は永遠に同期されていく。


#AI補助利用

最後までお読みいただきありがとうございます! スマホのバイブ音が聞こえるたびに、ハルトの受難(?)を思い出していただければ嬉しいです。 面白いと思っていただけたら、広告下の【☆☆☆☆☆】やブックマークで応援をお願いします!

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